幼い頃から触れさせよう!子ども向け英会話のポイント
以前中学校で習っていた内容が小学校高学年まで引き下げになり、英会話は小学1年生から授業が始まるところも多くなりました。
日本では英語の授業が徐々に早まってきています。今までの教育法では全く話せるようにならなかった事から、英語教育の根本的な見直しが行われているためと考えられます。
ですがこの事により、英語教科が早くから成績表で評価されるようになり、理解が難しいと感じると、早くから苦手意識を感じる人も増えてきています。
そうならないためには、早くから英語に慣れさせておく事が重要です。
英語耳は幼ければ幼いほど英語力を鍛えやすいという事も分かっています。英語耳とは、英語を頭の中で日本語に訳すのではなく、英語そのままを脳内に入れ、変換せずに取り込む力の事です。
具体的にどうすればその英語耳が鍛えられるのでしょうか。
英語耳を鍛えるには
1番手っ取り早い方法は、海外に数年居住する事です。ですがそれは仕事の都合でもない限り、現実的に不可能です。両親が英語を話す家庭で育った人も英語耳になります。
ですがこれも親が英語を話せる事が大前提となり、そんな家庭は少数派です。
そこで子供達を少しでも英話に触れさせようと、英会話教室に通わせる親が多くなるわけですが、ただ行かせれば効果がでるわけではありません。
週に1度40分程度英語に触れていた位では、特に意味のないものとなってしまいます。与えられた教材やCDをフルに活用し、毎日でも聴かせると、次第に子供の耳は自然と英語を取り込める耳へと育つのです。
遊びの感覚で日々聴かせていきましょう。つまりポイントは日ごろから英語に触れさせておく事なのです。
小さければ小さいほど、効果はあがりやすくなりますし、英会話に通わせてしばらくすると、驚くほど綺麗な子どもの発音を聞く事ができるようになります。これは大人のように、英語に対して先入観がないからです。
フォニックスという教え方
大人は単語のスペルを思い出して、日本語で想像してしまいます。現在では各教室でもフォニックスという教え方が主流になってきています。
フォニックスとは、アルファベットをそのまま読むような事はしません。
例えばAというアルファベットなら、「えー」と読むのではなく「あっ」と発音します。この感覚を頭に叩き込むのです。 英語が苦手だからと言って、子どもの前で下手な英語は話さない方が良いのかというとそういうわけでもありません。
簡単な単語でもいいので、なるべく毎回英語で話しかけるようにしていきます。英語が苦手でも、発音が悪くても問題ありません。
少しの単語でも英語も用いてどんどん使っていくと、次第に子供も興味を持ってくれたりしますし、大好きな人の言葉は、子供の耳に残ります。
子供に教える事は何事にも根気と忍耐が必要です。無理強いすると逆に苦手意識を持ってしまう場合だってあります。
まとめ
数ヵ月で通っていることに対して目に見えた効果を期待するのではなく、長い目で見て将来英語に困らないように、英語嫌いにならないようにするために導いてあげたいですね。
英語が話せると、世界が広がります。海外旅行にしても話せるのと話せないで楽しさは全然違ってきます。
近い将来英語は話せて当然の世の中になるかもしれませんが、今はまず英語って楽しいんだ、面白いんだと感じる心を育み、もっと知りたい、話したいと思わせることが優先事項です。
それには言葉だけでなく、文化に触れさせることも重要です。
外国では家に帰っても靴を脱がなかったり箸をメインに使わなかったりと、子供に興味を引かせます。
世界地図を使って英語圏がどこなのかを知らせてあげることも有効です。日頃から常に英語に関わらせ、好きにさせておくことが英語上達への最大のポイントとなります。