TOEICの長文問題攻略のコツ
2016年の5月にTOEICが改定されてから、問題数が増加したことに加えて、3つの文章から問題を解いていくトリプルパッセージ形式が新たにプラスされ、難易度がより高まってきています。
そのため、ハイスコアを狙うには、形式ごとに設問を解くポイントを押さえた対策をすることが重要になってきます。 ですが、受験者の方の中には、長い文章を読み解く問題を苦手とする方も多いでしょう。
そこで今回は、長文問題を攻略する際のコツについてご紹介します。
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Part7は出題パターンごとに対策を練る
TOEICのPart7は、いわゆる長文読解のリーディング問題です。ただし、小説を読むように一言一句をしっかり読んでいる余裕はありません。時間内に英文を大量に読む能力が求められるパートであり、英語を処理する力が問われます。
このPart7では、シングルパッセージとダブルパッセージ、そしてトリプルパッセージという3つのパターンが準備されています。
シングルパッセージでは、長文1つを読み込んで、2つから4つ前後の設問に答えていく形式です。同様に、ダブルパッセージでは2つの文章を、そしてトリプルパッセージでは3つ長文を読んで、設問に答えないといけません。
改正が行われたことによって、Part7で解く分量が増えたために、リーディングパートでスコアアップを目指すには、より戦略的に対策を練る必要があります。
シングルパッセージは全体像の把握を優先させましょう。まず初めに、3秒前後で文章全体と設問をざっと読んで、ジャンルや文の長さ、設問数をつかみます。
文章をよく読んでから設問に答えると時間切れになるため、設問を理解して文章から答えを探すようなアプローチが必要です。
その際、選択肢は読まず、設問に目を通して問われていることを理解します。また、シンプルパッセージは設問の順番と本文の内容が基本的に一致しているため、設問を読んでおけば解答がしやすくなります。
ダブルパッセージは難問が出ることも
基本的に、ダブルパッセージの問題についても、シングルパッセージと同様に文章と設問を3秒前後でざっと読み、全体を把握します。ここでも本文より先に設問に目を通し、解答するという順番で解きます。
特に5問目には難題も出題されるので、両方の文章を参照しなければ解けない場合もあります。
難問が出題された場合の傾向としては、最初の文章の上部と2番目の文章の下部に問題を解くヒントが隠されていることが多いので、頭の隅に入れておきましょう。
トリプルパッセージはキーワードに着目すること
トリプルパッセージ問題も、まず文章を読まずに、2秒ほどでざっと眺めて全体像をつかみます。シングルやダブルパッセージと異なり、文章と設問が並ぶ順番は必ずしも一致していません。
つまり、最初の設問を解くヒントが2番目の文章に見つかる場合もありますので注意が必要です。
各設問では、メールの差出人や会社名、商品名のように、ヒントを探していく際のキーワードが盛り込まれています。キーワードに着目すれば、答えの根拠となる部分が含まれている部分が素早く見つけられます。
設問でキーワードを把握し、キーワードをもとに文章をざっと眺め、解答を探すという手順で問題を進めていきます。
また、トリプルパッセージも5問目に難題が出ることが多いですが、最初の文章と3番目の文章からヒントが得られるケースが多くなっているので、心得ておくと良いでしょう。
まとめ
以上、Part7のリーディング対策についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。スコアアップを目指すには、問題を攻略するコツをよく理解して勉強を進めることが近道です。