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杏林大学様

「物怖じせずに英語でコミュニケーションがとれる人材に育って欲しいです。」

杏林大学GCP 三浦 秀之准教授

オンライン英会話を導入したきっかけを教えてください。

まず、GCP(グローバルキャリアプログラム)発足にあたり、留学前に日本人が一番苦手とする「カンバセーション」に関して、授業内でどのようにカバー出来るものか、学内でも検討しておりました。様々議論した結果、マンツーマン形式が一番望ましく、コスト面でも理想にかなっているのがオンライン英会話ではないかということでまとまりました。

導入時、他社サービスと比較した際、印象として残っている違いはありましたか?

留学前に「物怖じせず他者と会話する力」をどうやって定着させるか検討していた頃、当時杏林大学の副学長であったスノードン先生からのご紹介もあり、QQ Englishの代表・藤岡さんとお会いする機会を頂き、セブ島の視察をさせて頂いた結果、最終的にQQ Englishに決定致しました。

オンライン英会話を授業に導入するにあたって大学内で検討課題としてあがった内容はありましたか?

オンライン英会話のレッスンをどのような位置づけで受講させるか、そのプログラム構築に時間を要しました。話し合った結果、最終的に、英語コミュニケーション力の底上げとして「補講」という位置づけでGCP対象者へ受講させる方向と致しました。また、最初は”フィリピン人英語のなまり”等に関する懸念や意見は出たものの、学内で協議し、結果的にはフィリピン人の英語力の高さやホスピタリティの高さ、分かりやすいクリアな発音といった点が評価され、導入に至りました。アメリカ等に留学をする前の事前学習としてオンライン英会話で英語コミュニケーションに慣れる必要性に関しては学内でも賛同を得ることが出来ました。

GCPでオンライン英会話を導入頂いてから今年で4年目に入りますが、この4年の年月の中で運用面や変化は出ておりますか?

良い変化が出ております。まず、こちらのオンライン英会話プログラムは留学した学生アンケートの中で、”やっていて良かった施策”の上位にあがっております。また、1年目は前期のみ25分週1回(25分)実施しておりましたが、2年目以降は前期・後期で週2回(50分)と通年の実施数、および総受講回数を2倍に増やしておりますが、学生からも学内からも評判は上々です。何よりも、学生自身が「留学前の準備として活用出来て本当に良かった。」と実感している点に関しては非常に嬉しく思います。

英語コミュニケーション力測定のための”外部試験”として、どのようなテストを使っていますか?

大学として、TOEIC® Bridge TESTは入学前に必須受験としています。GCPの学生に関しては毎年7月にTOEIC®(LR)受験を義務付けています。また留学前後でTOEIC®(SW)も受験しています。

2019年度よりレッスン受講ツールが”Classroom”に変わりました。率直な感想をお聞かせください。

以前なではSkypeやその他ビデオツール等で同時受講を行っており、インターネットの帯域の問題やSkypeアカウント取得等に時間が取られておりましたが、現行のClassroomではSkypeアカウントの取得不要、GoogleChromeブラウザやiOS等の専用アプリで動いているので操作が簡単になりました。通信速度も軽いため、学生からも「受講しやすくなった」とポジティブな意見を聞いております。

昨今の英語教育改革に関してはどのように思われますか?

インターン制度の強化、海外からの留学生の受け入れ制度の強化を計画しております。並行し、英語による専門科目の増加、更には日本語を教育する科目の強化が必要となりますので、学内でも議論を進めている段階です。留学生が日本で学び、卒業した後、日本での就職にも有利になると考えております。

最後に、英語教育を通し、学生にはどのような人材に育って欲しいですか?

GCPの方針としては「英語が話せるから選択肢が広がる」「物怖じせずにコミュニケーションする」をモットーに、学生一人一人の可能性を広げることを最大の目的として掲げてプログラムを展開しております。GCPの取組みを通し、学生が英語というツールを使いこなし、何事に関しても堂々とチャレンジして頂きたいです。GCP運営側も、それぞれのチャレンジを促進出来るように精一杯サポート致しますので、学生に対しても『目標を持ち、夢を実現出来るように最大限努力してもらいたい。』と考えております。そのための環境づくりの努力は惜しみません。

杏林大学:学生インタビュー

杏林大学GCP Ran Nakajimaさん(以降R) / Asami Shinjiroさん(以降A)

カランメソッドとトピックカンバセーションをオンライン英会話で受けて頂いておりますが、大学入学前までは、どのように英語コミュニケーションを学習しておりましたか?

R:私は基本的な高校の英語授業以外は、学習する機会がありませんでした。 A:僕も、基本的な高校の英語授業以外は、学習する機会がありませんでした。

英語授業中は主に「グループレッスン形式」でのレクチャーだったかと存じますが、グループレッスン中はどの程度会話に参加できましたか?

