TOEIC Part 7で役立つ!リーディング力向上のための「通読トレーニング」
多くの方々が受験するTOEICですが、スコアが思ったように伸びず、悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、リーディングパートを苦手と感じている方は、リーディング力が向上するような勉強を進める必要があります。 そんな時にお勧めなのが、通読トレーニングです。
こうしたトレーニングを重ねていけば、徐々にリーディング能力がアップしてきます。そこで今回は、そんな通読トレーニングの勉強内容とポイントについて詳しくご紹介します。
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そもそも通読トレーニングとはどんなトレーニングか
通読トレーニングは、公式問題集などを使用して英文を通読していく訓練法です。
Part 7に採用される英文は、極めて精巧で、質の高い文章です。そのため、本試験と同質の英文を作成するのは非常に難しいので、日々の勉強において公式問題集を使った方が、時間対効果が高くなります。
公式問題集以外に、例えばTOEIC試験を継続して受験している著者によって書かれた模試などでも良いでしょう。
通読する前には、まず精読することが不可欠で、語彙や単語の品詞を確認したり、主語および動詞を確認し、意味のまとまりでスラッシュを入れたりしながら、細かい点を書き込んでいきましょう。
精読したらまずは1周読み、時間があれば2周、3周と読み直していきます。精読してから読み直すと、記憶にも定着しやすくなります。英文に慣れていない方は、最初は速読せず、文頭から自分が理解できる速さで読みます。
また、問題文と同時に設問や選択肢についても、精読してから通読しましょう。
通読を進める時に気を付けたいこと
Part7を解いていると、本文が書かれた目的や、本文の主旨について尋ねる問題を見かけることが多い事実に気づくでしょう。
こうした設問は、本文に記載されている文章の情報から解答を推測できます。このことを考慮すると、通読の際にも、本文が書かれている目的および主旨をきちんと理解することが必要になってきます。
さらに、TOEICは、受験した方はお分かりと思いますが、問題文や設問、選択肢の中で、言い換えの表現が多く登場します。
また、単語でも、例えば「Unfortunately」のような、その後の文章の展開がある程度予測できるキーワードがあります。
そのため、こうした言い換え表現やキーワードを精読の際に確認しておいて、通読する際に意識しながら読めば、速読もしやすくなりますし、解答も見つけやすくなります。
通読はできるだけ多く繰り返すこと
受験する方のライフスタイルによって、TOEICの勉強法やスケジュールは変わってきますが、通読のトレーニングをする場合には、最初に触れたように、精読をしてから行い、1セットについて20周前後を目安に行うと効果的です。
最初にPart7の問題を1セット通読する場合、初心者の方は大変に感じる方もいらっしゃるでしょう。初めの頃は、1セット通読することに1時間程度の時間がかかるかもしれませんが、慣れてくると読むスピードがアップしてきます。
これを数セット繰り返していくと、1セットあたり30分前後で終えることも可能になってきます。
毎日1セットずつ通読すると、平日だけ行なった場合、1週間で5周読めます。
翌週また同じものを通読し、それを繰り返していくと、20周目になる頃には、最初の頃と比較すれば読むスピードが上がっていることに気づくはずです。
20周したら、次の問題集の問題に取り組み、同じように通読のトレーニングをすると、速読するスピードが段階的に上がってくるでしょう。
まとめ
TOEICのリーディングでは、本文を速く読むこともスコアアップにつながってきます。リーディングが苦手な方は、通読のトレーニングを積み重ねていくと、徐々に英文の内容を理解しながら、かつ速く読めるようになってきます。
通読をする前には、必ずしっかり精読をすることが重要なポイントになります。
その際には、ただ読むのではなく、語彙の意味やキーワード、言い換え表現などに注意しながら読むと、本番でも答えが見つかりやすくなります。
精読したら、あとはひたすら通読の訓練を重ねますが、1セットについて20周を目安に行いましょう。