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更新日:2023年12月28日 英語コラム

face the music”、”ring a bell”などの熟語表現をご存じですか?

英熟語には、一見分かりやすそうで分かりにくいものや、全く意味不明に見えても種を明かされればすぐに飲み込めるものがあります。

日本語同様、英語でも熟語表現を覚えることは、効率的で正確な会話を支える秘訣です。繰り返し声に出して、書いてみて、覚えていきましょう。

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分かりそうで分からない熟語表現

英語には額面どおり解釈すると意味が分からず面食らう表現が存在します。

例えば”face the music”という表現があります。

普通に構文解析すれば、”face”は「向かう」、「直面する」、「面を揃える」を表す他動詞です。

目的語になっている”music”は「音楽」、「楽譜」や「音感」の他に「小言」や「説教」というスラングがあります。

これらをつなぎ、定冠詞が付く意味を豊かな想像力で解釈して訳に織り込めば、「指揮者にテンポを合わせる」とか、「他人の意見に耳を貸す」くらいの意味が考えられますが、状況が分からないことにはこれ以上解読のしようがありません。

ところがこれ、実はきちんとした熟語で、前後の脈絡に関係なく、「(自分がしでかした問題に)正面から向き合う」という意味で使われます。

日本語の慣用句に当てはめれば、「蒔いた種は自分で刈り取る」や、「自分の胸に手を当ててよく考えなさい」と言いたい状況で使える熟語表現ですね。

一見原文の”music”をスラングの「説教」と解釈すれば意味が通るように思われますが、それはややずれてしまっています。この熟語の由来は不詳で、左記のような説は残念ながら候補に挙がっていませんね。

日本語の感性に近い熟語表現

初見では意味が読み取れなくても、一度理解してしまえば二度と忘れることが無さそうな、すぐに使える熟語表現もあります。

例を挙げれば”ring a bell”なんてものがあります。

直訳は「~はベルを鳴らす」で、何のためのベルなのかが略されているために難しそうに見えますが、実は日本語にもよくある構文です。

フルセンテンスで書けば”I ring a bell which reminds someone of something”。

取り得る主語は人や事物で、「それらが自分達に、記憶の淵に漂っている記憶を呼び戻させる」という意味です。

ここでの”bell”は言わば、目覚まし時計のアラーム。眠っている記憶を呼び覚ますきっかけの象徴として使われているだけです。

従って、記憶の対象までが音である必要はありません。

which以下を略すのは慣用句の常と理解できます。

日本語でも「やられた」という表現に、何をやられたのかまでは付けないのと同じです。 この熟語は、ニュアンスを無視して構わないのであれば、「~に思い当たる節がある」と平易な日本語に意訳することができます。

実践的で、すぐに使える例文

上で挙げた2つの熟語について用例を見ていきましょう。

まずは”face the music”から見てみましょう。

“I’ll face the music if I fail that. (もしもそれに失敗したら、きちんと批判を受けるつもりです)”

これは、「失敗しても逃げません」と宣言するときに使えるフレーズです。

“It’s your mistake, so you have to face the music. (これは君のミスだから現実に向き合わなければなりません)”

こちらは、失敗の原因が自分にあることを認められない人に対して、「まずは責任を感じなさい」と忠告するときに使える例ですね。

続いて”ring a bell”の例文です。

“Does this picture ring a bell?(この写真で何か思い出すことはないですか?)”

“Does the name Pavlov ring a bell?(パブロフという名前に聞き覚えはないですか?)”

下の例は、条件反射の実験で有名なパブロフの犬を絡めた有名な冗談で、「条件反射してしまいました」など条件反射に言及する際に使う決まり文句です。

まとめ

英語の熟語表現には、背景となる文化の違いなどから、直訳では意味が分からないものが多くあります。

そのような熟語は聞いて覚える以外に習得の方法はありません。

逆に、これらの熟語を学ぶことは英語文化を理解することにも直結するので、会話を弾ませるテクニックを学べるだけでなく、以降の英語学習の強力な手助けとしてうってつけです。

例えば”face the music”の意味を解読する際、”face”の持つ様々な要素を垣間見ました。

それによって”face”のイメージが更に確固たるものへと積み上げられるといった具合です。

そういう風に熟語から相手の言語の背景を知ることもできるので、英語そのものの学習としても、相手の文化の学習としても熟語は最適です。

あなたも熟語を勉強して、様々な言語や、それを話している人々の文化を学んでみるというのはいかがでしょうか?

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