「お会計は別々で」:旅で使える英語集
旅行先のレストランやバーで、別会計や割り勘など、支払いをそれぞれで行いたいとき、英語ではどんな表現をするのでしょうか。
行った先で意気投合した相手と食事をしたり、友達と大皿をシェアしたりと、会計を分けたいシーンについて、英会話のボキャブラリーをいくつか持っておきたいですね。
ここでは、食べた分を払うのか、割り勘にするのか、あるいはいつお店の人に言えば良いのかなど、シーンや目的に分けていくつかの英会話の例をご紹介したいと思います。
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別々で会計してください
まず、それぞれが食べた分だけをお会計してもらいたいときには、we would like separate checks, please. と伝えましょう。
お酒を飲む人と、飲まない人がいるときや、別々のメニューを注文するときに便利な表現です。
Can we have(get) separate checks, please. や、we would like to pay separately, please. と言い換えることもできます。
お店の人に手間をかけるので、pleaseをつけて丁寧な表現でお願いしましょう。
ちなみに、同行者にそれぞれ払いましょうと提案するときに、Let’s go Dutch. という表現を見聞きすることがありますが、これは、オランダ人=ケチという偏見が入った古い言葉なので、使わない方が無難といえます。
このときにも、have separate checks を使うようにしましょう。
割り勘にしてください
次に、合計金額を均等に割りたいときの表現をいくつかご紹介します。
割り勘にするという表現はsplit the bill evenly と言います。
お店から聞いてくれることも多く、会計時に複数枚のカードを出した場合や複数人が財布を持っている場合には、なにも言わなくても等分にしてくれることがほとんどですが、Please split it evenly と言い添えるとより確実で、相手にも丁寧な印象を与えます。
この it は会計のことを差しますので、一部のプレートだけを等分にして、ドリンクやデザートは別々など例外をつくるときには、it を割り勘にしたい商品に言い換えて応用してください。
また、evenlyが無い辞書もありますが、別々に会計するという意味と、割り勘にするという意味の両方をあわせ持つので、evenlyまで伝える方が確実です。
お店の人に伝えるタイミング
会計については、日本のレストランのように、食事が終わったら店の方から伝票を持ってくるということは、あまりありません。
どちらかというと、居酒屋のように食後にお会計をお願いしますとウェイターを呼ぶ場合がほとんどですので、その時に伝票を別々でもらえるようにお願いするのが一般的です。
先に伝えなければいけないお店も時々見かけますが、殆どの場合そのようなお店では、先に「お会計は別々ですか?」と聞いてくれますので、そのお店の流れに任せましょう。
余談ではありますが、「奢るよ」という時には、It’s on me. やI’ll treat you.と表現します。
It’s on me. のitも、奢るものの内容を差しますので、全部の時には会計伝票を示しながら言うと分かりやすく、一部の時には適宜、drinkやdesert などに言い換えてください。
以上のパターンを使い分けられれば、支払いについて誤解や間違えが少なく、気持ち良く楽しい食事が終えられると思います。
まとめ
先にも少し触れましたが、アメリカはカード社会なので、会計時に複数枚のカードを提示するのが一般的です。
あまり大金を持っているのは危険なだけでなく、不信感を与えることもありますので、別々の会計でも、遠慮せずカードでの支払いをお願いしましょう。
また、日本に比べて、年配の人が奢るという文化がマイナーです。 外国の方と食事するときには、どのように会計をするのがスムーズなのか、相手の国の文化や価値観を調べておくと良いでしょう。