元外国人モデルのマネージャーが教える、外国人とすぐに距離を縮める方法5選
こんにちは、QQEnglish編集部の斉藤です。
外国人とうまく仲良くなれないというあなた。
英語もうまく話せないし、内向的な自分には難しいと諦めていませんか?
大丈夫です!ちょっとしたポイントをおさえるだけで、外国人との距離は縮まります。
私はもともと国内で、モデル事務所のマネージャーとして外国人モデルの担当をしていました。
仕事上、外国人モデルとコミュニケーションを取る必要がありましたので、外国人と仲良くなるためにはどんなことがポイントになるのか、私なりに理解しているつもりです。
キャリアの中で接した外国人モデルの国籍は、30ヶ国以上です。
そこで今回は仕事を通して多数の外国人と接する中で、私が気づいたちょっとしたコツを5つほどみなさんにシェアします。
外国人と距離を縮める方法
1. 謙遜しない
まずはコレ。
思い当たる節がある人も多いはず。
外国人であなたを褒めてくれる人っていますよね。
そんな時に謙遜して、「いやいやそんなことありませんよ。」というのが日本人です。
外国人相手だと、英語が理解できないこともあり、あまり謙遜しないという人もいますが、ふとした時にあなたの中の日本人らしさが出てしまいます。
相手に褒められているのに、NoNoと否定してしまったりするんですね。
Sorry…とかも日本人はすぐ言っちゃいますよね。
謙遜とはちょっと違いますが、自分の家族を悪く言うのもNGです。
「うちの旦那がぜんぜん片付けしない」「うちの嫁が太ってきてさー」
日本ではなんてことはない日常のやりとりの一部だと思いますが、外国人は大切な家族を悪く言うことはありません。
自虐のつもりで言うなら、家族のことではなく自分の話にしときましょう。相手に褒められたらシンプルにThank youというのが外国人です。
謙遜すること事態は悪いことではありません。
しかし、極端に謙遜していると仲を深めることができません。
相手: I like your style.
自分: Thank you.
これだけでOK。
シンプルなので慣れれば意識せずにできるようになると思います。あとは褒められたらあなたも相手のことを褒めてあげましょう。お互いに気分が良いしWin-Winですよね。
2. 英語で冗談を言う
これは内向的な人には難しいかもしれませんが、英語力に自信がない人でも、一発で外国人と仲良くなれる方法のひとつです。
海外に滞在経験がある人はわかるかもしれませんが、英語がうまくてもシャイな人より英語が下手でもとにかく冗談を言ったり明るく振る舞う人ってウケがいいですよね。
そのことを身にしみて感じたエピソードがあります。
私はワーキングホリデーでカナダのトロントに滞在していました。あまり知られていないかもしれませんが、トロントにはメジャーリーグの球団があります。
トロントブルージェイスです。
私が滞在していた2014年には、1人の日本人選手が在籍していました。
川崎宗則選手です。
日本ではWBCなどで活躍したこともあり、認知度は高いです。川崎選手は確かに日本ではトップの選手でしたが、メジャーでの川崎選手は特に良い成績を残したわけではありません。
しかし、私はブルージェイスの試合を観に行って衝撃を受けました。何よりも驚いたのは、川崎選手が打席に入ったときの歓声の大きさです。他の選手よりもはるかに大きかったことを覚えています。
その時はなぜ、準レギュラーの日本人がここまで人気なのかわかりませんでした。
後になって理由がはっきりとわかるのですが、それは川崎選手の現地でのインタビューを見た時でした。
川崎選手はジョークが上手くユーモアに富んでいます。本人は意識しているつもりはないでしょうが、インタビュアーをヒィヒィ言わせるぐらい笑わせていました。
川崎選手の英語力は決して高いとは言えません。しかし、私はその時コミュニケーションの本質を学んだ気がしたのです。
ここで話を戻して、私がなぜ冗談を言った方が良いと思うのか? それは日本人には英語で冗談を言う人が少ないからです。
他の日本人メジャーリーガーで、公の場で川崎選手ほどジョークを飛ばしている人は見たことがありません。
つまり差別化のためにもオススメということです。
最初は難しいかもしれませんができる範囲でためしてみましょう。
3. 食事のスタイルを把握する
コミュニケーションが得意な人なら、外国人ともそれなりに打ち解けられるはずです。友人として仲良くなれば、食事へ誘う場面も当然あるでしょう。
しかし、1点気をつけておいた方が良いことがあります。それは彼らの食事のスタイルを把握しておくことです。
