オーストラリア移住を可能にする10種類のビザとは?条件を詳しく解説
日本でも人気の高いオーストラリアに移住したいと思ったことはありませんか?この記事では、オーストラリアへの移住に必要なビザを紹介します。ぜひ確認してみてください。
オーストラリア移住ができるビザの種類
オーストラリア移住ができるビザの種類は、ワーキングホリデービザ、就学に関するビザ、パートナーに関するビザ、技術に関するビザがあります。それぞれの詳細を見ていきましょう。
ワーキングホリデービザ(417)
ワーキングホリデービザとは、2国の間の取り決めなどにより、受け入れ国で特定の国の若者が働きながら観光ができるビザです。
「First」「Second」の2種類があり、両方活用すると合計2年間滞在することが可能です。ワーキングホリデービザを利用しオーストラリアに渡航したことがある場合、「First」を利用することはできません。
First Working Holiday visa(417)
条件 |
|
期間 |
12ヶ月 |
活動内容 |
就労: 同じ雇用主の下で最長6ヶ月まで働くことが可能 学業: 4ヶ月までの就学が可能 旅行: ビザの有効期間中は出入国が自由。 |
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイトからオンラインで申請。 |
費用 |
約510 AUD(2023年時点) |
Second Working Holiday visa
条件 |
|
期間 |
12ヶ月 |
活動内容 |
就労: 同じ雇用主の下で最長6ヶ月まで働くことが可能 学業: 4ヶ月までの就学が可能 旅行: ビザの有効期間中は出入国が自由。 |
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイトからオンラインで申請。 |
費用 |
約510 AUD(2023年時点) |
就学に関するビザ
就学に関するビザは、学生ビザ・保護者ビザ・卒業生ビザ・技術認定卒業生ビザがあります。それぞれ確認していきましょう。
学生ビザ(500)
学生ビザとは、3ヶ月以上留学する場合に必要なビザです。
条件 |
オーストラリアの教育機関からの正式な入学許可(CoE: Confirmation of Enrolment)を得た人 |
期間 |
1ヶ月~5年程度 |
活動内容 |
学業: フルタイムの学生として学ぶ。 就労: 学期中は週20時間まで、休暇中は無制限で働くことができる。 |
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイト(ImmiAccount)からオンラインで申請。 |
費用 |
約650 AUD(2023年時点) |
保護者ビザ(590)
保護者ビザとは、学生ビザを保有する18未満の学生に同伴し、学生の世話をする人のためのビザです。
条件 |
学生ビザを保有する18歳未満の学生を同伴する親あるいは法定保護者。 |
期間 |
学生ビザの終了期間に準ずる。 |
活動内容 |
監督と保護: 学生ビザ保有者の監督と保護を実施。 就労: 原則として就労不可。 |
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイト(ImmiAccount)からオンラインで申請。 必要書類: 学生ビザ保有者の入学許可証明、資金証明、健康保険証明など。 |
費用 |
約630 AUD(2023年時点) |
卒業生ビザ(485)
卒業生ビザとはオーストラリアの教育機関で就学し学位を取得した人が得られるビザのことです。「Graduate Work」と「Post-Study Work」の2つの種類があります。
Graduate Work
条件 |
オーストラリアから必要とされる特定の職業に関わるスキルと資格を取得した卒業生であること |
期間 |
18ヶ月まで |
活動内容 |
就労: フルタイムで働くことができる。 学業: さらなる学位を取得するために学べる。 |
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイト(ImmiAccount)からオンラインで申請 |
費用 |
1,730AUDから |
Post-Study Work
条件 |
オーストラリアにある教育機関で学位取得済みの卒業生であること |
期間 |
2~4年まで |
活動内容 |
就労: フルタイムで働くことができる。 学業: さらなる学位を取得するために学べる。 |
