こんなに便利!覚えておいて損はない"take"の使い方
英語を学ぶときにtakeという単語を欠かすことはできません。ただ、たくさんの意味がでてくるため、どう使っていいのかがなかなか分かりづらい時があります。
takeの代表的な意味を日本語に置き換えると「とる」という意味になります。
日本語の「とる」と言う動詞でも 「ものをとる」「栄養をとる」 「睡眠をとる」「としをとる」 「指揮をとる」など、 意味はたくさんありますよね。
英語も同じように、一つの単語でいくつもの意味を持つ場合もあるのです。
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“take”の使い方と種類
takeという単語は I take a glass from the shelf. だと 「私は棚からグラスを1つ取る。」 といったように、「取る」と言う動詞で最初は習うことが多いのではないでしょうか。
しかしtakeの意味はそれだけではなく、例えば She takes the dog for a walk. は「彼女は犬を散歩に連れて行く。」と表されるように、「連れていく」という意味になります。
また、 I took a picture. 「私は写真を撮った。」や It takes 5minites to walk for the station. 「駅まで歩いて5分かかる。」 という意味をなすこともあります。
更に、 He took the first prize in the race 「彼は競争で一等賞をとった」といった使い方もあります。
それぞれ用途がかなり違うため、使い方を一度に覚えるのはなかなか大変です。そのため、英語を学習している人は、後で触れるtakeという動詞の持つイメージを掴み、少しずつ例文の中で使い方を覚えると良いでしょう。
“take”の覚えておいて損はない使い方
takeには様々な意味があります。ただ、全て覚える必要はありません。
大きく分けて、3つの使い方をイメージして使いましょう。
まず一つ目は、何かから離す、離れるイメージです。 I took a book. 「私は本を取った。」 この場合、本棚から本が離れたことをイメージするとわかりやすいです。
もう一文ご紹介しますと、 The army took the city. 「軍隊はその町を奪い取った。」 これは、相手から所有物を引き離したということですね。
二つ目は「運ぶ」、「移動する」といったイメージです。
I took a bus to work yesterday. 「私は昨日バスで仕事にいきました。」 このような表現は、バスや電車に乗る時などによく使われます。
これももう一文紹介しますと、 This bus takes you to the station. 「このバスは駅までいきます。」 これは、駅まで移動するという意味で用いられています。
そして3つめは「受け取る」、「受け入れる」という意味です。
He took a present from her. 「彼は彼女からプレゼントをもらった。」 また、 Who took your class this year? 「今年の担任は誰ですか?」 という表されるように、受け持ちのと言う意味にもなります。
この大きく分けて3つのイメージを掴むことで、より効果的にtakeの用法を理解することができるはずですよ。
“take”の便利な使い方
先述した3つのイメージで”take”を理解すると大体使いこなせますが、他にも日常で使える便利な用法がいくつもありますよ。
例えば、
I took a bath. 「お風呂に入った。」
I took a walk yesterday. 「昨日散歩にいった。」
I took a rest after the lunch. 「ランチの後に休憩をした。」
The new president took the chair. 「新しい大統領が就任した。」
などがあり、最後の文には「役職を得た」という意味もあります。
takeには、こういった熟語的な用法がいくつもあるため覚えておくと便利です。ビジネスの場で「~してくれた?」と上司から依頼されたことの進展状況を聞かれることがあります。
この場合、 No, not yet. Sorry, I’ll do. と言うと「まだです。これからやります。」という意味になります。
一方、 No, not yet. I’ll take care of it! だと「まだです。けど任せてください!」 とやる気が感じられるような言い方になります。少しの言い方の違いによって相手のとらえ方が変わってきますよ。
まとめ
takeは上述したように、様々な使い方ができます。
日本語でも「取る」という意味が「物を取る」「時間を取る」「歳を取る」「写真を撮る」「指揮を執る」など、全部「とる」を使っていますが、日本では漢字でそれぞれを使い分けているため、読みが同じでも意味が変わってくるのは英語と一緒です。
その点でtakeは日本人にとってなじみやすい言葉なのかもしれませんね。
英語はひとつの単語で複数の意味をもつから苦手と考えないで、日本語と同じだと考えればもしかしたら単語を覚えることに抵抗がなくなるかもしれませんから、試してみてくださいね。