長文読解とリスニングで高得点を増やすための勉強方法
英語の長文読解問題やリスニングの問題で思ったように得点が伸びずに悩んでいる場合、そこには必ず理由があります。
これから述べるのは、長文読解やリスニング問題を解く際に注意すべき点や、今後勉強していく上での対策です。これまでの解答スタイルや勉強法と比較しながら、どのような点を重視し、何が足りなかったのかを検証してみてください。
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長文読解の注意点
英語の長文読解で高得点をあげるにはいくつかポイントがあります。まず挙げられるのが、長文読解では大意をつかむことが大切だという点です。
試験時間は限られているので、ダラダラと読み込もうとすると、すぐに時間が無くなってしまいます。
選択問題では正しい選択肢を絞り込み、設問の正解を探すことが目的です。
そのため、おおよその内容を把握し、関連する問いに正確に答えられるようにする程度で十分なのです。
そして、設問に回答する際、答えとなる情報が記載されている箇所へ素早く戻り、内容を確認しながら選択肢を絞り込む方法が効率的です。
また、TOEICの出題パターンに慣れておくのも有効です。
たとえば、1つの段落ごとに1問出題される形式の場合、最初から文章全部を読むのでなく、段落ごとに設問に答えていくと効率的です。
長文の対策
長文読解で高得点をあげるには、どのような対策が有効でしょうか。
長文を読み解くためには、何よりも英語そのものの基礎力を構築する必要があります。
その基礎力となるのは、語彙を豊富にすること、文法をマスターすること、英文の文脈をすばやく理解できるようになることです。
このボキャブラリーと文法、文脈の把握は三位一体のスキルです。バランスよく充実させることが、実力アップには不可欠です。
特に、専門的用語が使われるような難解な長文の場合、ボキャブラリーが豊富だと、文法がわからず、しっかりと意味がつかめなくても大意をつかむことは容易になります。
また、文法や構文を正確にマスターしていると、単語それぞれの細かい意味が全てきっちりわからなくても、単語どうしの関係が正確につかめるため、より正確にすばやく長文の大意を理解できます。
リスニングの注意点
リスニングも長文読解と同様に、まずは大意をつかむことが大切です。
一字一句全てを漏らさずに正確に聞き取ろうとすると、話のスピードについていけず、結局理解できなくなる リスクがあるからです。
また、最初のほうに出てくる数語で、正解をある程度絞り込めるパターンが多いので、冒頭の最初の主語や動詞などには特に集中して聞き取りましょう。
選択問題では、話の進行の順番に従って、問題が構成されている場合がほとんどです。
そのような場合、問題の選択肢に素早く目を通しながら、リスニングに集中して選択肢を絞り込む作業が求められます。
選択肢に迷ったなら、とりあえず現段階で正解だと思うものを瞬時に決めましょう。
そして、すぐに次の問題に備えておきましょう。時間に余裕があれば、戻ってきて再検討してもいいかもしれませんが、自信がない問題に悩むよりは次の問題を確実に解答することに集中する方がよいでしょう。
リスニングの対策
リスニングの対策ですが、長文読解の対策と同様、基礎力をアップすることが重要です。
特にリスニングの場合、ボキャブラリーの強化がとても重要です。
極端に言えば、キーとなる重要な単語の意味さえ理解していれば、何のテーマについて語っているかを理解できるからです。
逆に、その単語がわからなかったばかりに、文章の重要な部分の意味を理解できず、正解にたどり着けないことさえあるのです。
リスニングの対策として有効なのは、単語をひとつずつ聞き取ろうとするのではなく、1つの文を1つのグループとして捉える練習をすることです。
そして日本語で構わないので、聞き終わったあとに「だれが」「どこで」「何を」「どうした」といった事実関係をまとめるくせをつけるようにしましょう。
そして、聞き取った内容を英文で書く練習をすると、かなりの実力アップが見込めるはずです。かなり根気がいる作業ですが、この練習に慣れたあとなら、リスニングの実力がかなり伸びているのが実感できるでしょう。
まとめ
英語の長文読解とリスニングに共通するのは、基礎力の養成が得点アップにつながるという点です。
つまり、何かやれば一気に得点がアップする、攻略法のような近道はないということです。
ボキャブラリーも文法力も構文の理解力も、全てを向上させることで、正確な読解力や聞き取り能力につながっていくのです。もちろん、TOEIC独自の出題パターンの分析や、解法の手順などについて、事前に調べておくことで解答時間の短縮につながります。