リスニング問題の練習を効率化!フリーソフト「Audacity」
英語の試験におけるリスニング対策で、音声を使ってシャドーイングなどのトレーニングを行なっていると、音声ファイルの中に余計な空白部分があり、それを長く感じる方も多いのではないでしょうか。
CDなどの教材でも、本編に入るまで時間がかかるものがあり、その時間がもったいないと感じる人もいらっしゃるでしょう。
そんな方の中で、パソコンが苦手ではない人にお勧めなのが、フリーソフト「Audacity」です。今回は、このフリーソフトを使ってリスニング練習を行なうメリットについてご紹介します。
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フリーソフト「Audacity」の特徴とは
このフリーソフトは、音声ファイルの編集目的のために使用されるソフトですが、範囲を指定して繰り返し再生を行なったり、スロー再生や編集作業も簡単にできます。
そのため、リスニング対策でシャドーイングをする際にも非常に使いやすいツールとして活用できます。
まず、使用する音声ファイルを開きますが、このソフトを起動し、「ファイル」の「開く」から音声ファイルを選択すると開けます。すると、画面には波形が現れてきますので、「再生ボタン」で再生します。
繰り返し再生したい場合には、シフトを押しつつ「再生ボタン」を押すと再生できます。
また、英語を勉強していると、スピードを変えながら再生したいという時もあります。
その場合には、上部にあるバーで再生のスピードを変更し、「再生ボタン」で再生できます。
特に英語の発音をじっくり聴き取ってまねしたい場合は、最初に遅めのスピードで聴いてから徐々に速くしていくと、丁寧な練習を積み重ねられるので便利です。
簡単な編集操作で英語トレーニングに役立つ
シャドーイングで自分の英語力を鍛えていく場合、苦手な箇所を強化するために、範囲を絞って繰り返したいこともあるでしょう。
このソフトは、範囲を指定して再生を行なえます。範囲の指定は、ドラッグアンドドロップを使うと簡単に指定できます。
リピーティングやオーバーラッピング、シャドーイングのトレーニングをする時に、不得意な箇所を集中的に、何度も繰り返してトレーニングできて非常に役に立ちます。
また、このソフトを使うと自身のリスニング対策として、音声ファイルをオリジナルで作れます。もちろん、必要ないと思う部分のカットも可能で、範囲指定をして切り取ることが可能です。
操作も難しくないので、範囲をあらかじめ指定しておけば、「delete」ボタンで指定した部分の削除ができます。こうしておけば、自分だけのファイルを作って何回でも好きなだけ英語学習を繰り返せるので、余計なストレスを減らせます。
使いやすいファイルに編集すれば効率良く学習できる
Audacityは、別のファイルにある音声をコピーしてくることも可能で、別のファイルの音声をコピーアンドペーストで貼りつけ、1個のファイルにできます。
つまり、同一の音声を繰り返しで学習したい時のファイル作りに最適です。
音声をまずコピーし、その後すぐペーストを繰り返すだけなので、例えば同じ音声を10回自動的に再生するファイルも簡単に作れます。
また、スピードを変えて音声ファイルが作れますので、オーバーラッピングやリピーティングなども自分のレベルに応じて進められるようになります。
操作は、「エフェクト」にある「テンポの変更」から、変更率が設定できます。
例えば、通常より「-20%」で設定すると、通常スピードの80%のスピードになり、スロースピードで学習がしやすくなります。これは特に初心者の方にお勧めです。
まとめ
英語学習者の中で、リスニング能力をアップさせたいと考えている方には、フリーソフトのAudacityを使った勉強法がお勧めです。
このソフトを使うと、音声ファイルをシンプルな操作で編集できるため、シャドーイングやリピーティングなどの学習に最適なファイルを、自分で作れます。
じっくりと音声を聴き取ることや、速さを変更して自分のレベルに合う学習ができるようになります。使い勝手が良いファイルを作れるようになれば、英語学習の効率もアップします。