押さえておこう!TOEFL スピーキング問題の採点基準
スピーキング問題というと、創造性が求められるのではないか、自由度が高いのではないか、と思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが、TOEFLに出題されるスピーキングでは、比較的パターンはシンプルです。その理由は、出題形式にそれほど変化がないためです。
そのため、TOEFL高得点を狙うのなら、出題形式を理解して、設問に合った対策をすることが近道になります。その際、スピーキング問題の採点基準についても、押さえておくと役に立ちます。そこで今回は、その採点基準について具体的にご紹介します。
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TOEFLのSpeaking問題には採点基準が3つ
TOEFLのSpeaking問題でポイントになるのは、大きく分けてDelivery(話し方)とLanguage Use(語彙の使い方)、そしてTopic Development(トピックの展開)です。
発音や表現力、瞬発力などの要素は、DeliveryとLanguage Useに含まれます。
Deliveryは、発音およびイントネーション、抑揚を意味するもので、Language Useでは文法の正確さや表現力などが求められます。また、Topic Developmentでは、文章を読解したり、講義を聴き取って、その内容を説明する能力が必要です。
つまり、発音が良くて抑揚があり、話が明瞭になっているかがDeliveryで評価され、語彙や熟語などを含めて適切な表現ができ、文法もしっかり使えているかがLanguage Useで評価されます。
そして、英語を聴いたり、読んだりして内容を理解し、質問の内容を明瞭に相手に説明できているか、さらに回答が持続的で、首尾一貫しているかどうかがTopic Developmentで評価されます。
そのため、Speaking対策として練習する際には、正確な文法はもちろんですが、汎用性が高くて「英語らしい」表現力を磨くことが大切になってきます。
こうした表現力を磨くには、自然に英語を使えるようになるまで何回も解答練習を重ねることも重要です。
Topic Developmentの対策として必要なもの
DeliveryとLanguage Useの意味は分かりやすいですが、Topic Developmentは何のことなのか、よく分からない人もいらっしゃるかもしれません。
具体的な設問から説明すると、Integrated Taskでは、文章や講義から内容を把握し、説明する力が求められています。
つまり、聴き取る能力と読解力が備わっており、英語で説明する能力があるなら、高得点を目指せます。
また、Independent Taskでは、回答者の考えが「持続的であり、かつ発展的で、首尾一貫しているか」が問われます。
一本道に例えるなら、回答者の答えが止まらずに、かつ脱線もせず、滑らかに発展していくようなものなら、それなりの評価が与えられます。
Speaking問題で避けるべきこととは
逆に言えば、こうした判断基準から逸脱するような答え方は避けた方が無難です。回答する時に、問題とは全く関係がないことを話しても、点数にはなりませんし、徐々に問題とは関係がないこと話し始めてしまうのも、得点にはつながりません。
例えば、教師に大切な素質について聞かれた場合、論理力と回答した後に、「論理」とは何を意味するかについて語ると、話が脇道にそれてしまいます。
このケースでは、なぜ論理力が教師にとって大切な素質なのかに関してしっかり説明すれば、問題に沿った回答ができます。
いかがでしたでしょうか。TOEFLに出るSpeakingセクションでは、問題のパターンと採点方法について理解しておくと、効率的な勉強を進められます。