TOEICの攻略法!リスニングは先読み、リーディングは時間配分を意識しよう!
昇進試験や就職活動など、TOEICを受ける理由はさまざまです。
いずれにせよ、せっかく高い受験料を払って受けるのですから、できるだけ高いスコアをとりたいものです。また、自分の実力を100%発揮したいと思うはずです。
そこで今回は、TOEICを受験する際にパートごとによくある失敗例や、高得点をとれるTOEICの攻略法について考えていきます。
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リスニングで陥りやすい失敗
まずリスニング問題の失敗例として、「問題文を読んでいて音声に集中できなかった」というものが挙げられます。
リスニングテストは音声を聞くだけでなく、設問の中から正しいものを解答しなくてはなりません。
しかし、設問を読んでいる間にも音声は流れています。 音声を聞きながら英文も読む必要があるため、慣れていないとそれだけで非常に難しいと感じるかもしれません。
後半には図や表について解説した音声を聞き取る問題もあり、よりいっそう厳しくなります。
また、TOEICのリスニングは音声が一度しか流れません。そのため一度聞き逃してしまうと、その問題を解くことはもう難しいでしょう。
しかも、聞き逃した問題について悩んでしまうと、次の問題の音声が流れて聞き逃してしまうという悪循環に陥ります。これにより、普段の力を発揮できずに思うようなスコアを出せない人が数多く存在するのです。
その対策
では、このような悪循環を防ぐにはどうしたらよいでしょうか。キーワードは「先読み」です。
TOEICの各リスニングパートが始まる前には、問題の説明文が流れます。
また、設問と設問の間には少しだけインターバルがあります。そして、問題用紙に書かれている問題文も音声で流れます。
リスニングテストではこの3つの時間を使って、設問を「先読み」することが重要です。 問題の説明文が読まれている間に、設問の内容を少し読み、インターバルや選択肢が読まれている間には、次の設問を読んでおきます。
そうすることで、あらかじめリスニングの内容を予測できるため、どの単語が問題を解くカギか把握しやすくなります。
それにより、英文が聞き取りやすくなります。 また、すでに設問について理解した状態で英文を聞くので、問題を聞きながら解くことが可能になります。
余った時間を次の問題文を読む時間に充てられるため、「音声に集中できなかった」という事態を防げます。
長文で陥りやすい失敗
リーディングでよく聞く失敗は「時間が足りなくて最後まで解けなかった」というものです。
TOEICのリーディングは約75分ですが、ネイティブの人や英語に長けた人でない限り、のんびり解いていると時間は全く足りません。
「丁寧に解いていたら後半で時間が足りなくなり、最後の数問は適当にマークした」などの話を聞きます。
リーディングは後半になるほど読み取る情報量が多くなります。初めの内は短文の穴埋めや英文問題ですが、最後のpart7は長文から情報を整理して答えを導き出さなくてはなりません。
特に、複数の記事から答えを予測しなくてはならない問題もあるため、非常に時間が掛かって厄介です。時間配分を考えなければ、最後の方は勘で解くことになってしまいます。「時間さえあれば答えがわかったのに」などと後悔してももう遅いでしょう。
その対策
このようなことを防ぐには時間配分をあらかじめ決めておくことが重要です。
リーディングテストは全部で3パートあります。初めのpart5は30問あり、全て短文の穴埋め問題です。ここはできるだけすばやく、10分程度で解きましょう。
次のpart6は26問あり、長文中の穴埋め問題です。前後の文脈を判別して解く必要があるため、part5よりは時間が掛かります。
そのため、20分程度で解ききるのが理想でしょう。
最後のpart7は44問あり、初めの方は長文ひとつの読解、後半は長文2から3問の読解です。
平均して1問1分とすると、44分で時間内に全問解答できます。 このようにテストを受ける前に、パートごとに時間を設定して試験に臨みましょう。
本番では時計を見ながら、「ちょっと遅れてるいから急がなくては」とか「少し早く解けているから後半に余裕があるな」と判断しながら、臨機応変に解くと、最後まであせらずに解答できます。
まとめ
TOEICのリスニング、リーディングは、ともに事前に対策をしていないと難しいものとなります。
リスニングでは先読み、リーディングでは時間配分を意識することが実力を最大限に発揮するコツです。
テスト前に予想問題集を解くなど、実際の流れをシミュレーションし、本番であせらず解答できるようにしましょう。