A:僕自身は話すのが好きだったので他の生徒よりももしかしたら会話の頻度が高かったかもしれません。伝わりづらい部分もボディランゲージで何とか伝えようとしたりしていました。

GCP参加を決めた動機は?

R:昨今オリンピック私は地元が基地の近くのため、幼少期から米国の方が多かったので以前から「海外の人と英語でコミュニケーションを取りたい。」という思いが強かったことがきかっけです。可能であれば留学にもチャレンジしたいので、まずはその前にオンライン英会話等で自身の英会話力を上げたり、事前にコミュニケーションの楽しさを学んでから海外に出た方が、より話したいトピックに対し細かく話す機会が増え効果的だと感じているため、まずは事前準備から取り組みたいと思い参加を決めました。 A:僕の地元は埼玉県市所沢市ですが、最近では角川文庫等の企業も「アニメ普及」等の関連でグローバル化が進みつつあります。将来的に、地元の発展にも貢献したいと思っているので、そのためにはまずは英語力を身に着けることが先決だと思いGCPへの参加を決めました。将来は街づくりに携わる仕事をしたいと考えているため、最低限の英語が話せるようになりたいと思います。

オンラインに対する率直な感想は?

R:初めは緊張しっぱなしでナーバスだったけれど、カランメソッドは早く受け答えすることで、英語をスムーズに発話するための良いトレーニングになっていると思います。トピックカンバセーションに関しては”いかにフリートークを習得するか”目的が異なっているため、非常にためになっていると実感しています。

A:2つのカリキュラムを交互に受講するペースが合っており、非常に楽しんで受講しております。先生と画面越しで話す時間が楽しいです。マンツーマンで他に会話する人がいないので「やるしかない」と思えるので、自分には合っていると思います。これまで学習した中の”アウトプットの場”としてトピックカンバセーションを活用出来ているので満足しています。

カランメソッドとトピックカンバセーションを受講頂いておりますが、仮に「カランメソッド」がなくトピックカンバセーションのみ受講していた場合、浸透度はどうなったと思いますか?

R:難しかったと思います。カランが無かったら話す準備が出来ていないので、カランで”英語を話すぞ”とスイッチを入れて、その後にトピックカンバセーションが続くので、よい流れで受講出来ていると思います。 A:最初カランメソッドの動画やデモレッスンの模様を見たときは「早すぎて自分の出来るのか」と不安に思っていたが、いざ始まってみると案外自身が順応できることに驚きました。定着した後にアウトプット型の「トピックカンバセーション」に繋げられるので効果的だと思います。

オンライン英会話以外に英語コミュニケーションの機会はありますか?

R:授業中のネイティブの先生との会話や、アルバイト先での留学生との会話を通して英語コミュニケーションの機会を確保しています。出来るだけ英語で会話するようにチャレンジしたり、伝わり切れない部分はボディランゲージ等で補いながら積極的に臨んでいます。これからもっと機会を増やしたいと考えております。 A:僕は海外の格闘技が好きなので、以前試合の観戦時、好きな格闘家に「ずっと見ていました、応援しています!一緒に写真をとってください。」と英語で話しかけられたことが嬉しかったです。普段の生活の中でも自分から機会を見つけて英語を話すように心がけています。

英語を使い、実際にどのようなコミュニケーションが取れるようになりたいか、具体的な目標はありますか?

R:東京オリンピックの開催が迫っていますが、「翻訳機が使われる」というニュースを見たときに”機械を通さず自身の力で意思疎通出来るようになりたい”と思いました。自分で話すからこそ、自分が伝えたい思いや温度感が伝わると思うので、きちんと自分の言葉で、英語で思いを伝えられるようになりたいと思っています。 A:故郷への貢献、更には海外でも仕事をしてみたい願望があるので、中島さん同様に”機械を通さないダイレクトなコミュニケーション”が取れるようになりたいです。自分が好きな格闘技関連で発展したビジネス等にも関わりたいので、英語や自分が好きな方面での勉強を続けて夢を実現させたいと思っています。

マンツーマンのオンライン英会話に慣れ親しんだ後、次はどのような英語学習を望みますか?

R:オンライン英会話で自信をつけた後、今度は対面式でフリートークが出来るようになりたいです。レッスンのみではなく、普段の会話の延長として英語を話す機会を創出したり、将来役立てられる英語力を身に着けたいです。まずは現状のレッスンをこなし、学校の課題を消化しながら積極的に環境を自ら作れるように頑張りたいと思います。 A:オンライン英会話で慣れた後、グループレッスンにもチャレンジしたいと思っています。マンツーマンの場合よりもハードルが高いと思うので、よりビジネスの場にも近しい”緊張感のある環境”の中で英語を使う訓練をしたいと思います。