相手の伝えたいことが理解できない!そんなときに見直すべき○○力とは?
英会話やリスニング力には自信がある、考えを伝えるための表現力もある…。それなのに、なぜか相手とのコミュニケーションがうまくいかない、怪訝な顔をされてしまう、という経験はありませんか。
発言してもその場の雰囲気が白けたように感じられ、ついには外国人同士で会話を始めてしまう、なんてことも。それはズバリ、あなた自身について見直すことで改善できるかもしれませんよ。
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それって原因は理解力?リスニング力?
英会話が達者なあなたには、恐らく十分なリスニング力があるはずです。
ただ、先ほど述べたような経験があるなら、基本的な英会話をマスターしている人ほど陥りやすい罠にはまっている可能性があります。
疑問形か叙述文か、whyで始まるか、howを尋ねられているか、そういった基本的な情報をきちんと聞き取れていながら、決め手となる細部の単語を聞き逃しているのです。
それはつまり、理解力が不足していると考えるほかありません。相手の伝えたいことを見落とし、早合点してしまうと言い換えることもできます。
もしかしたら「What~」と聞いた瞬間に、自分の話したい内容を勘違いしてしまっているのかもしれません。
文章で読んだら本当に理解できる?
基本的な構文を聞き取るリスニング力をマスターしていながら、話の中身を決める重要な単語を見落としている場合、読解力に不足がある可能性があります。
それは英語という言語に限りません。 日本語の文章でも、やはり文章を中途半端に早合点してしまうことがあるのではないでしょうか。
それは英会話の能力とは次元の異なる、理解力そのものの問題でしょう。
聞かれたことに対して、単に自分の答えたい内容を伝えるだけでは、意味のある対話は成立しません。そのような経験がある人は、理解力や読解力を養う必要があります。
理解力(読解力)を鍛えよう
理解力や読解力の有無は、外国語を話したり聞いたりする際にもっとも強調されます。
母国語では無意識に流してしまっても、問題ない類の事柄かもしれません。
しかし、理解力や読解力は、日常のコミュニケーションにも大きく関わっています。 相手の発言している意図を正確に受けとめることは非常に重要です。
そのためには、年齢や職種、性別に関わらず、さまざまな人と対話してみることをおすすめします。普段の人間関係ではまかり通ってしまう専門用語が通用せず、相手も同じ体験をしていることに気がつくでしょう。
世の中には多種多様な価値観がある、ということを実感することで、注意深く会話できるようになるはずです。
相手の言っている内容のどこかに早合点の罠があるのではと、注意を払う訓練になるからです。
誰でも鍛えられるリスニング力
リスニング力は、冒頭のフレーズを聞き落とさないように努めるだけで、劇的に向上します。
Do you~で始まる疑問形なのか、Did you~の過去形なのか、それを聞き取るだけでも答え方が違ってきます。
外国人の日本語を聞いていても、現在形で話すか過去形で話すかで、かなり印象が違うとは思いませんか。
また、突然Why~と単刀直入に聞かれることは少ないものです。
フレーズごとにそういった経験を積むことが大切です。 冒頭のフレーズを聞き取ることは、リスニング力の中でも高度かつ大切な技術です。いろいろなパターンのフレーズに慣れ、聞き取れるようにしましょう。
それはリスニング力を劇的に向上させる、誰でも実践できる効率的な技術といえます。
まとめ
英会話、ひいては対話とは非常に難解なものです。
幼いころから見聞きしてきた流行の音楽、テレビドラマ、出会ってきた人々によって、発話の前提になる価値観が誰しも異なるからです。
ましてや、言語も文化も違う外国人相手であれば言わずもがなでしょう。
その壁を作るのが言語であれば、壁を超えるのも言語によって可能でしょう。理解力や読解力を鍛えることで、英会話においてもコミュニケーションが可能になれば、世代や性別を超えた対話さえ実現することでしょう。