ネイティブスピーカーの英語なんて一生聞き取れない！でもそんな不安はもう不要です

英語を勉強する目的は人それぞれで、たとえば会社から命じられてしぶしぶという人もいれば、将来は英語を武器とした職に就きたいという人もいるでしょう。

したがって、英語の勉強のゴールも人それぞれですが、究極的にはネイティブスピーカーの英語を聞き取って返答出来ることが一つのゴールの目安となるでしょう。

ただ、通常の教材や簡単な英会話の話し方と違って、実際は発音もスピードも全く別次元なので、なかなか聞き取れないことが多いでしょう。では、どのようなことに着目しながら勉強すれば聞き取れるようになるのでしょうか。

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聞き取りが難しい理由から知っておこう

まずは、なぜネイティブスピーカーの英語を聞き取ることが出来ないのか、身近にある例を使って分析していきます。

たとえば、歌詞カードなどを見ずに日本人歌手の新しい歌を初めて聴く場合を想定しましょう。

この時、バラードなどゆったりとしたテンポの曲ではなく、アップテンポで比較的速いリズムの曲調の歌を聞くとき、一度や二度聞いただけでは聞き取れない歌詞があるはずです。

まさしくこれは、ネイティブスピーカーの英語が聞き取れない状況に類似しているのです。

具体的には、歌詞が日本語であるにも関わらず、その歌手独特のニュアンスや発音によること、単にリズムが速すぎること、あるいはその言葉や熟語自体を知らないことなど、聞き取れない原因は様々なことが考えられます。

ネイティブスピーカーの英語も概ね同様のことが言え、話し手のニュアンスや発音、話すスピード、あるいは英単語や熟語を十分に理解していないために、しっかりと聞き取ることができないのです。

したがって、これらを1つずつ乗り越えていけば、少しずつ理解出来るようになるでしょう。

精神的な要因も考えられます

英語を少ししか勉強したことがない人ならともかく、時にはリスニングに自信がある人でも、聞き取ることに失敗することはあります。

この場合は知識や技術以前に、精神的な要因が関係しているかもしれません。

代表的なものとして、知らない英単語や熟語が出てきたために、頭の中でパニックを起こしてしまうという理由が挙げられます。

これはリスニングに限ったことではありません。

たとえば仕事のプレゼンなどで、後から冷静になって考えればたいしたことではないのに、プレゼン中の緊張などから、ちょっとミスを指摘されただけでパニックを起こして焦ってしまうという場面に似ています。

このことから分かることは、知らない単語や熟語が会話に出てきたところで、そのほとんどは聞き取りにそこまで影響しないということです。

日本語の会話でも、知らない単語や熟語が出てきたところで、それらが話の核に影響するものではない限り、知らなくてパニックになることはほとんど無いでしょう。

したがって、ネイティブスピーカーとの会話においても、多少知らない英単語や熟語が出てきたとしても、必要以上に焦らないことがコツであり重要と言えるでしょう。

聞いた英語を素早く理解するためには

ネイティブスピーカーとの会話をより楽しむためには、聞いた英語を即座に理解することが大切となります。

そのコツとして、英語を単なる言葉として捉えるのではなく、頭の中でイメージできるようになることが挙げられます。

こちらも日本語を例にご説明しますね。

たとえば、「野球」という日本語を聞いたときに、いちいち野球という言葉の由来や語源をひもといて、そこからまずバットやボールをイメージしていき、やがて一般の野球を思い描いた結果、あのスポーツのことかと考える人はまずいないはずです。

普通は、野球と聞いただけですぐスポーツの画が想像できるはずであり、英語もそれが大切なのです。

英語を聞くことに当てはめると、聞いたときに日本語に和訳して意味を考え、そこから画をイメージするというのは、勉強段階でしか通用しません。

聞いて素早く理解するためには、聞いた瞬間にそれが頭の中にイメージできるようにしておく必要があるので、それを意識して勉強すると良いでしょう。

まとめ

ネイティブスピーカーの英語をしっかり聞き取って楽しく会話をするためには、普通の勉強に加えて、いくつかの点を意識しておくことが大切となります。

具体的には、英単語の意味や発音の方法を正しく理解しているか、リスニング自体に慣れているか、仮に知らない英単語や熟語が出てきたとしても動じないことが出来るか、聞いてすぐイメージできるかなどです。

これらの点を意識しながら勉強したり聞くようにすると、ネイティブレベルの聞く力が養われていくでしょう。