「be動詞」意外と知らない意味と使い方

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更新日:2024年8月8日

「be動詞」意外と知らない意味と使い方

「be動詞」意外と知らない意味と使い方

「be動詞」というと amやare、isといった語を連想します。

そこで、まずはamを例に取ります。

I am a boy. という英文ならば、簡単なので説明は不要でしょう。

でも、 I think, therefore I am. という文になると、少しわかりにくくなるのではないでしょうか。

とくに最後の単語であるamが、この場合どのような意味になるか、明確には把握しづらいと思います。

これは、そもそも、amやare、isといった言葉以前に、be動詞の原形であるbeの意味が不明確なことに起因します。 be動詞の世界では、amやare、isといった語は活用形で、原形はあくまでbeなのです。

そこで、このbeをしっかり押さえておくことが重要です。

be動詞の意味と使い方で迷ってしまう原因は?

先ほどの I think, therefore I am. という文は、日本語に訳すと「我思う、故に我あり」となります。

もう少し硬く訳すと、「我思う、故に我は存在する」です。この例文の場合では、amは「存在」という意味になります。 これを原形のbeを用いた例文と比較すると、分かりやすくなります。

beを用いた There must be something wrong. という英文の場合、訳は「何かが間違っているはずだ」ということですが、もっと硬く訳すと「間違っている何かが存在するはずだ」となります。

こちらの例文のほうが、「存在」という意味をより明確に表現しているといえるでしょう。

be動詞の意味の基本はこの「存在」にあります。 それゆえ、 I am a boy. はA boy, I amと言い換えても一般的な文法的としては正しくはありませんが、十分に意味は通じます。

この「存在」という意味を把握することで、be動詞の使い方で迷いにくくになります。

be動詞はこれだけ覚えるだけで大丈夫!

be動詞は、そう幾通りも種類があるわけではなく、覚えることは非常にシンプルです。

まず原形はbeだということを忘れないでおくことが重要です。

そして主語が一人称で単数、現在時制のときはam、一人称複数および二人称の単数・複数で現在時制のときはare、三人称の単数、現在時制のときis、複数での現在時制のときareになります。

まとめると、 I am, you are, he/she/it is, We are, you are, they are というのが主な使い方です。

この時制が過去形になるとamとisがwasに、areがwereに置き換わるだけです。

すなわちbe、is、are、was、wereしか出てきていません。

このように整理すれば、覚えることはそう多くないことが分かります。

なお、beenとbeingもbe動詞の変化形ですが、整理して覚えるために、まずは先に挙げた5つのbe動詞だけを覚えることをおすすめします。

be動詞をつける文/つけない文の見分け方ってあるの?

be動詞には「存在」という意味をベースにして、主語と述語を「イコール」で結ぶ働きがあります。

前述のI am a boy. では「私」と「男の子」というのはイコールです。「同じ存在である」という言い方もできます。

このように、主従関係をイコールで結ぶときにはbe動詞を使います。したがって主従関係がとれるときと、とれないときに応じてbe動詞と一般動詞を使い分けることになります。

The boy is running.とThe boy runs. 上記の文は一見似ていますが、後者は一般動詞を用いており、また主語はあっても主従関係がイコールで結ばれているとは言えません。

「男の子」と「走る」というのがイコールの関係ではないということです。

また、be動詞をつける文とつけない文の違いは、文が主語の状態や存在を表現するのか、あるいは主語の動きや変化を表すのかという点で見分けることができるでしょう。

まとめ

先の例文 This apple is good. では、be動詞isは主従関係をイコールで結んでいるとも言えますし、 「appleという存在がgoodである」と表現しているとも言えるでしょう。

これは先に述べた、beの持つ本来の意味である「存在」に起因します。

これに焦点を当てると、be動詞の基本の意味がよく分かるようになりますし、使い方も分かりやすくなります。

理解を深めるコツとしては、英語を読むときには原形のbe=「存在」の意味を意識するとよいですし、また、先に挙げたような簡単な例文を幾つか自作するのも有効でしょう。

あなたも今後の英語学習のときにbe動詞の使い方で悩んだら、上記のような考え方を使ってみてくださいね。きっと苦手だと思っていたbe動詞もそんなに難しいと感じなくなるはずですよ。

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