【比較級・最上級の完全ガイド】英会話で使える基本から応用まで

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更新日:2024年12月5日 英文法

【比較級・最上級の完全ガイド】英会話で使える基本から応用まで

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英語で「もっと速い車が欲しい」「最も美味しいレストランだった」などと表現したいと思ったことはありませんか?

そんな時に役立つのが比較級と最上級です。これらを使いこなすことで、自分の気持ちや意見をより明確に伝えられるようになります。

たとえば、次のようなフレーズが言えるようになります。

 

「私はコーヒーよりも紅茶が好きです。」
“I like tea better than coffee.”

「これは今まで食べた中で一番美味しい!」
“This is the most delicious thing I’ve ever eaten!”

 

この記事では、比較級と最上級の基本から応用までを具体例と共に解説します。

ぜひ活用してください!

【基本】比較級とは?3分でわかる基本ルール

(1)比較級とは

比較級とは、2つのものを比較する時に使われる表現です。

たとえば、「このペンはあのペンより長い」というように、物の特徴を比べたいときに使います。

This pen is longer than that.

(2)比較級の作り方 基本ルール

比較級は、下記のルールで簡単に作ることができます。

 

短い形容詞・副詞(1〜2音節):語尾に「-er」をつける
(例:tall → taller, fast → faster)

長い形容詞・副詞(3音節以上):単語の前に「more」をつける
(例:beautiful → more beautiful)

比較対象の示す際に「than」を使う
(This book is more interesting than that one.)

 

「音節」とは、言葉を発音する際の音のまとまりで、単語の長さを決める基準です。

たとえば、「dog」(1音節)や「beautiful」(3音節)がその例です。

「than」は「〜よりも」という意味で、比較対象の前に付けて「何と比べているのか」を明確にします。

以下2点も覚えておきましょう。

  • 語尾に「-er」をつけるか、単語の前に「more」をつけるかは、単語の長さで決まる。
  • 「than」を忘れると、主語と何を比べているのかが分からなくなるので注意。

(3)比較級を使った例文

以下の例を参考に、基本ルールを確認しましょう。

This car is faster than that car. (この車はあの車より速いです。)

「fast」は1音節なので、語尾に「-er」をつけます。

This problem is more difficult than the last one.(この問題は前の問題より難しいです。)

「difficult」は3音節なので、前に「more」をつけます。

She is a faster runner than me.(彼女は私よりも速いランナーです。)

比較級「faster」の後に名詞「runner」があるように、比較級を使って名詞を修飾することも可能です。

(4)比較級の疑問文

「どちらがより〜ですか?」と聞きたい場合は、以下の表現を使います。

〈物を比較する場合〉

Which + 比較級 + A or B ?
例:Which is bigger, this house or that one? (この家とあの家では、どちらが大きいですか?)

〈人を比較する場合〉

Who + 比較級 + A or B ?
例:Who is taller, you or your brother?(あなたとあなたの兄弟では、どちらが背が高いですか?)

【基本】最上級とは?3分でわかる基本ルール

(1)最上級とは

最上級は、3つ以上のものを比べて「1番~」を表すときに使う表現です。

たとえば、「このペンが一番長い」という場合、以下のように表現します。

This pen is the longest of all.

最上級を使えば、物事や人を他と比べて際立たせることができます。

(2)最上級の作り方 基本ルール

最上級は以下のルールで作ります。

 

短い形容詞(1〜2音節):語尾に「-est」をつける
(例:long → longest, tall → tallest)

長い形容詞(3音節以上):単語の前に「most」をつける
(例:beautiful → most beautiful)

最上級の前には必ず「the」をつける
(例:She is the smartest student.)
「in」または「of」で範囲を指定する

 

「in」と「of」の使い分けについても詳しく見ていきましょう。

「in」:場所やグループの中で1番であることを表すときに使う
(例:「in the group」「in the city」)
「of」:選択肢や特定の集まりなど、具体的な範囲の中で1番であることを表すときに使う。範囲がはっきりしているのが特徴。
(例:「of the three books」「of all the members」)

(3)最上級を使った例文

基本ルールを踏まえた例文を見てみましょう。

 

She is the tallest in her class.(彼女はクラスで一番背が高いです。)

Of all the cakes, this one is the sweetest.(すべてのケーキの中で、このケーキが一番甘いです)

This car is the most expensive of all the cars I’ve seen.(この車は私が見た全ての車の中で一番高いです。)

 

(4)最上級の疑問文

「何が一番〜?」や「誰が一番〜?」と聞く際は、以下の形を使います。

疑問詞(What/Which/Who) + is + the + 最上級の形容詞/副詞 + (比較範囲)?

それでは、例文をいくつか見ていきましょう。

 

What is the most important thing in life?(人生で一番大切なものは何ですか?)

Which is the highest mountain in the world?(世界で一番高い山はどれですか?)