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイト(ImmiAccount)からオンラインで申請 |
費用 |
1,730AUDから |
技術認定卒業生ビザ(476)
オーストラリア外の国の教育機関で工学分野の学位を取得した人が申請できるビザです。
条件 |
|
期間 |
18ヶ月 |
活動内容 |
就労: 同じ雇用主の下で最長6ヶ月まで働くことが可能 学業: 4ヶ月までの就学が可能 旅行: ビザの有効期間中は出入国が自由。 |
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイト(ImmiAccount)からオンラインで申請 |
費用 |
約425 AUD(2023年時点) |
パートナーに関するビザ
パートナーに関するビザは、国内外申請のパートナービザ、結婚予定ビザがあります。スポンサーと申請者はパートナー関係であることが条件です。
婚姻関係はもちろん、事実婚の関係でも申請が可能です。それぞれの詳細を確認しましょう。
パートナービザ(国外申請)(309 / 100)
オーストラリア国外から申請するサブクラス(309)は一時的なパートナービザで、サブクラス(100)と同時に申請します。条件を満たすと永久ビザである(100)に切り替えされ永住権を取得できます。
条件 |
|
期間 |
サブクラス(100)の申請が通るまで |
活動内容 |
|
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイト(ImmiAccount)からオンラインで申請します。 |
費用 |
8,085AUD~ |
パートナービザ(国内申請)(820 / 801)
オーストラリア国外から申請するサブクラス(820)は一時的なパートナービザで、サブクラス(801)と同時に申請します。条件を満たすと永久ビザである(801)に切り替えされ永住権を取得できます。
条件 |
|
期間 |
サブクラス(801)の申請が通るまで |
活動内容 |
|
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイト(ImmiAccount)からオンラインで申請。 |
費用 |
8,085AUD~ |
結婚予定(婚約者)ビザ(300)
オーストラリア国外から申請する一時的なビザで、結婚を目的としています。有効期限内に結婚することで、サブクラス【820 / 801】のビザの申請が可能です。
パートナービザの条件を満たしていないが、近い将来に結婚予定がある方に適したビザです。
条件 |
|
期間 |
9ヶ月~15ヶ月 |
活動内容 |
就労就学が可能。 |
申請方法 |
オーストラリア政府の移民局の公式ウェブサイト(ImmiAccount)からオンラインで申請。 |
費用 |
8,085AUD~ |
技術に関するビザ
技術に関するビザもあり、オーストラリア内での就労が可能です。
一時的技能不足ビザ(482)
オーストラリアの一時的技能不足ビザ(Temporary Skill Shortage Visa, サブクラス482)は、特定の職種における技能不足を補うために、海外からの労働者をオーストラリアに一時的に招くビザです。
このビザは、オーストラリアの雇用主が、特定の技術を持つ外国人労働者を雇用するために申請します。
条件 |
|
期間 |
短期リスト(STSOL): 最長2年間 中長期リスト(MLTSSL): 最長4年間 |
活動内容 |
|
申請方法 |
|
費用 |
約1,290 AUDから2,645 AUD(2023年時点) |
地方移住技術就労ビザ(491)
特定の技能を持つ労働者がオーストラリアの地方で就労や生活することを目的としたビザです。オーストラリアの地方の労働力不足を補い、経済発展を促進するために作られました。
条件 |
|
期間 |
最長5年間 (3年間働き、一定の所得要件を満たすと、永住ビザ(サブクラス191)への移行が可能) |
活動内容 |
就学就労が可能 |
申請方法 |
|
費用 |
約4,045 AUD(2023年時点) |
まとめ
この記事では、オーストラリア移住を叶える10種類のビザを紹介しました。
ビザの種類は以下のとおりです。
- ワーキングホリデービザ
- 学生ビザ
- 保護者ビザ
- 卒業生ビザ
- 技術認定卒業生ビザ
- パートナービザ(国外申請)
- パートナービザ(国内申請)
- 結婚予定ビザ
- 一時的技能不足ビザ
- 地方移住技術就労ビザ
自分にはどのビザが適しているのかを検討して、オーストラリア移住を実現していきましょう。