意外と知らない人も多いのでは?単語「have」の意味とその使い分け
英語を学習している多くの人は、単語の暗記と理解に苦労しているのではないでしょうか。
考えられる理由はいくつかありますが、一番大きな理由は英単語と日本語が1対1で対応していないことでしょう。
具体的には、英単語の中には同じ単語なのにいくつもの意味や用法を持つものがあります。特に多くの用法を持つ英単語の一つとして”have”が挙げられるでしょう。
使われる場面とその時の日本語訳をそれぞれ理解し、場面に応じた使い方をすることが大切です。
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多くの意味を持つ動詞
英単語と日本語は1対1で対応していませんから、場面ごとにより適切な日本語に置き換える必要があります。
名詞の中にも多くの意味に訳せる単語がありますが、特に学習者の多くを悩ませるのはやはり動詞でしょう。
有名な単語として、 make get give take などが挙げられます。その中でも、英語学習の初期から出てきて、いくつもの用法を持つものはhaveです。
単純な意味の違い以外にも、文法的な用法の違いもあります。
文法としては、一般動詞として以外にも、現在完了形、使役動詞、助動詞などがあります。 学習が進むにつれて、英文が長く複雑になってくると、単語の使い分けや、どんな用法で使われているのかを見抜くことが難しくなってきます。
単純に多くの英文を読むだけでは、日本語と違う微妙なニュアンスが理解できないこともあります。体系的にまとめられた、詳しい文法書などで学習することで各単語に対する理解が進みます。
場面ごとの”have”の意味
一般動詞としてのhaveが持っている意味としては、 「持っている」「動物を飼っている」 「食べる」「飲む」 「病気にかかっている」 「機能が付いている」「開催する」「座る」 「受け取る」「子供を産む」「経験する」 などがあります。
その場面に応じて、前後の単語や文章から、より適切な訳語を選ぶことになります。
単語の分類として、makeやletと同じ使役動詞として使われているときには、 「人に~してもらう」、と訳すことになりますが、 makeやletとはその強さ、他人を強制する度合いが違いますので、注意が必要です。
他の用法として、現在完了で使われている際に日本語にするときには、それほどややこしくありません。
もう一つの用法、 have toを用いてmustと同じ意味を表す助動詞として使われているときには、肯定文と否定文で意味が変わってきますので注意が必要です。
助動詞的な意味を持つだけで、厳密に言えば助動詞ではありませんので、疑問文の作り方も当然助動詞とは違ってきます。
一般動詞としての“have”が使われる英文
一般動詞としてのhaveの英文の例を見ていきましょう。
I have a pen. (私はペンを持っています。)
I have a cat. (私はネコを飼っています。)
I have breakfast every day. (私は毎日朝食を食べます。)
I have coffee every day. (私は毎日コーヒーを飲みます。)
I have a cold. (私は風邪を引いています。)
I have a party today. (私は今日パーティに参加します。)
これらは日本語にすればそれぞれ少しずつ違う訳語になっていますよね。 haveの大まかなニュアンスとしては、自分のそばにある状態を表しているのです。
また、自分に寄り添っていると考えることもできます。 食事のときには食べ物や飲み物は今目の前にあるはずですし、ペットはいつも一緒にいるはずですよね。
また、病気になったときにも、病気を発症する細菌やウイルスが自分の体の近く、体内にある状態と言えるでしょう。
haveという動詞は意味が多くて複雑に感じるかもしれませんが、そのもとの意味から状況の概要をつなげて理解することで、より適切な訳語を選ぶことができるようになるはずです。
まとめ
言語を学ぶときに大切なこととして、文法や語法、発音、語彙などがありますが、中でも単語の使い分けは多くの学習者を悩ませる要素でしょう。
言語の違い以外にも、習慣や文化の違いから用法が少し違うことも中にはありますので、語学学習と並行して、その国の文化を学ぶことも、語学習得のために大切な要素と言えるでしょう。
その国の人の気持ちになって学習すると効率が上がるはずですよ。