「during」と「while」ってどうやって使い分けるの?
duringとwhileは、どちらも同じ意味で、~する間となります。
前者は前置詞で、後者は接続詞であるため、後ろに来ることばによって使い分けをします。 意味は同じですから、後ろに名詞か名詞句を置きたい場合はduringを使いますし、後ろに主語+動詞からなる文を置きたい場合は、接続詞であるwhileを使います。
接続詞の後ろの文の主語が、前の文と同じで、しかも後ろの文の動詞がbe動詞である場合は、接続詞の後ろの主語+動詞は省略できます。
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前置詞と接続詞との違い
duringは前置詞で、whileは接続詞となります。
両方の語の意味はまったく同じですが、品詞が異なります。
そのため、使い分けるときは、意味や時制に気をつける必要はなく、品詞だけに注意を払えばいいことになります。
前置詞の後ろには、名詞か名詞句が来ます。 接続詞の後ろには、主語+動詞で構成される文が来ます。
接続詞を使う場合は、文+接続詞+文という形になりますが、前の文の主語が後ろの文の主語と同じで、しかも後ろの文の動詞がbe動詞であった場合は、後ろの文の主語+動詞は省略可能です。
そのため、一見接続詞が前置詞のように使われていると見えることがありますが、それは違います 後ろの文は、主語が前の文と同じで、しかもbe動詞の文だと類推できるものです。
前の文の主語と後ろの文の主語が異なっている場合は、こうした省略はできません。
while後の動詞が一般動詞なら進行形に
この接続詞の後ろの文の動詞が一般動詞である場合は、通常、進行形になります そのため、接続詞の前の文と後ろの文の主語が同一である場合は、後ろの文の主語+動詞が省略されやすくなります。
接続詞ではなく前置詞としても使われているのはないかと見られがちですが、それは違います あくまでも主語+be動詞が省略されているため、現在分詞が接続詞のすぐ後ろに位置しているということになります。
決して動名詞ではないということを、理解しておく必要があります 現在分詞は、品詞としては形容詞ですから、前置詞の後ろに位置することはできません。
主語+be動詞の省略形であるとすぐわかるようにしておかないと、この語を使った英作文や、duringとの書き換えが正しくできなくなります。
前置詞duringとの違いに十分注意を払うことが大事です。
接続詞の後の文の省略
この語に限らず、接続詞の後の文の主語が、接続詞の前の文の主語と同じである場合は、後ろの文の主語+be動詞が省略されるのはよくあることです。
接続詞の前の文の動詞と、接続詞の後の文の動詞が違っても、後ろの文で省略されるのは進行形のbe動詞です 後ろの文で本来使いたい一般動詞は、ingをつけられ、現在分詞となっていますので、現在分詞からどういう行動であるかは十分わかります。
主語が接続詞の前後の文で一致しているなら、こうした省略をしても何の支障もないわけです。
このことがあらかじめ理解できていないと、接続詞のあとに名詞が来ているように見えたりするため、混乱しやすくなります。
そのままだとブロークンな会話はできても、正式な英文を書く必要が生じたときに、対応するのが困難となります。
常に品詞に注目し、文法を大事に考えることが必要とされます。
まとめ
この2つの語は、意味がまったく同じで、品詞だけが異なります。
使い分けるときは、一方が前置詞であり、もう一方が接続詞であるという点に着目することです。
前置詞の後ろには、名詞か名詞句が来ます。
代名詞なら目的格が来ます。 接続詞の後ろには、主語+動詞からなる文が続くのが普通です。
ただし、主語が接続詞の前後の文で一致している場合は、接続詞のあとの主語+be動詞が省略できます。
接続詞の後ろの文は、進行形になりやすいので、こうした省略はよくおこなわれます。