「大丈夫」は英語で何?「OK」だけじゃない!シチュエーション別「大丈夫」の英語表現を解説
「大丈夫」という日本語は、英語では「OK」と表現されるのが一般的です。
しかし、「大丈夫」という表現は相手を気遣ったり、都合を確認したりなど幅広い意味で使われるため、「OK」だけでは表せないこともあります。
そこで、シチュエーション別に「大丈夫」の英語表現をご紹介します。
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日本語の「大丈夫です」は曖昧な表現!?
日本語の「大丈夫」には色々な意味がある
日本語の「大丈夫」は、文脈によって様々な意味に解釈することができます。
「大丈夫」の主な意味としては、以下の5つがあげられます。
- 強くてしっかりしている、安心できる
- 間違いない、確実である
- いらない、不要である
- 問題ない
- 都合がつく
本来、「大丈夫」は相手を気遣ったり、励ましたりする時に用いられる表現ですが、シチュエーションによっては婉曲的な否定表現になります。
これは、日本人がはっきり「NO」というのが苦手な人種であるからだとされています。
例えば、コンビニで「レジ袋いりますか?」と聞かれた際に、多くの方が「いりません」ではなく、「大丈夫です」のように断るのではないでしょうか。
きっぱり拒否することを避ける傾向があるため、「大丈夫」が遠回しに断る際の表現としても用いられています。
「大丈夫」は英語で「OK」と表現される
「大丈夫」は、一般的に英語で「OK」と表現されます。
・I’m OK.
(私は大丈夫です。)
このフレーズは、日常会話として頻繁に用いられており、日本語の「大丈夫」の包括的な意味を表現する英語としては「OK」が最も近いと言えるでしょう。
しかし、「大丈夫」が意味する全てを、「OK」で表すことはできません。
実際には、「OK」以外にも「大丈夫」を意味する表現があり、文脈に合わせて使い分ける必要があります。
相手に「大丈夫ですか?」と聞く時の表現を紹介
相手に対して「大丈夫ですか?」と聞く時の英語表現には、色々なものがあります。
では、シチュエーション別に相手に「大丈夫ですか?」と尋ねる時の英語表現を紹介していきます。
相手を気遣う表現
・Are you OK?
(大丈夫ですか?)
・Are you alright?
(大丈夫ですか?)
どちらもシンプルな表現ですが、相手の体調を気遣ったり、状況を聞いたりなど幅広いシチュエーションで用いることができます。
ただし、「Are you OK?」は相手を気遣う意味合いだけでなく、「気は確かなの?」のように小ばかにした表現と捉えられることもあるため、言い方には気をつける必要があります。
・Is everything OK?
(大丈夫ですか? / 万事上手くいっていますか?)
・Is everything all right?
(大丈夫ですか? / 万事上手くいっていますか?)
相手が忙しそうであったり、難しい状況に立たされている時に気遣う英語表現です。
「何か手伝えることがありますか?」というニュアンスも含まれています。
・Are you sure?
(本当に大丈夫ですか?)
頼みごとをしたり、都合を聞いたりした時に「本当にそれで大丈夫ですか?」と念押しや確認をする表現として用います。
しかし、言い方や文脈によっては、相手を疑うようなニュアンスを含んでしまう場合があるので、注意して使いましょう。
悩みを聞く表現
・What’s wrong with you?
(大丈夫ですか? / どうしたの?)
・What’s the matter?
(大丈夫ですか? / どうしたの?)
悩みを抱えていそうな人に対する気遣いの表現です。
心理的側面だけでなく、気分や体調が悪そうに見える人に対して用いることもできます。
ちなみに、落ち込んでいる人を励ます時には
・You will be fine.
(大丈夫です。 / きっと好転するよ。)
・Don’t worry about it.
(大丈夫です。 / 心配しないで。)
・Everything will be all right.
(大丈夫です。 / 全て上手くいくよ。)
これらの表現を使うのが良いでしょう。
体調を気遣う表現
・Are you feeling all right?
(気分・体調は大丈夫ですか?)
・How do you feel?
(気分・体調は大丈夫ですか?)
「大丈夫」の中でも、気分や体調を気遣うことに特化した表現です。
顔色が悪い人や、体が辛そうな人に対して用います。
自分が「大丈夫!」と相手に伝える時の表現を紹介
自分が大丈夫であると相手に伝えたり、遠回しに断る時の大丈夫の表現も、シチュエーションに合わせて色々使い分けることができます。
問題ないと伝える時の表現
・I’m OK.
(大丈夫です。)
・Everything’s all right.
(大丈夫です。)
・No problem.
(大丈夫です。)
・No worries.
(大丈夫です。 / ご心配なく。)
これらは、心配してもらったり、何か気遣いを受けた時に返すフレーズなので、「Thank you」と一緒に用いると、「心配してくれてありがとう、大丈夫です」のように丁寧な印象になります。
婉曲的に断る時の表現
・No, thank you.
(大丈夫です。 / 遠慮しておきます。)
・No, I’m fine.
(大丈夫です。)
・No, don’t worry about it.
(大丈夫です。 / 結構です。)
これらは、遠回しに断る際に使用される「大丈夫」の表現であり、言い方によっては不愛想な印象になってしまう恐れもあります。
「No」と次の言葉の間に少し間隔をおいたり、「Thank you」を付け足すことで柔らかい印象になります。
いつでも大丈夫と伝える時の表現
・ Anytime is fine for me.
(いつでも大丈夫。)
・I’m available anytime.
(いつでも大丈夫。)
スケジュールを聞かれた時に、いつでも大丈夫と返事する表現です。
どちらもカジュアル/ビジネスシーン問わず用いることができます。
「大丈夫」の英語表現をマスターしよう
このように、「大丈夫」は「OK」だけでなく色々な表現があるので、それぞれのシチュエーションに適した使い方をマスターする必要がありますね。
最初から全てを完璧に使いこなすのは難しいため、まずは使用できるシチュエーションの幅が広いフレーズから覚え、徐々に使えるフレーズを増やしていくと良いでしょう。
意識的に使うことで、色々な表現ができるようになるはずです。
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