外国人の親しさは呼び方でわかる?関係が進むと変わる呼び名の不思議
日本と同様に、外国でも親しい間柄では名前の呼び方も変化します。日本で多くみられるニックネームは名前に由来したものだけに限らず、ときには容姿や性格などキャラを重視する場合もあります。
では外国人は親しさのある相手に対して、どのような呼び名をつけるのでしょうか。日本とはやや違った呼び方になったりもするので、ご紹介しますね。
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「あなた」という単語に隠されている親密度
だれかに呼びかけるときにわたしたち日本人は「あなた」、「君」などの言葉を使いますよね。
また、英語圏の国であれば「あなた」、「君」といった言葉は”you”という単語でひとくくりにされます。
ところが、フランスでは2種類の呼び方があり、親しさによって単語を使い分けるのです。初対面であったり、あまり親しくない間柄であれば”vous”という単語で呼びかけます。 そして、より親密な関係の相手に対しては”tu”と呼びます。
この”vous”も”tu”も英語の”you”に相当する単語で意味は同じです。
このように名前の呼び方だけに限らず、どのような呼ばれ方をするかという視点でも親密度を測ることができるのです。
日本であれば”vous”と”tu”は敬語の使い分けによく似ています。
もし、外国を訪れる機会があれば会話のなかで上記のように相手との親密度によって、呼び方が変化する単語に注目してみてください。人々の会話に出てくる「あなた」の呼び方ひとつで交友関係を測ることができるでしょう。
親しい呼び方には意味がある
私達日本人はより関係が親しくなると、正式の名前のほか、愛称でも呼びあうようになりますよね。
これは日本だけではなく、世界共通です。
たとえば外国人はフレンドリーな印象を与えることが多く、初対面の相手であっても気軽にファーストネームで呼び合います。
これは一見親密な関係に見えますが、実際のところ、彼らにとっては無難な呼び方としてとらえられています。
外国では、本当に親しい間柄であればミドルネームで呼び合うことが多いです。
これは大人だけではなく子供達の間でも同じです。
ミドルネームはあまり聞きないかもしれませんが、ファーストネーム(名前)とラストネーム(名字)の中間にある名前のことです。
例えば、かの有名なアメリカの大統領ジョン・F・ケネディなら、「F」がミドルネームにあたります。
甘い言葉で呼びかける
映画でもよくあるように、外国では恋愛関係になると呼び名が変わります。
もちろん本名で呼び合うカップルもいますが、多くの恋人達は甘い言葉でパートナーを呼びます。
たとえば、よく知られているのは「ベイビー」という言葉でしょう。
「かわいこちゃん」という意味をもつ「ベイビー」は現在では、男女問わず使用されます。
日本語にするとちょっと古めかしい感じもしますが、英語の愛称としてはまだ海外映画やドラマにもよくでてきますよね。
ほかにも「ダーリン」や「ハニー」という呼び名もあります。どちらも性別を問わずに使われていますが、「ダーリン」の呼び方はやや古い印象を受けます。
「ハニー」は恋人を表す単語でもあるので恋愛中のカップルにはまさにうってつけの呼び名でしょう。
また、甘さが連想される「シュガー」という呼び方もあります。しかし、こちらはお互いの呼び方というより、相手に呼びかけるときに使用することが多いです。このように、外国では呼び方で恋愛関係がわかります。
まとめ
外国では単語の使い分けひとつで親密度を知ることができます。
またミドルネームも存在するので、呼び方ひとつで人々の関係性がわかります。
恋愛関係においても同様で、多くのカップルは甘い言葉を用いた呼び方を好んで使用する傾向にあるようです。
人間関係を円滑にするためには、ニックネームなどの愛称をつけるとより親密感を出すことができるでしょう。あなたも呼び方を使って、相手との距離感の調節をはかってみてはいかがでしょうか?