丸暗記せずに英語脳獲得!「目からウロコ」の英会話表現17選
あなたは英語脳って聞いたことがありませんか?
人によって色々な定義があると思いますが、一般的には日本語を介さず英語のみで考えたり、喋れる能力のことを指します。
その英語脳のキャパを大きくするためには、英語を丸暗記せずに紐づけして、理屈で覚えられる英単語や慣用句が増えるとだいぶ楽になります。
例えば、「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」のように、記憶すべきものが紐づけされていれば、「ド忘れして、使いたい単語や表現がとっさに出てこない!」というケースを回避できる、というわけです。
このように紐づけされている英語は、いったん覚えてしまえば、特に頑張って暗記しようとしなくても、脳に保管され、英語脳のメモリにとどまりますので、必要な場面で、日本語を介さずに、口からでてくるというシステムになります。従って、「紐づけ英語」のボキャブラリーが多ければ多いほど、英語脳をどんどん進化させることが出来るんです!
というわけで、皆さんが英語脳のキャパを広げるために、本記事では、覚えておくと即使える、紐づけ/連想できる英語表現をさらにご紹介してまいります。
みなさんのお役に立つことが出来れば幸いです!
1.相性がいい/悪い → compatible/chemistry
相性が良いは、例えば、「get along」でも表現できますが、連想ゲームのように、もっと瞬時にポン!と出てくる英語があるのです。
誰かと相性が合わないことを、日本語でも「生理的にムリ」「生理的にダメ」などと表現しますが、相性の良し悪しは、chemistryでも表現できるのです。人と人の相性は、水と油が相いれないように、化学的な性質によるものだとすると、納得がいきますよね。
また、コンピュータの互換性を表現する際、「コンパティブル(compatible)」といいますが、こちらもそのまま人の相性を表現するのにも使えるんです。覚えやすいですね!
例文:Our chemistry is just perfect! (私達って、相性バッチリよね!)
例文:Are you compatible with all of your family members? (家族全員と仲良しですか?)
2.愛着 → attachment
人間・対象物に対して、ピタッとくっつくイメージのアタッチメント(添付)は、対象に対する愛着、愛情を表現するのに使えるのです。
例文:My daughter has strong attachment to her teddy bear. (私の娘はテディ・ベアに強い愛着をもっているんです)
3.明るい面に目を向けようよ → Let’s look on the bright side.
なにかネガティブなことが起きた相手に対して、励ましの言葉をかけたい時には、「明るい面に目を向けようよ」と、日本語でも表現しますよね。これは、そのまま英語でも使えるんです!
例文:Let’s look on the bright side. You can start all over again. (明るい面に目を向けようよ。また一からやり直せばいいじゃないか)
4.扱いにくい・厄介な → touchy/sticky
日本語でも比喩的に「腫れ物に触る」と表現しますが、扱いにくいものは「触りづらい」というイメージがありますね。英語でも、touch(触る)の形容詞形、touchyを、同じような状況でそのまま使えるのです!
また、チューインガムなど、粘着性のものが手にくっついたりしたら、とても不愉快なものですが、このベトベトした感じを表現するstickyも、厄介な事柄を表現するのに使えます。
例文:John is touchy about this issue. (ジョンはこの件について過敏になっています)
5.悪化する → go sour
牛乳など、食べ物が腐敗すると酸っぱくなりますが、物事が上手くいかなくなったり、状況が悪化したりすることをgo sourあるいはturn sourで表現できます。これも判りやすいですね。
例文:Since their big quarrel, their relationship went sour. (ひどい口論があってからというもの、彼らの関係は悪化した)
6.図々しい・あつかましい → have some nerve to ~
日本語でも厚かましいことを「神経が図太い」などと表現しますが、英語の感覚もとてもこれに近く、神経という意味のnerveを使い、「You’ve got some nerve.」で、「図々しいね。」という意味になります。
「よくまあ、○○できるね!」は、「have some nerve to 〇〇」で表現できます。
例文:He had some nerve to propose to me on our first date. (彼ったら、図々しくも、最初のデートで結婚を申し込んできたのよ)
7.言葉を失う → speechless
日本語でも「言葉を失う」「呆れて物が言えない」と表現しますが、強い感情やショックによって、声が出ない時には、英語でも、「speechless」と表現します。Speech(言葉)がless(ない)で、一目瞭然ですね。
例文:His masterpiece made me completely speechless. (彼の傑作を目の当たりにして、私はすっかり言葉を失いました)
8.当ててみてよ → Guess what.
