作る以外にもこんな意味が!役立つ”make”の使い方とは
“make”という単語は”take”や”get”、あるいは”do”などと同じように、使用される頻度が高い動詞です。
”make”の意味は「作る」だけではありません。基本的な意味は「作る」であると考えて良いでしょうが、そこからいろいろな意味が派生してきます。
それではこの単語を使ってどのようなことが表現できるのかさっそく見ていくことにしましょう。
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「作る」も重要、「させる」も重要
“make”にはいろいろな意味があります。いろいろな意味があるとはいっても基本的な意味は変わりません。
それは「(何かを変化させて)一定のある結果を生じさせる」という意味です。
「作る」ということは、何か完成品ができあがるということであり、言い換えれば完成品が仕上がるという結果を生じさせることと考えることができます。
つまり、何かをして何らかの結果が現れることを意味するわけです。 そう考えれば、「〜させる」という意味がこの動詞にあることは理解しやすくなるでしょう。
英語文法上「使役動詞」と呼ばれる使い方です。構文は、”make 〇〇(人など) XX(動詞原形)”という形で、「〇〇にXXをさせる」という意味になります。
この場合も、makeに「〇〇がXXをするという結果を生じさせる」という意味内容があることは変わりません。こ
の使役動詞としての使い方はとても重要です。そしてこの使い方が分かれば、この単語の活用機会が増えるはずですよ。
「作る」と「させる」 表現のおさらい
“make”の基本的な意味は「作る」です。”She made sandwiches.”で文字通り「彼女はサ ンドウィッチを作った。」となります。
それでは「XXで〇〇を作る」と表現したい場合はどのようになるか見てみましょう。
たとえば、”Mother made a stew with vegetables.”なら、「母さんは野菜でシチューを作った」。
材料を加工した場合であれば、”He made a house out of stone.”「彼は石で家を作った」。
またある材料を変形させた場合なら、”She made the material into a dress.”「彼女はその材料でドレスを作った」となります。(直訳すれば、「彼女はその材料をドレスにした」)。
次に「使役動詞」の”make”を見ていきましょう。“She made me go there.”「彼女はわたしをそこに行かせた」。
このように「make+人+動詞の原形」で、「人が〇〇するようにさせる」という意味になります。この文では「わたしが行きたいか行きたくないかにかかわらず、彼女はわたしを強制的に行かせた」ということを意味しています。
“make”が使えればこんなことも言える
“make”は非常に頻繁に使用される動詞で、日本語の「作る」以外の意味にもなりうる言葉です。
それらをここで紹介させていただきますね。どれも日常生活でとても役に立つ表現ですよ。
“She made a bed.”という表現は文字通りベッドを作ったということではなく、シーツを敷くなどしてベッドを整えたという意味です。
同様に”make lunch”と言った場合、「昼食の用意を整える」という意味であり、必ずしも手作りとは限りません。
“I made money.”といえば「わたしはお金を儲けた。」という意味です。
「わたしは紙幣の製造をした。」という意味で使われることは通常はありません。”make a profit”「利益を上げる」というのも似たような表現です。
また日本語に訳せば「する」に当たるような表現がいくつかあります。
“You made a mistake”「きみはミスをした」とか、”He made a decision”「彼が決定した」などです。 慣用表現がたくさんある単語ですので、辞書を読んでみるのも楽しいでしょう。
まとめ
このように”make”には「作る」以外の訳になる表現がたくさんあります。
しかし基本的な意味は「(何かを変化させて)ある結果を生じさせるようにすること」と考えてみてください。
”make”の使い方に慣れれば、”I made myself understood in English.”「わたしは英語で言いたいことを伝えた。」という学校で習った表現が当たり前のように口をついて出てくるようになるでしょう。