覚えておくと超便利!"give"のフレーズ集
中学生一年生もしくは、小学生の段階で学習する”give”という英単語。この単語の基本的な意味としては「与える」という意味であり、英英辞典で調べると、”freely transfer the possession of (something) to (someone)”という記載されています。
これはつまり、物の所有権の移動を表しています。この意味から派生して”give”には様々な用法があります。
これらの用法を知っておくと、英会話や英文を読む上でかなり便利であり、覚えていなければ損ですよ。今回は”give”の用法やフレーズを紹介させていただきます。
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“get”と”give”の違いは?
それではまず、同じタイミングで学習する”get”と比較しながら、”give”のイメージを掴んでいきましょう。
“give”には自身のもの、もしくは事を誰かに譲渡するという意味があります。イメージでいうと、「主語→誰か、何か」この「→」の移動を表す動詞として使われます。
一方”get”に関しては、「手に入れる」という意味があります。
ここでも同様に英英辞書で調べてみると”have possession”とあります。
同じくイメージで表すと「主語←誰か、何か」この”←”の移動を表す動詞として”get”が使われるのです。
この矢印の動きから意味が反対であることが分かりますよね。
また、”transfer(移動する) possession”と”have(持つ) possession”という定義からも、全くの反対の意味であることがお分かりいただけるかと思います。
このイメージをしっかり掴んでおくことが非常に重要になります。このことは他の単語にも同様に言えることであり、動詞をイメージで覚えるのはかなり効果的ですよ。
基本形とフレーズのイメージ
それではどのようなフレーズが使われているかを紹介していきます。
まず前提の基本形としては「主語+give+目的語(物や事)+to(誰に、どこに)+与える対象」という構造です。
例えば”I give this present to my mother.”でしたら、「このプレゼント(目的語)を私の母(与える対象)に(to)与えます。」となります。 この基本形から派生して”give a shot”というフレーズがあります。
これは「一発与える」という意味から「挑戦する」という意味になります。
その他にも”give up”という言葉は馴染み深いかと思いますが、このフレーズの場合、本来双方の単語の間に”it”という代名詞が入った形であって、”it”は「あなたがやっていること」を表しています。
やっていることを”up”、つまり持ち上げる、移動させるという意味になり、ここから、「譲渡する」となり、そしてよく知られる「諦める」という意味になります。
間違えやすい文法構造
「give+名詞①+to+名詞②」が基本構造ではありますが、この名詞①と名詞②の位置を入れ替えることができます。
その時の注意点としては、入れ替えをするときに、”to”は必要なくなってしまうことです。
例えば先ほどの例を用いると、”I give this present to my mother.”は”I give my mother this present.”と言い換えることができ、どちらも意味は同じです。
また、ここから難しくなるのはこれらの文章を受動態で表すときでしょう。
そのコツとして、前者の文章をもとに受動態を作ると間違いが起こらなくなります。
“this present”を主語にしたとき、”This present is given to my mother.”となり、”my motherを主語にした場合、”My mother is given this present.”となります。
“to”と”my mother”はセットなので、ここを間違えないように気をつけましょう。
まとめ
“give”はその基本形からフレーズまで便利な用法がたくさんあります。
用法の意味がわかりにくいと思ったときは、動詞のイメージを考えてみるととても効率的でしょう。
かなり使われる頻度の高い便利な英単語ですので、しっかり身につけないと今後困ってしまう場面が出てきてしまうかもしれません。また、文法構造においても複雑なのでその点もしっかりマスターしましょう。