Guess whatは、直訳すると、「なんなのか推量して下さい」ですが、これは、そのまま、日本語と同じ感覚で「なんだと思う?」といった状況で使えます。
また、話を切り出すときに、「ねえ、ちょっと聞いてよ」といった感じで使うのもOKです。
例文:”Something incredible happened to me today.” (今日、物凄いことが起きたんだ) “What is it?”(なに?) “Guess what.”(当ててみてよ)
9.あと味が悪い → leave a bad taste in ○○’s mouth
英語にもまったく同じ表現があり、しかも同じ場面で使えるのです!
例文:Though there was some truth in his comment, it left a bad taste in her mouth. (確かに彼のコメントにも一理ありましたが、彼女はそれであと味の悪い思いをしました)
10.○○の味方です → be on your side.
Sideの主な語義は「側」ですが、日本語でも味方をすることを「○○の側につく」と表現するので、それと同じように考えればいいですね。
例文:Who’s side are you on, his or mine?(一体どっちの味方なの?彼、それとも私?)
11.甘いものに目がない → have a sweet tooth
日本語では、「目がない」ですが、英語では、「甘い歯」がある、と表現します。連想しやすいですね。
例文:How did you know that I have a sweet tooth? (どうして私が甘いものに目がないって知ってたの?)
12.甘くみる → underestimate
「甘くみる」がどういう意味かをかみ砕いてみますと、これは実際より低く(under)評価する(estimate)ことで、underestimateとなります。同様にかいかぶるはoverestimateとなります。
例文:Don’t underestimate me only because I am a woman! (女だからって見くびらないでよ!)
13.落ち着け! → Relax!
日本語では、リラックスを「くつろぐ」という意味で使っていますが、英語ではこれ以外にも、平静を失ったときに、「落ち着け!」「冷静になれ!」という意味合いでも良く使われます。
また、Chill out.は、日本語でいう「頭を冷やせ」に似ていますね。
例文: Relax! It’s not the end of the world. (落ち着くんだ!この世の終わりってわけじゃないんだから)
14.言い訳をする → make an excuse
Excuseは「ごめんなさい」とか「失礼しました」といった場面の、「Excuse me.」でお馴染みですが、Excuseとは、「言い訳」という意味ですので、「言い訳をこしらえること」ということで、覚えやすいですね。
例文:Should you fail, don’t make any excuses; there’s no second chance.(万一失敗しても、言い訳無用です。チャンスはもう二度とありませんから)
15.意気投合する → hit it off
日本語でも「打ち解ける」という言い方をしますが、英語でも、初対面で意気投合したとき、打つという意味のhitを使って、「hit it off」と表現します。
例文:Mary and I hit it off when we first met at high school. (メアリーと私は高校で初めて会ったとき、意気投合しました)
16.意地汚い人 → pig
ブタには申し訳ありませんが、おそらく、がっついて食べる様子から、意地汚い人を英語ではpigで表現します。また、部屋が散らかり放題といった、だらしない人をもpigで形容します。
例文:Are you going to eat all that? You are such a pig!(それ全部食べるつもり?あなたってほんとに意地汚い人ね!)
17.意志を貫く → stick to
Stickは、動詞では「くっつく」という意味があります。従って、「stick to ○○」とすると、○○にくっつくという意味ですから、「○○(主義、主張、計画など)を固守する、曲げない」という意味になります。
例文:He stuck to his belief in spite of all the pressure from his boss. (彼は、上司からの圧力にもめげず、自身の信条を貫き通した)
まとめ
いかがでしょうか?
【英語脳のための紐づけ英語リスト】をご紹介しました。このように紐づけ/連想できる表現を楽しく覚えていくことで、英会話は、はるかにスムーズになっていくでしょう!
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