これでピンチになっても大丈夫?!危機に陥った時に時に使える便利な英語表現
今日は嬉しい金曜日で、今日を乗り越えれば週末の小旅行が待っていますとしましょう。
しかし、そんな日に限って至急の案件が舞い込むなんていう話は珍しくありません。
締め切りが月曜の正午だった場合、正攻法で行けば休日出勤は必至です。さてどうしましょうか。
全てを投げ出したい気持ちは分かりますが、それはなかなかできないのが現実ですよね。
大人だったら知恵を絞ってきっと乗り切れるはずです。周囲を見渡せば、能力を持て余している同僚がいるかもしれませんよ。
今回の記事はあなたがそんなピンチに陥ったときに使える英語の表現について紹介します。
QQ Englishでは、公式ラインアカウントにて「英語に関する情報・お得なキャンペーン情報」を配信しています。この機会にぜひ登録を!
色々な「お願いがあります」のフレーズ
ピンチな状況でお願いする時に使う表現として”Help me!”を思い浮かべるかもしれませんが、いくらなんでもこのフレーズは唐突すぎますよね。
例え相手が同僚でも、いきなり「助けてよ」と言われたら普通の人なら構えてしまうでしょう。
控えめに言っても普通でないイメージを伴うこの語句を、頼みごとの第一声として使うのは不適切です。
普通に言うなら、”I have a favor to ask of you.”(君に頼みごとがあります。)という表現があります。
“ask”だけで依頼の意味があるのに、”favor”まで一緒になっていると日本語では理解しにくくなるため、慣用句として丸ごと覚えると便利なフレーズですよ。
また、会話ではしばしば”of you”が省かれます。
また、少しニュアンスが異なりますが、”Can I beg a favor of you?”(君に助けを求めることは可能ですか。)という表現もあります。
こちらは同じお願いでも許可を求める言い方です。
“beg”で願いを請うため、少し丁寧な感じが出ます。
“Will you do me a kindness?”(私に親切をするつもりはありませんか)。これは、主語が私から君に変わることにより、趣旨は同じながら「お願いを聞いてもらえますか」のように意訳するべきフレーズです。
ピンチ!手伝ってほしい!そんなシチュエーションで活躍するフレーズ集
相手が耳を傾けてくれたなら、自分が陥っている状況を説明し、その後でいよいよ本題に入ります。
“help”を使うのはこのタイミングでしょう。
例えば”Could you help me?”(私を助けることはできそうですか。)という表現があります。
これは、物理的に対応可能かどうかを尋ねる時のフレーズです。
客観的かつ冷静なイメージを伴い、例えば時間とか保有するスキルが原因で、好意の有無に関わらず手伝ってもらえない可能性がある場面で使います。
言ってしまえば相手の状況を尋ねる方便です。 それに対して、助ける意思があるかどうかを聞く場合は”Would you help me?”と言います。
基本的には丁寧な言い方ですが、ボスが部下に向かって使う場合は、スキルは度外視して「とにかく定時までは手伝うよね」というニュアンスが含まれた表現です。
また、”I need your help.”(君の助けが必要なんです。)と気持ちをストレートに伝えてもいいし、”I need your favor.”と言っても同じく「手伝って。」の意味になります。
気心の知れた仲ならば”Please make me smile.”(私を笑顔にしてよ。)と少しぼかせば、”Sure.”を引き出すのに効果があるかも知れません。
これで手紙も安心?「お願いがあります」を使った丁寧な例文
手紙でお願い事をする場合は、口語とは違ってかしこまった表現になります。
例えば”favor”にこだわるなら、”Would you please do me a favor?”(私の頼みごとを聞いて頂けませんか。)や”I would like to ask you a favor.”(あなたに頼みごとをしてもいいですか。)などがあります。
義務教育では”ask”を「聞く」の意味で教わったかもしれませんが、本来は「尋ねる」や「頼む」の意味ですから手紙でも普通に使われます。
もっとかしこまる場合は”I have a request to ask of you.”(あなたに請願することがあります。)のように”request”を使うのが最適です。
依頼の表現ではこれが正式な言い方で、サインした書類を提出するような重みを伴います。
まとめ
手紙の書き方によっては、「実は込み入った事情があって、今の私に必要なのは…」と書きたいことがあるかも知れません。
そんな時は、”I have a complicated problem. And what I need is….”とする方法もあります。
また、「私のことも考慮に入れてください。」と言いたいならば、”Would you please take me into consideration?”と書きます。
何事にも順序があるとよく言います。頼みごとだって同じで、いきなり「あれして!これして!」と言うのは相手に失礼となります。
最低でも自分が困っていることを伝えるのが先でしょう。
また、日本語では「お願い助けて。」とまるで一語のような簡単な言い方が存在するため、英語でも”Help me!”で間に合うと思われがちですが、それは大きな勘違いです。
英語では「お願い。」と「助けて。」は別の表現だとしっかり分けて覚え、使いこなしてくださいね。