現在完了形って?使いこなせたらカッコイイ!!ポイントを押さえて理解しよう!
英語の勉強をしていると、さまざまな壁があります。時制に関しては、現在完了形が1つのターニングポイントとなるでしょう。
というのも、日本語にはない表現に当たるので難しいと感じる人が多いからです。
ですが、その一方で、”have”を使用する時制表現をマスターできれば、尊敬の眼差しで見られることもあるほどですので、きっちり身につけておきたいところですね。
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そもそも現在完了進行形と現在完了形と現在進行形の違いって?
“have”のつく現在完了進行形と現在完了形は、「過去から何かが続いている」という点では一致しています。
違いは、「今どうした状態にあるのか」という点です。
現在完了進行形では、「過去のある時点から今まであることをし続けており、しかも、現在でもそれをしている」状態を意味しています。
これに対して、現在完了形では、「現在どのような状態なのかは文脈によります。過去のある時点からあることをしてきていた」ということです。
また、現在進行形は、過去については一切述べません。今やっているということを意味しており、その期間は短いです。
では、以上を踏まえて以下の3つの例文を見てみましょう。
1.”I have been playing soccer for one hour.”
2.”I have played soccer for one hour.”
3.”I am playing soccer.”
上記の1は、「1時間サッカーをやっているし、今もやっている最中だということ」を表しています。
2は、「1時間サッカーをやっていた」という事実を述べています。今もサッカーをやっているかもしれないし、やっていないかもしれません。
3は、「今サッカーをやっている最中だということ」を意味しています。
現在完了進行形と現在完了形の区別はたったこれだけだった!
現在完了進行形も現在完了形も、意味の上では非常に似ています。日本語に訳すと、どちらも同じようになってしまうことが多いです。
ポイントは、「今やっているのか」、それとも「今までやっていたのか」ということです。
現在完了進行形では、「今もやっている」という点に力点が置かれます。進行形が使用されていることから、動作の継続をイメージさせる表現です。
これに対して、現在完了形は「過去からの一定期間、あることをやってきた」ということを述べています。
事実や状態を述べるときに使われる表現です。
どちらも過去のある時点からの事柄を述べているものの、現時点ではどうなのかが異なるので、そこで使い分けるとよいです。
両者の区別は、一度慣れてしまえばさほど難しくはなく、容易に区別がつくようになるはずですよ。
また、現在完了進行形では、「あることを継続して行なっているということ」を意味するので、表す期間は短くなることが多いのが特徴です。
例えば、”I have been studying English for one year.”であれば、「1年間ずっと英語の勉強をし続けてきているということ」です。よって、途中で旅行などをしていると、この表現は使えません。
知っていますか?現在完了形と現在完了進行形が同じ意味になる場合があるんです!
大胆に言い切ってしまえば、現在完了形と現在完了進行形では、「今までやっていたのか」、それとも「今もやっているのか」という点に違いがあるだけです。
すると、発話者の気持ちの置き方によって、どちらを使用するのかが変わるだけということもあります。
微妙なニュアンスの違いはあるものの、状況次第では同じ意味になることがあります。
例えば、”How long have you been studying English?”と”How long have you studied English?”では、意味は同じといっても差し支えないです。どちらも先頭に”How long”が来ていることから、期間に重点を置いた疑問文になっています。
事実、これらの質問の仕方では、「どのくらいの期間英語を勉強してきたのか」を質問された側は答えることが多いでしょう。
「今英語の勉強をしているのか」と質問したいのであれば、現在進行形を使って、”Are you studying English?”としたほうがよいです。
強調したいのであれば、”Are you studying English now?”としても可です。
まとめ
このように現在完了進行形、現在完了形と現在進行形には、明確とは言えないまでも、違いがあります。
まずは、現在完了進行形は、現在完了形と現在進行形を組み合わせたものといった理解でもよいです。
したがって、学習する際は、現在進行形と現在完了形を先にマスターすると、スムーズに現在完了進行形も理解できるはずですよ。
アメリカ人相手にこれらの表現を使ってもさすがに驚かれませんが、日本人には「この人、デキるな。」と思われること請け合いでしょう。是非勉強してみてくださいね。