「although」の意味・使い方とは?「though」との違いも解説!
「しかし」と訳す英単語を思い浮かべる時、みなさんは何が出てきますか?
おそらく、but や however がパッと出てきて、英語レベル中上級者の方になってくると although や though なども出てくるのではないでしょうか。
although は、ドラマ・映画で頻繁に用いられますし、ニュース・ビジネス会議などのフォーマルな場面でもよく使われる英単語です。
しかし、使用頻度が高い単語でありながら、なぜか「使い方が難しい」「聞いたことはあるけどよく分からない」という方が、大変多い”くせもの”な単語でもあります。
今回の記事では、そんな although の意味や使い方について分かりやすく徹底解説していきます!
また、記事の後半では 「although」 と混同しやすい 「though」 との違いについても紹介していきます。
実は although も though も知ってみるととてもシンプルで、決して”やっかい”な単語ではないので、ぜひこの記事を通してバッチリ使いこなせるようにしていきましょう!
関連記事:「though」の意味・使い方とは?「even though」や「as though」も解説!
「although」の意味・使い方とは?
although は、文と文をつなげる働きを持つ「接続詞」の英単語です。
接続詞の中にはいくつか種類があるのですが、although は「逆接」接続詞と言って、前の文章で述べたこととは逆、もしくは予想外のことが後に続く際に使われます。
although の意味は2つあります。
①:「~であるにもかかわらず」「~だけれども」「~であるが」
この意味で使用される場合、通常 although は文頭に置きます。
例文:
Although it is snowing, I must go.
「雪が降っているけれども、私は行かなくてはならない」
Although he didn’t have a license, he bought a car.
「彼は免許を持っていないにもかかわらず、車を買った」
②:「しかし」「とはいえ」
この意味で使用する場合、通常 although は文と文の間に挿入した形で使用します。
例文:
Did you go to school today although it is a Saturday?
「あなたは今日は土曜日なのに学校に行ったのですか」
I like him, although I don’t trust him.
「私は彼が好きだが信用はしない」
しかし、この2つの意味は区別が曖昧・不要な場合もあるので、その際は文頭・文中どちらにおいても構いません。
例文:
Although it was raining, I went out.
I went out although it was raining.
このように、文頭・文中で使用する2つの用法がありますが、一般的には文頭で使われることが多いです。
「Although」と「though」との違いは?
「although」とよく似た英単語に「though」というものがあります。
スペルも意味も似ている単語なので、この2つの使い分けがよく分からないことが「although」や「though」への苦手意識に繋がっている方もいるのではないでしょうか。
この2つの単語の意味にはさほど大きな違いはなく、細かい使い方の違いが3つあるだけです。
なので、特徴を覚えてしっかり使い分けられるようにしていきましょう!
使用される場面の違い
まず1つ目の違いは、2つの単語の使用シーンです。
「though」:口語(話し言葉)的でカジュアルな場面で多く使われる
という違いがあります。
「although」はややフォーマルなイメージのある単語なので、書き言葉で使用される頻度が高いです。
また、ニュースやビジネス会議など、オフィシャルな場面で好んで使われます。
一方で、「though」はカジュアルなイメージのある単語なので、普段の会話でも頻繁に登場します。
意味にはほとんど違いがないので、置き換えが可能な場合もあります。
例文:
Although / Though he studied very hard, he didn’t score well.
「彼は一生懸命勉強したが、良い点数を取れなかった」
I didn’t feel comfortable, although / though I didn’t say so at that time.
「その時は言わなかったけど、居心地は良くなかった」
品詞の違い
2つ目の違いは、両者の品詞の違いです。
「though」:接続詞・副詞
このように、although は接続詞としてのみ使用できますが、thoughは副詞として使用することも可能です。
<接続詞の「though」>
接続詞として使用される though の意味は although とほとんど同じで、「〜だけれども」「〜にもかかわらず」という逆接の接続詞です。
また、even though の形で「たとえ〜でも」という意味で使われることもあります。
例文:
It’s worth trying even though we may fail.
「たとえ失敗してもやってみる価値はある」
<副詞の「though」>
副詞として使用される場合は、口語で「でも」「もっとも」「やっぱり」のような意味で使用されます。
日本語でいう「〜だけどね」というようなニュアンスに近いです。
この使い方は「although」にはないので、置き換えはできません。
例文:
A:That’s a nice shirt.
「あれはいいシャツだね」
B:It’s expensive though.
「でも(金額が)高いよ」
A:How does it taste?
「味はどう?」
B:Pretty good. It’s a little bit spicy for me, though.
「すごく美味しいよ!私には少し辛いけどね」
文頭・文中・文末のどこで使用できるかの違い
最後に、「though」と「although」は、それぞれ文頭・文中・文末のどこで使用できるかが異なります。
「though」:文頭・文中・文末どこでも使用可能
さきほど、「though」 の方が「although」よりもカジュアル度・自由度が高いので、使い方に柔軟性があります。
そのため、文頭・文中・文末どこでも使用することが可能です。
しかし、文末で使用する場合は「副詞」として使用することになり、意味が「でも」「もっとも」「やっぱり」となるので気をつけましょう。
「although」の例文を紹介
although の使い方をイメージしていただくために、最後に例文をいくつかご紹介していきます。
<「although」を文頭で使用する場合>
Although he is young, he is very dependable.
「彼は若いがとても頼りになる」
Although they were enjoying a vacation, I was working.
「彼らがバカンスを楽しむ一方で、私は仕事をしていた」
Although that person doesn’t have any money they are always traveling.
「あの人はお金も無いのに旅行ばかりしている」
<「although」を文中で使用する場合>
He attended the meeting, although he was quite busy.
「彼はとても忙しい中、会議に出席してくれた」
I’ll be there, although I may be late.
「遅れてしまうかもしれないけど、そこに行くよ」
I feel sick, although my temperature is normal.
「熱は平熱だけどだるく感じる」
まとめ
以上、いかがでしたか?
この記事では「although」の意味を中心に、混同されやすい「though」との違いについても紹介してきました。
似ている部分も多いので最初は少し混乱してしまうかもしれませんが、覚えるべき違いをしっかり押さえれば実はそんなに難しくないので、重要なポイントを頭に入れて、使い分けられるよう実戦で練習していきましょう!
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