簡単な例文で習得できちゃう!かなり使える"get"の使い方
英会話はたくさん単語を知らないと難しいだろうなあ、と諦めている人でも、基本動詞である”get”の使い方を習得するだけで随分と会話の幅が広がります。
その理由や意味が分からないとき、”I don’t get it.(分からないなぁ。)”と”get”を使って言えます。つまり、「分かる」の意味を表す”understand”を知らなくても表現できるのです。その他にも”get”には様々な意味があります。
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日常によく使われる”get”とその使い方
“get”は普段の会話でもよく使用されます。
例えば、「彼からメールをもらったわ。」と言うとき、”I got an email from him.”と”receive”を使わずに言えます。
“email”を”letter”にすれば手紙をもらったと言うこともできます。
「そのジャケットどこで買ったの?」と言いたい場合なら、”Where did you get that jacket?”と”buy”を使わなくても”get”で代用が可能です。
英語を母国語とするネイティブスピーカーでなければ”get”のような多義語は思いのほか厄介で、むしろ日本語一語にしっくりくる英単語を当てはめて上記例文での”receive”や”buy”のほうが意味を把握し易いものです。
「最近読書をする時間がない。」は、”I never get time to read these days.”。「コンピューターからディスクを取り出せなかった。」は、”I couldn’t get the disk out of computer.”と日常会話でも活用できます。
“get”を習得すれば友人との会話が簡単に
「ここから出て行きなさい」の”Get out of here.”は、映画などでもしばしば聞かれます。
「帰ったら君に話すよ。」は、”I’ll talk to you when I get back.”と言えます。ゲットバックはビートルズの曲名にもなっていますよね。
「彼女の最近の振る舞いは理解できない。」は、”I don’t know what’s got into her recently.”と口語で用いられ、通常とは違う振る舞いへの驚きを表すときに使われます。
「ぼくらは静かにすべきだよ。」と言うときは、”I think we should get going quite.”という表現が使えます。
「彼女はちょうど今昼食をとっているところだよ。」は、”She is just getting lunch.”と表現でき、友人同士の会話でも使えるフレーズがたくさんあります。
「電話に出てくれない?」なら”Can you get the phone?”と言えます。日本語から英語に翻訳するには戸惑うとしても、英語を見れば簡単だと思います。こうした例文を多く覚えておけば英会話に役立つでしょう。
例文中の”get”の意味が重要でないことも
“get”は品詞で言えば動詞ですが、具体的な意味は何か、と問われると複雑な回答を必要とする単語です。
名刺の”desk”なら「机」とか、”river”なら「川」などの訳語があるものです。
しかし、”get”は多義語の動詞で、少し名刺よりも分かりづらい部分があるかもしれません。
厳密に1単語に1つの意味ということで暗記をせず、習慣として覚えると知らないうちに習得できるものです。
“Don’t get angry.”「怒るなよ。」と言う場合、”get”の意味は何だろうと考えるより、このまま覚えて使いましょう。
もちろん品詞を分解していくことは可能ですが、こと会話においては品詞を分解して考えながら話すというのは不可能に近いでしょう。
“It’s getting warmer.”「次第に暖かくなってきた。」や”I got to like him.”「彼がじきに好きになった。」なども特に”get”の意味を考える必要はないでしょう。
“get”と前置詞が一体となった句動詞の場合も同様です。
“He got on the bus.”「彼はそのバスに乗った。」のように使われる”get on”や対義語の”get off”「降りる」などは前置詞と一体となったフレーズであり、”get”そのものに意味を求めると理解しづらくなります。
まとめ
“get”の使い方を知るだけで英会話の世界が広がることに納得していただけたでしょうか。
こういった多義語は他にも多くあり、それらを含めて例文を覚えておけば日常の伝えたい物事の多くを表現できるでしょう。
英語を母国語としないノンネイティブの国に暮らす人にとっては、多義語の攻略こそ英会話攻略の近道と言えますね。
1単語に1つの意味として覚えるのではなく、多義語のイメージをつかんで上手に活用することが英語をうまく使う人の特徴と言えるかもしれません。
あなたも多義語をマスターしてネイティブのように英語を使いこなしましょう。