英語には数えられるものと数えられないものがあるって知っていますか?
英語の基礎で複数形には単語の後ろに”s”や”es”を付けると習いますが、複数形でも“s”や”es”が付かない名詞があります。
英語には数えられるものと数えられないものがあり、知らずに使ってしまうと不思議な言い回しになってしまうことがあるので注意しましょう。明確な理由がない場合も中にはあるので、感覚で覚えてしまうことも必要になります。
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それいくつ?で分かること
例えば英語の疑問文で、それはいくつ?と尋ねるときに、”How many~?”という場合と”How much~?”と聞く場合があります。
まさにこれが数えられる名詞、「加算名詞」と数えられない名詞、「不加算名詞」のひとつの目安になります。
尋ねるものによってどちらを使うか決めなければいけないのです。その場合、その言葉の意味を見れば大概どちらなのか想像することができるでしょう。
日本語でも容器に入っていない水は、何個とは言わずに量で答えますよね。
なので、水は数えられないものとなりますので、当然複数形も存在しません。
このように日本人の感覚で納得できるものもあれば、なかなか納得しにくいものもあります。
頭に“a”や“this”などがつけられるかも大きなポイントになります。とはいえ、それだけではひとくくりにできない場合があります。
新しい言葉に巡り合ったときは、それが数えられるか数えられないかについても調べる癖をつけておくと良いでしょう。
数えられる加算名詞の例
加算名詞は”apple”、”pen”、”book”など、一つ一つが明確に存在していて数を数えられるものである必要があります。
単数では”an apple”、”a pen”などとなり、複数形では”apples”、”pens”と語尾に”s”がつけられます。
容器に入っていたり、分けたり切ったりしないでもいいものが条件となります。
また、気を付けなければならない単語に”cake”や”pizza”がなどあります。 もちろん数えることはできますが、切ることもできます。
”a cake”というとホールケーキ丸々一個という意味になりますので注意が必要です。一切れと言いたい場合は”a piece of cake”と言う必要があります。
また、”cakes”と複数形にすると、イチゴのケーキやチーズケーキ、モンブランなど種類がたくさんあるという意味になりますので覚えておきましょう。
さらに、魚や羊などは個体を数えられるにもかかわらず、複数形が存在しません。
”a fish”とは言いますが”fishes”とはなりませんので注意して下さい。
意外と多い不加算名詞あれこれ
数えられない名詞は意外と多いのです。
水やお金、気体や材料、抽象的なものについては全面的に数えることができないものとなっています。
抽象的なものというのは”love”や”happy”、”sick”といった目では存在を確認できない概念です。
また、名詞の中には言葉そのものがすでに全体を表している場合もあります。
“food”や”fruit”などはそれが1つとは限らず、具体的に何なのかが分からないので不加算名詞となります。
そして、なぜかアスパラガスも英語では不加算名詞として扱われます。 日本語で1本2本と数えることができますが、英語ではそうではないようです。
これはもう覚えてしまうしかないので、深く意味を考えずにそういうものだと理解しておくようにしましょう。
不加算名詞を数える方法として、”cake”と同じように”a piece of”を付けるといった方法があります。水ならば”a glass of water”となりますし、複数にしたい場合は”Three glasses of water”となります。
まとめ
日本人にとって英語は最も親しみのある外国語の一つですが、その半面、最も苦手意識のあるものの一つでもあります。
ルールや文法を徹底しようとすると頭がいっぱいになってしまうので、少しずつ慣れていくことが大切でしょう。
会話や勉強、実践で使っていく中で自然と身に付けていくように、「そういえば英語には数えられない名詞があったな」と気が付けることをまず目標にしてみましょう。