行き先を尋ねる:旅で使える英語集

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更新日:2023年12月29日 英語コラム

行き先を尋ねる:旅で使える英語集

国内・海外を問わず、旅行先で遭遇する典型的な困りごとの1つに、目指す場所が分からないことが挙げられます。

行きたい場所の名前は分かっているのに、それがどこにあるのか分からない。地元の人は「直ぐそこ」と言うけれど、そこに暮らす人の直ぐそこは、旅人にとっては必ずしも近くでないことは、ほとんどの皆さんが経験済みだと思います。

言葉が通じる国内ならば、「数打ちゃ当たる」方式が使えるため、解決は時間の問題。

でも、海外では下手をすると危険な目に遇いかねないので、最低限、明るいうちにホテルに戻れるだけの英会話フレーズを身につけておくことが必要です。 そこで、このような時に使える英語の台詞をまとめてみました。

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目的地の場所や電車のホームを尋ねる場合

「メトロポリタン美術館は、どこか教えてもらえますか?」:「Can you tell me where the Met is?」 これが普通の丁寧さを伴った言い方です。

「can you」の部分で「教えてください」と願い出るわけですが、これを「please」に置き換えても良いです。

ただし、友達でもない人にいきなり「where」で始めるのは失礼なのでやらないように。

「the Met」はメトロポリタン美術館の略称です。

「フィラデルフィア行きの列車へは何番線で乗れますか?」:「Which track can I catch the train bound for Philadelphia?」 英語での発想は、「どの線路でその列車を捕まえられますか」になります。

ターミナル駅を除いて列車は通過するものなので、乗る人からみると捕まえるイメージである「catch」が使われます。

「何か目印はありますか?」:「Are there any landmark around there?」 場所を教えてもらったついでに、このフレーズを使って目的地周辺のランドマークを聞いておくと役に立ちます。

自分の位置やルートの妥当さを確認する場合

「私たちは、この地図のどこにいますか?」:「Where are we on this map?」 尋ねる相手に地図を見せながら、現在地を教えてもらう方法です。

自分の他に質問される側の人もその場にいるので、主語は「we」となります。

「市民ホールへの道はこれで合っていますか?」:「Is this the right way to the civic hall?」 日本語にもある言い回しなので、これはすぐに覚えられると思います。

進む方法を指差しながら質問すれば完璧です。 「道のこっち側で正しいですか?」:「Are we on the right side of the street?」 バス停で「駅に行こうとしてるんだけど、こっち側で待ってていいんだよね」と確認したい場合などに使います。

返事が「No, you are on the wrong side」だったら方法が逆なので、道の反対側に移動してください。

所要時間や距離を尋ねる場合

「駅までどれくらい時間がかかりますか?」:「How long will it take to get to the station?」 タクシーで運転手に所要時間を尋ねる場合に使えます。「駅に到着するまでに」の部分を略せず言うのがミソです。

一方、「time」は「long」で代用できるのが英語なんですね。

道行く人にタクシーや徒歩での時間を聞く場合は、最後に「by taxi」や「on foot」を付けるのを忘れずに。

「ホテルまでの距離はどれくらいですか?」:「How far is it (from here) to the hotel?」 時間が「long」であるのに対して、距離は「far」で表します。

こちらが道を探しているのが相手に明らかに伝わる状況では、「from here」は省略可能です。日本語と違って「大体の距離でいいのだけれど」とあえて言う必要はありません。

大体の距離しか分からない場合は相手の方が「It’s about」と言ってきます。自信がない場合は即座に「I don’t know」と返ってきますが、不親切ではなくそれが欧米流なので憤慨しないでください。

まとめ

このように、一言で行き先を尋ねると言っても、聞き出したい内容が方向なのか、手段なのか、位置の確認なのか、所要時間なのかによって表現の仕方が変わってきます。

同一フレーズの動詞と目的語を入れ替えれば、出来上がりというものではないので、状況をイメージしながら何度も繰り返して覚えてください。

そのような英会話学習を繰り返すことによって、英語文化の根底にあるものの考え方が徐々に分かってきます。

しつこくなるので一部を除き本文中では略しましたが、いずれの場合も話を聞いてくれる人に失礼のないよう、「Excuse me but」を頭に付けるのを忘れないでください。

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