TOEICスコアとリスニング力アップ!Part 1・2の勉強法
TOEICを受験する人は、スコアを伸ばすだけでなく、英語力も付けたいと考えている人も多いことでしょう。
しかし、なかなかスコアがアップせず、伸び悩んでしまっているという人の中には、リスニングに不安を抱いている方もいらっしゃいます。
TOEICのPart1,2で思ったように得点できないという方は、Part1と2に特化した勉強法を進めると効果的です。そこで今回は、Part1,2でスコアをアップするために必要な勉強の仕方についてご紹介します。
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同じ問題を何回か解いて弱点を把握する
Part1,2でスコアアップをしたいなら、同じ設問について1回だけでなく何回も解いてみましょう。そうすることで、弱点を自分で正確に把握できます。
模試や公式問題集は、まずは本番通り時間内に解いていきます。マークシートも使い本番と同じ環境で解くことで、本試験でも力を発揮できるでしょう。
次に、音声は何回聴いてもいいので、今度は時間を無制限にして自分の力だけで問題を解きます。
こうして回数を重ねていくと、しっかり理解できた問題と何回か聴いてある程度理解できた問題、そして何回聴いても発音が理解できない問題など、違いが出てくることが分かります。
何回か聴いて理解できた問題は、定着度も高いため、トレーニングをすると瞬時に内容が聴き取れるようになります。
しかし、ある程度しか理解できない問題は、定着度も低く、発音が聴き取れなかった問題は、最初から音をきちんと覚える必要があります。
つまり、時間を無制限にして解くと、音声を何回も聴くので、自分にとっての弱点をしっかり把握でき、勉強するべき箇所がはっきりと見えてきます。
ディクテーションで聴き取れない箇所を見つける
時間を無制限にして問題を解いたら、Part1,2の音声を活用してディクテーションを行いましょう。ディクテーションは、スクリプトを見ないで、聴こえてくる音声のみを頼りに、内容を紙に書き出す勉強法です。
ディクテーションをする場合には、Part 1と2の両方とも、1題ずつ行いましょう。
最初に、1文目(あるいはPart2であれば設問の音声)について、数回に分けて繰り返し再生しながら書き取ります。自分の今のレベルではこれ以上何回聴いても書き取れないことが分かったら、次の文章に進みます。
4文目(あるいはPart 2では設問と選択肢の3文)が終了したら、答え合わせを行います。1文あたり、1分以上の時間がかからないように注意します。
ディクテーションをすると、自分が上手く聴き取れない音が見つかりやすくなりますし、音の連結や消失も見つけ出すことが可能になります。
音声を聴いて、ディクテーションがスムーズできない方は、聴き取れる発音自体が少なかったり、音が連結したり消失する部分のストックが足りないことが分かります。
設問文および選択肢の精読とオーバーラッピングを行う
ディクテーションが終了したら、Part 1・2に出題される設問文と選択肢を精読しましょう。
英文の内容を正確に理解するための作業を精読と呼びますが、精読する際にはいくつかのポイントに注意して行うことが大切です。
まず、発音やアクセントに注意しながら、音の連結と消失にも気を付けます。また、語彙の品詞や意味も確認し、文の構造や文法、構文などもチェックしていきます。
さらに、類語の使い分けや違い、言い換え表現についても分析してみましょう。
英文の精読をしないで、単にシャドウイングをしたり瞬間英作文などの訓練をするのは、貴重な時間を無駄にすることになりかねませんので、しっかりと英文の内容を理解することが基本です。
特に初心者の方は、ディクテーションで音をきちんと聴き取り精読で内容を理解したら、オーバーラッピングをしてトレーニングすると効果的です。
オーバーラッピングは、スクリプトをもとに音声と同時に音読を行うトレーニングです。毎日繰り返すと、自身の発音がナレーターの発音に徐々に近づいてきて、音を聴き取るのも楽になっていきます。
まとめ
TOEICで特にPart 1・2が苦手という方は、1度自分の勉強法を見直すことで、スコアアップにつながる可能性が高くなります。
そのためには、順番を追って段階的に勉強を進める方法が効果的です。 まずは同じ問題を何回か解いてみて、自分が苦手な部分を把握し、さらにディクテーションを行うことを通じて、聴き取れる発音のストックを少しずつ増やしていきましょう。
また、本番で英文を読んで正解を見つけるためには、日頃から英文を精読して、内容をきちんと理解する努力が大前提です。