正しい発音をしたいなら子音の正しい発音を覚えましょう!
英語を学ぶためには、発音も覚えることが重要です。意外なことに、英会話においては不完全な発音でも丁寧に話せば、ある程度理解してもらえます。
しかし、それでは相手の言うことはなかなか聴き取れません。その理由は、自分が正しく発音できない単語は、既知の単語でも聴き取れないことが多々あるからです。そのため、正しい発音を学ぶことが重要です。
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正しい発音は子音が重要
ブラジル式ポルトガル語は、実はかなり聴き取りやすいといわれています。
それは、多くの単語が母音終止であるため、音声が日本語に似ているからなのです。
これに較べれば英語の音声は、かなり子音終止が多くなります。 こうした音を捉えるのに、日本人の耳は慣れていません。
たとえば、”can’t”という言葉を聞いた時に、最後の”t”の音が聴き取れないばかりに、”can”なのか”can’t”なのか聴き分けられないのです。
とくに子音にはアクセントがつくことはありませんから、なおさらです。
英会話でこのような場面に遭遇したら、意味を正反対に理解することになりかねません。
このように、既知の単語でさえ聴き取れないならば、わからない言葉の比率が高くなってしまい、ほとんど何を言っているのか理解できないという状態になりかねません。
難しい子音の正しい発音の仕方を覚えよう
この問題を克服するのには、まずリスニングのトレーニングが必要です。
適度なボリュームの文章が多数掲載されており、CDなど音声データが付録についている教材を購入しましょう。
まずは、記事を見ないでリスニングだけでどれだけ聴き取れるかをチェックします。数回これを行なった後に、今度は本を開いて記事を目で追いながら聴き込んでみます。
聴き取れなかった単語に、意外にもかなり多くの既知の単語が含まれていることに気づくでしょう。
その後に、自分の語彙力よりやや上のレベルの英単語集を購入します。
そしてお手本の音声に倣って、忠実に真似しながら繰り返し発音の練習を行ないます。子音の克服は、これでかなり可能なはずです。
子音の次は母音
母音もなかなか厄介な要素です。いわゆる標準語と呼ばれる日本語の母音の音は、”あいうえお”の五つしかありません。
ところが英語の場合、この五つに加えてふたつの音の中間が存在します。
日本人にとっては慣れない発音ですから、聴き取るのも難しいですし、ましてや自分で発音するのはもっと難しいのです。
そして先に述べた、自分で正しく発音できない場合は聴き取れない、という問題はここでも起こります。
解決方法としては、先の子音のトレーニングと同様です。
まず正しい音を聴いて、次にまねてみる、ということを繰り返すしかありません。 また”economy”の”e”は、実際の音は”e”ではなくて”i”であるというように、字面から連想して混同しないように気をつけましょう。
発音が難しい母音はこれ
日本人にとって音声的に難しい母音は、”あ”と”え”の中間音など、日本語には存在しない発音です。
しかし、こうした発音は、難易度の低い初歩的な単語にも多く存在します。
たとえば”cat”や”map”などです。 もし先に記したトレーニングで思うように成果が上がらない場合は、英語の参考書や辞書などの付録のようなページに掲載されている、発音記号をチェックしましょう。
辞書などの付録している、口腔内の形や舌と歯の位置関係などを表すイラストをまねるところから復習すると良いでしょう。
この場合、中学校のレベルまで一度立ち返る必要がありますが、単語集のような教材はそこまでさかのぼらなくとも大丈夫です。
そのような母音は、学習中のレベルの単語にもふんだんに含まれているからです。
まとめ
日本人は中学・高校で併せて6年間英語を学びます。
大学に進学する人であれば、さらに4年間英語を学ぶ機会があります。
しかしそれでも日本人は英会話ができず、今では小学校にまで英語教育を導入しよう、という議論に発展してしまいました。
しかし一番の問題は、実際にネイティブを相手に英会話を試みたことがなく、文法細則のみを中心に学んで来たことによる弊害なのです。
子音・母音を問わず発音は初歩的なポイントですが、これを軽んじていると、英語の実践能力が劣ってしまうのです。
どこかのタイミングで発音の問題に行き当たったら、先のトレーニング方法にじっくりと取り組めば、必ず克服できるでしょう。
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