物事を説明するのに重要な形容詞。順番も含めてちゃんと使いこなしましょう!
皆さんは形容詞についてしっかりと理解できていますか。これは、日本語、英語、その他の言語に関わらず、物事を説明するのに重要な役割を担っている語です。
英語において、実は形容詞で修飾する際には守らなければいけない語順があります。この語順をきちんと暗記して、正確に使うことで、より相手にわかりやすく、伝わりやすい英語を話せるようになるはずです。
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形容詞の意味とその役割
主語、動詞、冠詞などと言葉にはその役割に応じて、名前が付けられています。
その中で、形容詞とは物事の性質や状態を表す語、またはその状態によって人やものを限定する語を意味します。
例えば、”She is beautiful.”という英語は、「彼女は美しいです。」という意味で、”beautiful”という形容詞が”she”の「美しい」という状態を表しています。
また、”This is a white flower.”という英文は、「これは白い花です。」という意味で、”white”が形容詞です。 この”white”は名詞である”flower”の色を限定する役割を持っています。
つまり、”a white flower”は黒や緑、青などの色の花ではなく、「白い花」であると限定しているわけです。
このように、形容詞には2つの役割があり、どちらも名詞を説明する役割があります。
「主語+動詞+形容詞」で主語を説明したり、「形容詞+名詞」で名詞を修飾したりと、いろいろなパターンがありますが、使いこなせば相手により詳細にわかりやすく自分の意思を伝えることができるようになるでしょう。
日本語と違い英語には明確な語順がある
先ほどまでの例では形容詞は1つでしたが、2つ以上使って説明したい場合はどうすればいいでしょうか。
例えば、日本語であれば、「これは古くて赤い本です。」とも「これは赤くて古い本です。」とも言えます。
しかし、英語は日本語と違い、実は並べる順序には決まりがあります。
英語の形容詞の順序は、「意見+大きさ+新しさ+形状+色+所属+素材」と言われるのが一般的です。
理解しやすいようにいくつか例を挙げます。例えば、”She is a cute American girl.”という英文ではどんな”girl”なのかを説明するのに「意見の”cute”」+「所属の”American”」を順に並べています。
また、”I love this beautiful red silk skirt.”では、”skirt”を「意見の”beautiful”」+「色の”red”」+「素材の”silk”」の順に並べて説明しています。
このように、日本語と違って英語には形容詞の順序には明確な決まりがあり、少々やっかいです。きちんと順序を覚えるためにはいくつか自分で例文を作り、それを暗記すると効率がいいでしょう。
形容詞の順番をきちんと覚えて使っていますか
形容詞の順番が少しくらい間違っていたって、伝えたいことはなんとなく伝わるだろうと思う方も多いと思います。
しかし、英語をネイティブとしている人から見たら、少しでも順序を間違えるとかなりの違和感を与えてしまうかもしれません。
基本的にネイティブの人は、形容詞の順序を学校などで習って覚えているわけではありません。
私達日本人が日本語を覚える過程と同じように、生活の中で使っていく内に自然と身に着けるのです。
つまり、少しでも間違っていると違和感を覚え、「なぜだかわからないけどこの人の表現は少しおかしい気がする」、という印象を与えてしまいます。
違和感を与えないためには、きちんとした言葉を話す必要があります。
例えば、日本語でも「てにをは」をうまく使いこなせていない外国人の日本語には違和感を覚えてしまいます。
もちろん意味は通じるのですが、私達日本人は学校で習う前からその使い方を知っています。
日本語は形容詞の順序にはあまりうるさくない言語ですが、英語は違います。その言語特有の特徴や難しさがありますので、それを含めて学んでいくことが、外国語をきちんと話せるようになる近道かもしれませんね。
まとめ
形容詞は状態を表したり、限定したりすることで名詞を説明する役割があります。
英語では日本語と違い、その順序が決まっており、「意見+大きさ+新しさ+形状+色+所属+素材」でなくてはいけません。
語順を間違えずに使うことで、ネイティブ相手にも自分の意見を伝えやすくなり、また、自身の英語力もそれだけ向上すると言えるでしょう。言語の特徴をきちんと理解して、学習を続けていきましょうね。