新形式TOEIC リスニング問題の変更点○個
英語を勉強している人の中には、自分の英語力を試したい人や、仕事での必要性からTOEICを受験する人も多くなっています。
ですが、新形式が導入されてから、TOEICの勉強法についてどのように対策を進めれば良いか、よく分からないという人も多いでしょう。
TOEICを難しいと感じている人は、特にリスニングが苦手という人もいらっしゃいます。そこで今回は、新形式のTOEICにおけるリスニング問題の変更点について3個ご紹介します。
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(1)Part1とPart2で問題数が減った
新しい形式で導入された、分かりやすい変更点としては、Part1と2で出される設問の数が減ったことが挙げられます。
具体的には、Part 1で10問だったのが6問に、Part2では30問だったのが25問になっています。
全体で見れば、9問減ったことになります。つまり、Part 1と2で問題数が減るということは「Part 1と2だけに集中して勉強しても、旧形式と比べて点数を稼ぐことが難しくなった」ということなのです。
そのため、急いでスコアアップをしたいという人は、Part 1と2だけでなく、Part 3対策として音声と英文を使用したトレーニングをすることも大切になります。
(2)Part2の内容がより難しくなってきている
一昔前のTOEICのPart 2では、最初に出てくる単語のいくつかをしっかり聴き取れれば、解答の見当がつきやすくなる、と言われてました。
しかし、新形式のPart 2では、間接応答問題などのように、会話についての状況を正確に把握することに加えて、瞬時にその内容を理解しなければ正解が選べないような設問の数が増えてきています。
こうした問題への対策としては、設問の種類別に、どのように解くべきかを学べる問題集を使って勉強する方法が有効です。問題の解き方が体系的に学習できれば、本番でも応用が利きやすくなります。
(3)Part2ではDirectionsが読み上げられる時間がおよそ半減
旧形式のTOEICを受けていた人はご存知のはずですが、旧形式Part 1では、問題に関する説明が読み上げられるDirectionsが約1分半あり、さらにPart 2でもDirections が1分ほどありました。
そのため、受験者はこの時間を使って、Part 3や4の設問を先に読むことが可能でした。
しかし、新形式では、Part 2のDirectionsに充てられる時間は30秒ほどになりました。
実質的に、Part 3と4を先に読むための時間が減ったことになります。
Part 3は、問題の数そのものが増えていますし、設問や選択肢が長めな意図問題や、読み取らなければならない情報が沢山ある図表問題も追加されています。
つまり、Part 1と2のDirectionsが読み上げられている間に、Part 3と4の設問全てと図表にざっと目を通すことは、難しくなったことを意味します。
このことから、受験者にとっては、先読みする問題を絞っていく必要があります。
さらに、Part 3と4において、以前よりも速く、かつ正確に設問と選択肢を読まなければなりません。 そのための対策としては、新しい形式に対応した公式問題集などを使い、設問と選択肢を速読するトレーニングを行いましょう。
このトレーニングをしておくことで、本番で設問と選択肢に目を通す時間が違ってくるからです。
まとめ
新しい形式での変更点について、今回3点ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
TOEICの中でもリスニングセクションが特に苦手という人は、変更されている点について再確認し、本番を見据えた勉強を積み重ねていくことがスコアアップにつながります。
リスニングでは、設問と選択肢に目を通すスピードも必要ですので、日頃から英文を読むスピードと正確さを意識して勉強していきましょう。