Who is the fastest runner in your school?(あなたの学校で一番速いランナーは誰ですか?)

 

【基本】比較級と最上級を使用する際の語形変化の例

比較級と最上級の形を作る際には、形容詞や副詞によって以下のようなルールが適用されます。

  • 語尾に「-r」「-st」をつける
  • 語尾の「y」を「i」に変えて「-er」「-est」をつける
  • 不規則に変化する

それでは、それぞれのパターンを確認してみましょう。

(1)語尾に「-r」「-st」をつけるもの

tall > taller > tallest
short > shorter > shortest
big > bigger > biggest
clever > cleverer > cleverest
narrow > narrower > narrowest
wise > wiser > wisest

〈注意点〉
「big」のように短母音+子音字で終わる語は、語尾の子音字を重ねます。
「wise」のように「e」で終わる単語は、「-r」「-st」だけをつけます。

(2)語尾の「y」を「i」に変えて「-er」「-est」をつけるもの

happy > happier > happiest
early > earlier > earliest
easy > easier > easiest
pretty > prettier > prettiest
busy > busier > busiest

(3) 不規則に変化するもの

good > better > best
bad > worse > worst
many > more > most
much > more > most
little > less > least
far > further > furthest

【応用】比較級の重要な表現と解説

比較級には、基本の使い方以外にも応用的な表現があります。ここでは、4つの重要なパターンを紹介します。

(1)「as 〜 as …」を使った比較表現

「as 〜 as …」は、2つのものが同じ程度であることを表し、「(主語)は…と同じくらい〜」と訳します。

He is as tall as his brother. (彼は弟と同じくらい背が高い。)

2つの「as」の間には、形容詞または副詞の原型を置く点がポイントです。

(2) 「much」を使った比較級の強調表現

比較対象の差が大きいことを表すとき、「much」を比較級の前に置いて強調します。

She sings much better than her brother. (彼女は兄弟よりもずっと上手に歌う。)
This book is much more interesting than the last one.(この本は前の本よりもずっと面白い。)

(3)「more than 〜」と「less than 〜」を使った比較級

量や度合いが、比較対象よりも多いことを表現する際は、「more than 〜」を使います。

I have more books than my sister.(私は姉よりも多くの本を持っています。)
This cake is more delicious than the one we had before. (このケーキは以前食べたケーキよりもおいしい。)

このように、「〜より多い」と表現したい時は、「more + 名詞/形容詞 + than + 比較対象」の形を使用します。

反対に、「〜より少ない」と表現したい時は、「less + 名詞/形容詞 + than + 比較対象」を使います。

 

I have less money than my brother. (私は兄よりも持っているお金が少ないです。)
This cake is less sweet than the one we had before.” (このケーキは以前食べたケーキよりも甘くない)

(4) 「The + 比較級 + ~, the + 比較級 + …」

「The + 比較級 + ~, the + 比較級 + …」を使うと、「〜すればするほど、ますます…」という意味になります。

The more you study, the better you will be.(あなたは勉強すればするほど、ますますうまくなるでしょう。)
The earlier you start, the more time you will have.(早く始めるほど、たくさんの時間を得られるでしょう。)

【応用】最上級の重要な表現と解説

最上級には、基本的な使い方以外にも、強調や追加情報を加える方法があります。重要な応用表現を紹介します。

(1)最上級の強調表現:「by far」「much」など

最上級をさらに強調するために、以下の表現を組み合わせることができます。

by far:はるかに、ずば抜けて
much:ずっと、非常に
far and away:圧倒的に、ずば抜けて
very:本当に、最高に(「the very best」のように使う)
This is by far the most interesting book I’ve ever read. (これは私が今まで読んだ中でずば抜けて一番面白い本です。)
He is far and away the tallest in my class. (彼は私のクラスでずば抜けて一番背が高い。)
This is the very best decision we could have made.(これは私たちが下せる最高の決断です。)

(2) 関係代名詞と完了形を使用した強調

最上級のあとに関係代名詞や現在完了形を加えると、「これまでに~した中で最も」という表現を作ることができます。

これは、自分の経験や過去の行動を強調する際に便利です。

This is the best movie that I have ever watched.(これは私が今まで見た映画の中で一番いい映画です。)
She is the kindest person that I have ever met.(彼女は私が今まで会った中で一番親切な人です。)

このような表現を使うと、自分の経験を具体的に伝えながら強調できます。

まとめ:比較級と最上級を使いこなしてコミュニケーションの幅を広げよう

比較級と最上級を使いこなせば、英語での表現力が格段に広がります。

基本ルールを押さえた上で、応用表現や強調の仕方を取り入れることで、さらに豊かなコミュニケーションが可能になります。

ぜひ今回学んだ内容を日常会話や文章で活用し、英語力を磨いていきましょう!

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