可算名詞・不可算名詞を攻略!数え方を間違いやすい英単語5選

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更新日:2024年9月28日

可算名詞・不可算名詞を攻略!数え方を間違いやすい英単語5選

犬は1「匹」、牛は1「頭」、ウサギは1「羽」。同じ「動物」を数える場合でも、種類や大きさによってさまざまな単位がありますよね。

これはもちろん動物に限ったことではなく、日本語は数え方の単位がとても豊富な言語です。例えば豆腐の1「丁」など、よく用いる単語でも数え方がイレギュラーなものは多く、日本語が母国語の私たちでもつい迷ったり、間違えたりすることがあります。

それに比べて、英語は「匹」のような単位を用いないため、物の数え方がシンプルだと思っている方も多いかもしれません。

しかし、英語も“a~”か“~s”ですべて片付くかと言われれば、決してそんなことはありません。正しい知識がなければうっかり数え方を間違ってしまうような単語もあるのです。

今回は、そんなうっかり間違えがちな単語の数え方の中から、特に押さえておくべきものを5つご紹介します。しっかりマスターしてしまいましょう。

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Paper

1つ目の単語は、「紙」を意味する“paper”です。非常に基本的な単語であり、また紙は私たちの日常と切っても切れない身近なものであるため、この単語に難しいイメージを持たれている方は少ないと思います。

しかし、いざ「1枚の紙」を英語で表現しようとすると、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。“a paper”と表現する方もいるかもしれません。

正解は、“a piece of paper”です。これは、紙という意味(1枚のペラッとしたいわゆる「紙」のイメージ)で用いられる“paper”が数えられない名詞、すなわち不可算名詞の扱いになることから、“a”や“~s”をつけて単数・複数を表すことができないためです。

ケーキなども同じように“piece”を用いて“a piece of cake”(1切れのケーキ)と表現しますね。

・例:Give me a piece of paper. (紙を1枚ちょうだい。)

ただし、“a paper”や“papers”が成り立つ場合、つまり“paper”が可算名詞として扱われる場面も存在します。これは先述のような、ただの「紙」を表す場合ではなく、「新聞紙」や「論文」を表す場合です。素材、物質としての「紙」ではなく、何らかの成果物として存在している場合は可算名詞になるということですね。

・例:I’m writing a paper about Japanese economy. (私は日本経済についての論文を書いているところです。)

Fish

2つ目の単語は“fish”です。“paper”同様、英語を勉強したことのある方なら必ず目にしたことがあるはずの基本的な単語ですね。意味は「魚」です。

では、「2匹の魚」は英語で何と表現するでしょうか。“two fishes”でしょうか。

答えは“two fish”です。複数形なのに“~s”が付かないのは違和感がありますよね。これは、魚が基本的に「群れ」で存在するからです。

先ほどの“paper”が「紙」を意味する場合は不可算だったのと同様、物質の集合体・塊のようなものとしてとらえられる場合、名詞は不可算になります。同様の理由で、「羊」を表す“sheep”も、複数の場合でも“~s”が付きません。

・例:There are many fish in this pond. (この池にはたくさんの魚がいます。)

しかし、“fishes”が成り立つ場面もあります。それは、魚そのものの数ではなく、魚の「種類」について数えている場合です。

・例:There are many fishes in this pond. (この池にはたくさんの種類の魚がいます。)

ただし、「種類」を表すパターンの場合でも、上記のように単に複数形にするのではなく“many kinds of fish”のように表現する場合もあります。こちらも覚えておきましょう。

Information

3つ目は、「情報」を表す“information”です。近年、目にする機会がどんどん増えている言葉ですね。では、「1つの情報」は英語でどのように表現できるでしょうか。

正解は“a piece of information”です。1つ目の単語“paper”の時と同じですね。

これは、“paper”“fish”同様、“information”が塊のようなものとしてとらえられるからです。“paper”や“fish”に比べて、“information”の方がより「個」ではなく「塊」として存在しているもののイメージがしやすいのではないでしょうか。

日本語でも、紙や魚を「1枚」「1匹」と数える機会より、情報を「1つ」と数える機会の方がかなり少ないですよね。

・例:I have a piece of information. (情報(知らせ)が1つあります。)

ただし、“informations”と表記される機会もないわけではありません。これは、情報を個として認識する場合、例えば何かの根拠となる情報を箇条書きにして数えるような場合に用います。

ただ、使われる機会も少なく、“informations”は間違いと認識されることが多いため、あまり使用しない方がベターでしょう。

Furniture

4つ目の単語は「家具」を意味する“furniture”です。綴りが少しだけややこしいですが、こちらも教科書に必ず出てくる定番の英単語ですね

そんな“furniture”ですが、こちらも数えるときは“a piece of furniture”のようになります。つまり不可算名詞で、“furnitures”という使い方は基本的にしません。これは、“furniture”がこれまで見てきた“fish”などの単語と同じように、集合体を表す名詞(集合名詞)だからです。

日本語で「家具」と言うと「箪笥」「ソファー」といった個々の家具のことも指すことができるため、“furniture”が不可算名詞であることに疑問を感じる方も多いかと思います。

しかし、英語の“furniture”は、1つ1つの実体を持った家具というよりも、家具という「概念」を表す単語です。概念、例えば「愛」や「自由」などは基本的には数えることができませんよね。“furniture”も、同じようなものだと思っていただければわかりやすいかと思います。

・例:There is much furniture in my room. (私の部屋にはたくさんの家具があります。)

Advice

5つ目にご紹介するのは“advice”です。意味は「アドバイス、忠告」ですね。カタカナ表記でお馴染みのため、覚えやすい単語の1つなのではないでしょうか。

そんな比較的簡単な印象のある“advice”ですが、実は数え方はシンプルではありません。こちらも、“information”などと同じく“a piece of ~”や“〇〇pieces of~”のように数える単語なのです。

「1つアドバイスをあげよう」のように、カタカナ表記の「アドバイス」は自然に個数を数えることができる単語のため、つい“an advice”“advices”と数えることができる気がしますよね。

しかし、英語では“information”と同じようなとらえ方、つまり塊のような、実体のないものとしてのとらえ方をされているため数えることはできません。

・例:Could you give me some advice? (私にアドバイスをくださいませんか。)

ここで、少しややこしいのが「(~を)忠告する」という意味の動詞“advise”の存在です。

こちらは動詞のため、三人称単数現在の“s”が付くことがあります。その場合の表記は“advises”となり“advices”と表記が近いため、つい「“advice”は可算名詞で、複数形は“advices”だ」という気がしてしまうことがあるのです。紛らわしいですが、整理して覚えておくようにしましょう。

・例:He advises everyone to stop smoking. (彼は皆に禁煙を勧めます。)

最後に

いかがでしたか。

よく目にするのでまさか数え方を知らないとは思わなかったものの、いざ数えなさいと言われれば詰まってしまうような単語もあったのではないでしょうか。

これを機に、イレギュラーな数え方をする英単語を整理して覚えてしまってください。もちろんすべての単語を暗記する必要はありません。今回見てきたような、数え方の大きな傾向を把握してしまえばいいのです。

きっと、今より自信を持って英語を話したり、書いたりすることができるようになるはずです。

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