音読トレーニングで英語力アップ!その効果と注意点
日本人の多くは中学校から高校、大学まで英語を授業で学んでいます。場合によっては就学前、幼児期から英会話教室に通っているという人もいます。
しかし、実際に話せる人はそれほど多くはありません。日本人が英会話を苦手としている理由としては、学んでいる理由が話すためのものではなく、受験のための知識としての英語であるということが多いためです。
そのため、英単語や文法などの基本的な知識はあるという人も多いようです。
英会話をするためには、相手の話していることを聴き取り、理解し、言いたいことを伝えるということです。そのために大切なことは、英語を聴き取る能力です。そのようなことを目的としている場合に有効な学習方法が音読トレーニングです。
英会話で大切なこと
音読トレーニングとは、耳を英語に慣らすということを重点的に行います。人は、聴き取れない言葉を話せません。
音声を聴き取れれば、話せるようになるため、リスニング力を高めるとともにスピーキング力を高める効果も期待できます。
やり方とは
主なやり方は、まず音声を聴きます。どのようなことが話されているのかをテキストなどで確認します。
単語の組み合わせによっては、単語1つ1つの発音とは異なる場合もありますが、音声通りに聞くようにしましょう。もう1度音声を聴き、聴こえたとおりに暗唱します。
1~2回程度暗唱を繰り返し、もう1度音声を聴きます。今度はテキストを見ながら、再度暗唱を行います。どのような意味であるのかも押さえておき、その場面をイメージしながら何度も暗唱を行うようにしましょう。
発音と英文のイメージを把握できたら、もう1度音声を確認し、テキストを10回以上音読します。
最後に音声を聴きながら、発音をするようにしましょう。音声が流れ始めたら、最初から終わりまでを聴いてから発音するのではなく、音声から1単語遅れて、発音をするようにします。
これを5回程度繰り返したら、次の英文で同じことを繰り返します。
テキストを1冊、同じことを繰り返したら、再度最初からやり直します。 複数のテキストを行うよりも、1冊のテキストを繰り返し行うことにより、効率良く覚えられます。
何度も行なっていると、自分が苦手としている発音などが分かってきます。無理なく発音ができた英文と苦手としている英文にチェックを付け、苦手としているところは特に重点的に行なうようにしましょう。
繰り返し行うことが大切
1回目よりも2回目、2回目よりも3回目のほうが、1冊のテキストを行なう時間は少なくなるはずです。
人の記憶は、1度だけでは定着しません。繰り返し行なうことにより、記憶として残りやすくなります。
また、毎日継続して英会話を聴いていくことによって、英語を聴くということに対して慣れてきます。最初に聴いた時には、何を言っているのか分からなかったという人でも、繰り返すことによりはっきりと理解できるようになる日が訪れるはずです。
継続することが重要
三日坊主という言葉がありますが、3日程度学習をしたからと言って何らかの変化を感じることはできないでしょう。
大切なことは、1日10分でも30分でも良いので、継続して学習をするということです。毎日同じ時間帯に学習をすることにより、学習習慣を身につけられます。
学習し始めた時は理解できる単語も少なく、発音にも時間がかかってしまうため、つまらなく感じてしまう可能性もありますが、継続することで、理解できることが多くなります。理解できれば、楽しみながら学習できます。