「久しぶり」や「久しぶりに」は英語でどう言う?シチュエーションに合わせた言い方を紹介!
久しぶりに会う知人や友人に対して「久しぶり」と挨拶したい時、英語では様々な表現ができます。
とはいえ、日本語では相手によって表現を使い分けるように、英語でもカジュアルな「久しぶり」と、フォーマルな「お久しぶりです」という言い方の違いがあるので要注意です。
この記事では「久しぶりに~する」という使い方もあわせて、「久しぶり」という英語表現の様々なパターンを紹介していきます。
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「久しぶりだね!」カジュアルな表現
友人同士のように気の置けない間柄では、「久しぶり」にもかなり広い言い方があります。
たとえば「Hi!」の一言でも「しばらくだね」という気持ちを伝えることができます。
最もよく知られた「久しぶり」の英語表現は次の言い方ではないでしょうか。
・Long time no see.
(長い間会ってなかったね、久しぶり。)
「Long time no see.」は、日本では中学校までに習う表現として一般的です。
しかし、実はネイティブはあまりこの表現は使いません。
これはピジン英語といって、英語と中国語の混合語の一種で、貿易で意思疎通を図るための代替語の名残とされるものです。
とはいえ、カジュアルな挨拶としては十分に通用する表現ですので、親しい友人などにはどんどん使ってみましょう。
他に有名な表現だと「It’s been a long time.」があります。
・It’s been a long time. How have you been?
(久しぶり、どうしていた?)
「It’s been a long time.」を直訳すると、「最後に会ってからこうして再会するまで、長い時間が経過した」という意味になります。
つまり「久しぶりに会う」という事実を感嘆の気持ちを込めて言い表す表現になるわけです。
「あれからどうしていた?」のように近況を尋ねる表現「How have you been?」を付け加えると、いっそう再会の喜びに実感が伴う言い回しとなるでしょう。
「It’s been a long time.」は、一つの目安として半年以上会っていなかった場合の再会に用いられます。
それより短い場合は「a long time」の代わりに「a while(しばらくの間)」を、会わない時期が数年に及ぶ場合は「ages(長年)」を使うのが一般的です。
さらに、「a long time」の部分に「yonks」を入れると、「久しぶり」のスラング表現となります。
「yonks」とは「長い間」という意味の英単語で、主にオーストラリアやニュージーランドで用いられる言葉です。
「ご無沙汰しております」フォーマルな表現
ビジネスシーンなどフォーマルな場であったり、久しぶりに会う人が目上であったりする場合は、「久しぶり」の気持ちが丁寧に伝わるように表現を工夫することが必要です。
丁寧に気持ちを伝えるためには、たとえば次のようになるべく言葉の省略がない表現を用いるようにします。
・It’s a pleasure to see you again.
(再びお会いできてうれしく思います。)
直訳すれば「あなたに再びお会いすることは、私にとっての喜びです」となり、自分がへりくだって相手を立てる表現です。
意訳すると「お久しぶりです」「ご無沙汰しています」などと言い換えられます。
・Good to see you again.
(またお会いできてうれしいです。)
これもビジネスシーンなどで用いられる丁寧な表現ですが、「It’s a pleasure to see you again.」よりも少しカジュアルな言い回しとなります。
フォーマルな場面のほかにも、まだそれほど親しくない間柄の人との挨拶にも使われる表現です。
また、ビジネスシーンで使うメール文などにも「お久しぶりです」というフレーズを使うケースがありますが、この場合も省略せずに丁寧な表現で書くことが基本です。
・It has been a long time since I last contacted you.
(以前にご連絡を差し上げて以来、長らくご無沙汰しております。)
「since」は「~以来」という意味で、「あなたと最後にコンタクトして以来」と時期を明示しています。
このように、「いつ・どこで・何を・どうした」という事実関係を明確にして盛り込むのが丁寧なビジネスメールの表現であるとされています。
「久しぶりに〜した」はなんて言う?
ここまで挨拶の言葉としての「久しぶり」を、カジュアルシーンとフォーマルシーンの両方で用例を確認してきました。
次に「久しぶりに~した」のように、言動を表す「久しぶり」の英語表現についても確認していきましょう。
表現方法には大きく分けて、「現在完了形」を使った言い回しと、「特定のフレーズ」を添加する言い回しの2パターンがあります。
・It’s been a long time since I’ve played baseball.
(私は久しぶりに野球をしました。)
この表現は、「It’s been a long time since I’ve + 過去分詞」を基本形として「久しぶりに~した」という内容を述べる言い回しとなります。
・I went to the movies for the first time in a while.
(私は久しぶりに映画を観に行きました。)
これは、「for the first time in a while」という特定のフレーズを過去形の文章に加えることで、「久しぶりに~する」という意味を持たせることができる言い回しです。
「久しぶり」の期間が「in a while」より長期の場合は、「in a while」の代わりに「a long time」と言い換えることができます。
まとめ:久しぶりの英語表現は、久しぶりに会う挨拶の「お久しぶりです」と動作としての「久しぶりに~する」がある
「久しぶり」という英語表現には、久しぶりに会う時に交わす挨拶として、「久しぶり」のように友達同士の間で使われるカジュアルな言い回しと、「お久しぶりです」のようにビジネスシーンなどフォーマルな場で使われる丁寧な言い回しの両方があります。
他にも「久しぶりに~する」のように動作を表す場合もあるでしょう。
どのシチュエーションで使われているのかをしっかり見極めて、適切なフレーズを使ってコミュニケーションが取れるよう、練習してみてください。
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