オーストラリアの永住権の種類とは?申請手順や永住しやすい職業も解説

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更新日:2024年8月1日 英語コラム

オーストラリアの永住権の種類とは?申請手順や永住しやすい職業も解説

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オーストラリアは海外移住先として日本人から人気がありますよね。先進国の利便性と自然の美しさが共存し、安全で友好的な社会が魅力的です。

この記事では、オーストラリアの永住権について解説します。申請方法の手順やオーストラリア移住を可能にする職業についても解説するので、ぜひ確認してみてください。

オーストラリア永住権の種類

オーストラリアの永住を可能にする永住権には、技術独立永住ビザ、技術指名永住ビザ、地方移住技術就労ビザ、配偶者/パートナービザ、ビジネス(就労)ビザがあります。それぞれ詳しく確認していきましょう。

技術独立永住ビザ

技術独立永住ビザとは、スポンサーが必要なく自分の力で申請するビザです。オーストラリアで必要とされる職業が記載されたMLTSSLリストにある職業のスキルを持つ必要があります。

健康であること、45歳以下、IELTS6.0相当の英語力が求められます。ポイントと言われる移民局が設定した評価に沿っても判断されます。

技術指名永住ビザ

オーストラリアの州または準州からノミネートされることで申請できる永住ビザです。対象となる職業は、MLTSSLリストおよびSTSOLリストの両方に記載されています。

申請者は45歳未満で、健康状態が良好であることが求められます。また、英語力や特定のスキルが必要で、移民局が設定するポイントシステムによって評価されます。

地方移住技術就労ビザ

技術者が必要とされる地方地域に技術者を派遣するために作られたものを地方移住技術就労ビザと呼びます。オーストラリアの州・準州または地方に住む適格な親族からのノミネートが必要です。

指定された職業リストに含まれる職業で条件を満たしている場合にのみ、申請ができます。最初に5年間の一時的ビザが発行され、その後、一定の条件を満たせば技術地方永住ビザへの切り替え申請が可能です。

配偶者/パートナービザ

異性および同性のカップルが結婚していなくても、事実婚関係にある場合、長期間オーストラリアで一緒に過ごすためのビザをパートナービザと呼びます。

結婚しているカップルは結婚証明書が必要です。結婚していないカップルの場合は、少なくとも6か月以上同棲している証拠が求められます。パートナービザの申請は、サブクラス820と801をセットで行いましょう。

820は一時的なビザであり、2年後に問題がなければ801の永住ビザに切り替えることができます。

ビジネス(就労)ビザ

就労ビザとは、スポンサーとなる企業からの推薦が必要な一時的なビザです。ビザの期間は2年間と4年間の2種類があります。

MLTSSLリストに記載されている職業の場合は4年間のビザを申請でき、STSOLリストに記載されている職業の場合は2年間のビザを申請することが可能です。ただし、2年間のビザでは永住権を申請することはできません。

申請手順

ビザの申請手順は以下のとおりです。

  1. 自分に最適なビザを選ぶ

  2. 条件を満たすか確認する

  3. 申請をする

自分に最適なビザを選ぶ

ご自身の計画に最適なビザを選びましょう。仕事を基にした永住ビザを選ぶのか、オーストラリア市民または永住者の家族がいる場合は配偶者またはパートナービザが適しているのかを確認してください。

ちなみに、ニュージーランドの市民は永住ビザなしでオーストラリアに居住することができます。

ニュージーランド市民には、ニュージーランド国民がオーストラリアに滞在・留学・就労することが可能なSCVビザが付与されますが、オーストラリアの永住者や市民と同じ権利はありません。

条件を満たすか確認する

ビザの条件を満たしているか確認することが重要です。ビザには様々な種類があり、それぞれに異なる条件があります。年々、ビザの審査は厳しくなっているため、専門の法律家に相談しましょう。

また、ビザの費用や条件は頻繁に変更されるため、最新の情報を確認してください。

申請をする

適切なビザが見つかり、条件を満たし、必要な書類が揃ったら申請に進みましょう。法律の専門家に相談している場合は、その指示に従って申請を進めてください。

オーストラリアの職業リストとは?

移住を可能にするオーストラリアの職業リストには、MLTSSL、STSOL、ROLの3種類があります。それぞれの詳細を確認しましょう。

MLTSSL(Medium and Long-term Strategic Skills List)

オーストラリア国内で中長期的に需要が高く、常に人手不足が続く職業群です。これらの職種は永住権獲得に繋がる可能性が高いです。

具体的な職業例

  • 会計士
  • 溶接工
  • 大工
  • シェフ
  • 看護師
  • システムエンジニア
  • 助産師
  • 電気技師
  • 配管工

など

STSOL(Short-term Skilled Occupation List)

オーストラリア国内で一時的に需要が高まっている職業で、永住権申請に適した職種は限られています。

具体的な職業例

  • 航空整備士  
  • 薬剤師  
  • ハードウェア技術者  
  • 歯科技工士  
  • 栄養士  
  • 庭師  
  • 美容師  
  • ヘリコプターのパイロット  
  • メイクアップアーティスト  
  • マッサージセラピスト

など

ROL(Regional Occupation List)

オーストラリアの地方都市で求められている職種です。

具体的な職業例

  • 歯科衛生士  
  • 歯医者  
  • 客室乗務員  
  • インテリアデコレーター  
  • 騎手  
  • 保育士

など

まとめ

この記事では、オーストラリアの永住権の種類を解説しました。種類は以下の通りです。

  • 技術独立永住ビザ
  • 技術指名永住ビザ
  • 地方移住技術就労ビザ
  • 配偶者/パートナービザ
  • ビジネス(就労)ビザ

自分に最適なビザを選び、条件を満たすか確認をして申請をしましょう。

ぜひ、オーストラリアの永住権を得て、海外生活を楽しんでくださいね。

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