様々な外国人と接していると気づきますが、食事の制約が本当に多い。彼らは好き嫌いも正直に言います。そしてなによりベジタリアン、ビーガンの多さに驚きます。日本ではともすれば「意識高い系」などと揶揄されるアレです。
つまり、事前情報なしに外国人を焼鳥屋に連れていっても、食べれるものがポテトだけなんてパターンもあるわけです。外国人と食事に行く時は前もって確認しておきましょう。
ベジタリアンには自発的なベジタリアンもいれば、宗教的な理由の人もいます。
ちょっと話はそれますが、私はインド人の経営する工場で仕事をしていたことがあります。従業員はインドの宗教シク教の教徒が80%という割合でした。
正直に言うと、仕事をお願いした時間までにやってもらえなかったり、期日も守ってもらえないということは日常茶飯事です。
しかし、彼らは宗教の戒律と終業の時間はこちらが驚くほどに守ります。
つまり宗教の戒律だから肉も決して食べない、終業の時間だから仕事が終わっていなくても帰るといった具合です。(終業ベルが鳴ったら全員定時ダッシュです笑)
4. SNSを利用する
世界共通のコミュニケーションツールとしてSNSがあります。当然ながら、うまく利用すれば外国人と仲良くなりやすいです。
2021年現在世界的に利用されているメッセージアプリは、WhatsAppです。
日本ではLINEが代表的ですが、2021年の世界シェアではWhatsAppが圧倒的に上です。つまり、外国人の多くはメッセージアプリとしてWhatsAppを利用しているということですね。
つまり、ダウンロードをしておくだけでコミュニケーションがスムーズにいきます。
私もモデル事務所で勤務しているとき、外国人モデルとのやり取りの際はWhatsAppのグループを作って、仕事の情報を共有していました。
仕事の情報といっても、ビジネスメールのような堅苦しいやりとりではなくもっとカジュアルです。外国人と仲良くなるためにはカジュアルなやり取りが必須です。
WhatsAppをオススメしましたが、日本にいる外国人がLINEを使用しているかも確認してみましょう。LINEを利用しているということは、日本人とコミュニケーションを取る意思があると捉えることもできます。
モデル事務所に勤務していた時、私は2〜3ヶ月程度の滞在期間の外国人を中心に担当していました。
担当していた短期滞在中の外国人の中でも、わざわざLINEを使う人はかなり少なかったです。
なぜなら必要性が低いから。
しかし、10人に1人程度はLINEをダウンロードして使っていました。そして、LINEを利用している人とはほぼ例外なく良い関係を築くことができました。
これは私の主観も入ってしまいますが、LINEの利用有無が関係を深めるためのひとつの判断材料にはなるのではないでしょうか?
5. 観光スポットを案内する
どこの国でもそうですが、自国以外の国に来たら観光はしたいですよね。どこに連れて行くのがいいのかと悩むことも多いと思います。年齢や性別にもよるので正解はないでしょう。
だだ、ある程度の期間日本にいる外国人には、少し踏み込んだ日本のローカルスポットを紹介できた方が良いでしょう。
例えば、銀座や表参道のハイソな感じは外国人にも簡単に説明できるかもしれませんが、赤羽のディープさを説明するのってちょっと難しいですよね?
しかし、ローカルな場所にどんどん踏み込んで行くと、外国人とは仲良くなりやすいので気軽に案内してみるといいですよ。
これは若い女性がメインになるかもしれませんが、定番のディズニーリゾートは強いですね。
私がモデル事務所に勤務していた時は10代の女性も多く、ディズニーランドへ行きたがるモデルは多かったです。
世界的にもディズニーリゾートがある国は限られているので納得ですが…。
もし自身も頻繁にディズニーランドへ行くなら、情報をシェアするだけでも喜んでもらえると思いますよ。
まとめ
ここまで紹介した方法はあくまで私の体験を通して感じたものです。
コミュニケーションに正解はなく、個々人の趣味嗜好はバラバラです。あくまで外国人という大きなくくりではなく、一個人として相手に興味を持ってみましょう。人間の心はそこまで単純ではありません。
しかし、理解した上でまずは行動に移してみませんか?
そしてあなたなりの正解を導き出せば良いんです。あなたの生活が外国人とのコミュニケーションを通して豊かになることを心から祈ります。
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