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更新日:2023年12月29日 英語コラム

「手伝ってください」:お願いする表現

誰かに何かを手伝って下さいと依頼するとき、日本語にはさまざまな表現がありますが、英会話においても同様にたくさんの表現法が存在しています。

当然、友人同士で使える極カジュアルなものから、ビジネスシーンでも活用できる丁寧なものまで、幅広い表現が存在しています。

使い分けができなければ、友人相手に過剰に親切になってしまったり、あるいは相手に失礼になってしまうこともありえます。それぞれのフレーズの違いを理解しながら幅広く覚えていきましょう。

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Would(Could) you~?のフレーズ

ビジネスの相手などの目上の方、あるいはさほど親しくない相手には「Would you help me?」 や、あるいは「Could you help me?」から始まるフレーズを使いましょう。

これらは非常に丁寧なフレーズであり、単に「Will you~?」や「Can you~?」とお願いするよりも、ずっとフォーマルなニュアンスを持つことになります。

また、「Could」を使った慣用フレーズとして、お願いがあるのですが(聞いていただけますか?)という意味の「Could you do me a favor?」があり、これを用いることで「Could you~?」と同じぐらい丁寧にお願いできます。

なお「Could you~?」は、何かを頼む相手が手伝ってくれることが物理的、あるいは能力的に可能かどうかを確かめる意図があり「Would you~?」の側には、単純に依頼したとしたら実行してくれるかどうかの意思を尋ねる意図があり、一般には「Would you~?」を使う方が良いでしょう。

Please~?のフレーズ

友人や親族など親しい相手、あるいは親しみをもって接したい相手には「Please」を使ったフレーズを使ってお願いしてみましょう。

ただし、単に「Please help me」と「Please」をつけてお願いするだけでは「Help me」という命令文を「Please」が強調してしまい、助けて欲しいんだけど、「もちろん助けてくれるよな?」というような、断る余地のないやや横柄な言い方になってしまいます。

そこで「Will」や「Can」を用いて「Will(can) you please help me?」などと言い回すことで、上記のようなフレーズよりもずっと柔らかく依頼できます。

なお、このように「Please」+動詞の文章は余り丁寧な言い方とは言えませんが、相手が利益を受ける行為や、または指し示す行為が自分の負担になる場合などには、普通に使うことも可能です。

Would you mind~ing?のフレーズ

このフレーズは上で取り扱った「Would(Could) you~?」とほぼ同等か、あるいはそれ以上に丁寧なフレーズであり、ビジネスシーンでのクライアントを相手にする場合などに用いるものです。

「手伝っていただけますか?」と訊きたい場合には「Would you mind helping me?」となります。

「mind」に続く動詞が「ing」系になることに注意しましょう。「mind」は気にしますか?という動詞であるので、これに対する答えはやや特殊なものとなり、気にしないを意味する「No」となります。

たとえば上記の「Would you mind helping me?」に対する答えは、「No, I don’t.」になります。

「No」と続いたからといって、決して断っているわけではないことを知っていないと、自分がこのフレーズを使う際にも、相手が自分に使ってきた場合にも、うまく応じれなくなってしまいますので覚えておきましょう。

まとめ

主だった依頼に関するフレーズを見て来ましたが、特に「Mind」については、当該項目でも触れたようによく注意して使いましょう。

特に日本語では「~することを気にしますか?」というフレーズは基本的に使われないため、つい日本語の感覚で「YES」と答えてしまうと、肯定ではなく否定の意味になり、失礼な人だと怒られてしまうかもしれません。

また、英会話では日本語と違い、上下関係がある場合でもあえて同じ立場で話したがる人も居ますから、丁寧な表現だけ覚えてそれだけをひたすらに使い込むのではなく、相手に応じていろいろなフレーズを使い分けられるようにしましょう。

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