TOEICテストでありがちな失敗とその対策
TOEICのテストは、学校の英語のテストとは大きく異なります。失敗しやすいポイントについても、学校のテストとは全く違う傾向があるといえるでしょう。
どのような失敗が多いかを十分に把握して、対策することで効率的な点数アップを狙えます。そこで今回は、TOEICのテストでよくある失敗のパターンと効果的な対策についてご紹介します。
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TOEICテストでの失敗について
TOEICの問題は、出題傾向が年とともに少しずつ変わっています。そのため、古い教材で勉強していると、最新の出題傾向に対応できないことがあるのです。
最新の出題傾向を正しく把握していないと、いくら勉強しても効率的な点数アップは望めません。
テストの当日になって、対策した内容とのギャップを感じてしまう場合、教材選びや勉強方法の段階で失敗しているといえます。
特に、試験の形式が大きく変わった際は注意が必要です。変更前の教材をそのまま使っていると、高得点の獲得は非常に困難です。時間配分も練習とは大きく異なるので、急に対応するのは難しいでしょう。
こんな失敗をした人もいます
TOEICが学校の英語テストと大きく異なる点として、リスニングの配点が大きいことが挙げられます。
そのため、実際にTOEICを受験する方の多くも、リスニングの対策に力を入れています。
しかし、そこに落とし穴があります。放送された英文を聞き取れずに、混乱してしまう方が多いのです。練習では聞き取れていたのに、本番で聞き取れないことは珍しくありません。
緊張のあまり、または会場の音響のせいで聞き取れないこともあります。
そうなると、焦りから、さらに集中力が落ちてしまいます。このように、本来の実力を出せなくなる失敗が少なくありません。
特に、リーディングが苦手な場合、リスニングで点数を落とすことを痛手に感じることもあるでしょう。
その失敗の原因は?
リスニングにおける失敗の本質的な原因は、聞き取れなかった問題を引きずることです。
耳に残った英語を必死に思い出して、何とか回答しようとする人が多くいます。その結果、思い出している間に、放送が次の問題へと移ってしまい、それも聞き取れなくなるのです。
完璧に聞き取ろうとする姿勢が足を引っ張ってしまいます。
TOEICのリスニング放送は次々と流れていきます。ひとつの問題にこだわって解答の手を止めると、その後の問題を聞き逃してしまうことが多いのです。
TOEICのリスニングで点数を落としてしまう方の多くは、このような負のスパイラルに陥ってしまうのです。
もちろん、リスニングの実力が不足していることに加え、完璧に聞き取ろうとする姿勢は、TOEICにおいてはプラスになりません。
どう対策をする?
リスニングの問題では、すべての英文を聞き取る必要はありません。
写真や質疑応答の問題では、全文を聞き取れなくても回答できるケースも存在するほどです。
そのための対策として、最初の数語をしっかり聞き取ることを意識しましょう。 それさえ聞き取れれば、選択肢の候補をある程度絞り込むことが可能です。
最初の数語によって、場所や時間など、何について尋ねている英文か理解できるからです。
そうすれば、選択肢の中から無関係なものを除外できます。
さらに主語や述語も聞き取れれば、残った選択肢の中から正解を選びやすくなるでしょう。
リスニング試験においては、最初の数語と主語を聞き取ることに専念すれば、見当違いの回答をしてしまうリスクを大幅に減らせるでしょう。
放送前の段階で余裕があれば、選択肢に目を通しておくと、さらに絞り込みやすくなります。
まとめ
TOEICでは失敗を減らすことが高得点につながります。
新しいことへのチャレンジも大切ですが、まずは理解している内容を、確実に解答することに専念しましょう。
それから徐々に練習と改善を繰り返すことにより、大幅な得点をアップが実現するはずです。そのためには、今回紹介したような失敗のパターンと対策について、十分に把握しておくことが重要です。