英語で「コンテンツ」はどう書く?contentとcontentsの違いを解説

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更新日:2025年3月7日 英文法

英語で「コンテンツ」はどう書く?contentとcontentsの違いを解説

contents

デジタルコンテンツや動画コンテンツなど「コンテンツ」という言葉が、最近、日常生活やビジネスの場でよく使われるようになりました。

しかし、英語で「コンテンツ」と表現するときにはcontentとcontentsの2つの単語があり、それぞれ異なる意味を持ちます。

では、contentとcontentsの違いとは何でしょうか? また、どのような場面で使い分けるべきなのでしょうか?

この記事では、以下のポイントについて詳しく解説します。

  • contentとcontentsの違いと正しい使い方
  • デジタルコンテンツは何という? ビジネスで使われる「コンテンツ」の英語表現
  • コンテンツに英語の略語はある?

これを読めば、「コンテンツ」を正しく英語で表現できるようになります。

contentとcontentsの違いと正しい使い方

英語にはcontentとcontentsという2つの表現があり、それぞれの意味や使い方には明確な違いがあります。

content(コンテント)の意味と使い方

contentは「(本、ウェブサイト、映像などの)中身・内容」を指す英単語で、数えられない名詞です。情報や中身の集合体を表す概念的な単語のため、”a content”や”contents”とは通常言いません。

日本語で「コンテンツ」と言う場合、このcontentを使います。

例文:
The content of this book is very informative.
(この本の内容はとても有益です。)

This website provides high-quality content.
(このウェブサイトは高品質なコンテンツを提供しています。)

このようにcontentは作品やウェブページの全体的な内容を指すときに使われます。

contents(コンテンツ)の意味と使い方

contentが全体的な中身・内容を指すのに対し、contentsは複数の要素が含まれる中身やリスト化されたものを指します。contentsは数えられる名詞であり、「中に含まれているもの」や「目次」などに使われます。

例えば、

  • 本の「目次(table of contents)」
  • 箱の「中身のリスト(contents of the box)」

のように、個々のアイテムをリスト化できる場合に「contents」が適切です。

例文:
Please check the table of contents for an overview.
(目次を確認し、概要を把握してください。)

The contents of the box include a book and a pen.
(箱の中身には本とペンが入っています。)

語句

意味

例文

content(数えられない名詞)

情報や作品の「中身」全体を指す

The content of this website is valuable.
(このウェブサイトのコンテンツは価値があります。)

contents(数えられる名詞)

箱やリストの「中身の項目」を指す

Check the contents of the package.
(荷物の中身を確認してください。)

このように、contentは抽象的な「中身」全体を指し、contentsは具体的に「個別のアイテム」を表すという違いがあります。

デジタルコンテンツは何という?ビジネスで使われる「コンテンツ」の英語表現

日本語で「コンテンツ」と言うと、メディアを通じて伝えられる情報やサービスを指します。

これは、文章・写真・映像・音楽・デザインなどを組み合わせて作られます。

ただ、業界や文脈によって意味やニュアンスが異なるため、自分で使うときには適切な英語表現を選ぶことが重要です。

種類

具体例

英語表現

デジタルコンテンツ

ブログ、SNS、YouTube など

digital content

動画コンテンツ

Netflix、TikTok、YouTube など

video content

教育コンテンツ

オンライン講座、語学アプリ など

educational content

エンタメコンテンツ

映画、マンガ、ゲーム など

entertainment content

音声コンテンツ

ポッドキャスト、オーディオブック など

audio content

 ビジネスで使われるcontentの表現

ビジネスシーンでは、contentという単語がさまざまな用途で使われます。

特に、マーケティングやメディア関連の分野では、特定の目的に応じた「コンテンツ」の種類や活用方法が重要になります。

以下、ビジネスでよく使われるcontentの表現と、その具体的な使用例を紹介します。

 追加コンテンツ(additional content)

例文:
The game developer released additional content as a free update.

(そのゲーム開発者は、追加コンテンツを無料アップデートとして公開しました。)

 

有料コンテンツ(paid content)

例文:
The platform offers both free and paid content for users.

(そのプラットフォームは、無料コンテンツと有料コンテンツの両方を提供しています。)

 

外注コンテンツ(outsourced content)

例文:
The company decided to use outsourced content to maintain a steady flow of articles.

(その会社は安定した記事の提供のために、外注コンテンツを利用することを決めました。)

 

コンテンツ制作(content creation)

例文:
Many influencers make a living through content creation on social media.

(多くのインフルエンサーが、SNSでのコンテンツ制作を生業としています。)

 

コンテンツマーケティング(content marketing)

例文:
Effective content marketing can boost brand awareness.

(効果的なコンテンツマーケティングは、ブランド認知度を向上させます。)

 

関連コンテンツ(related content)

例文:
At the end of each article, you will find links to related content.

(各記事の最後には、関連コンテンツへのリンクがあります。)

コンテンツビジネス(content business)

例文:
The content business is growing rapidly with the rise of digital platforms.

(デジタルプラットフォームの台頭により、コンテンツビジネスは急成長しています。)

コンテンツ配信(content distribution)

例文:
This platform allows creators to manage content distribution efficiently.

(このプラットフォームを使えば、クリエイターはコンテンツ配信を効率的に管理できます。)

コンテンツは、情報・エンタメ・教育・マーケティングなど、あらゆる分野で使われています。「コンテンツ=content」と覚えておくのがベストです。

コンテンツに英語の略語はある?

contentやcontentsそのものに略語はありませんが、これらを含む略語は、いくつかの業界で使われています。

特に、デジタルマーケティングやウェブ制作の分野でよく見られます。以下に代表的な略語を紹介します。

TOC(Table of Contents)

文書や書籍、ウェブサイトの目次を指します。

例文:
Please check the TOC for an overview of this document.

(この文書の概要については、目次を確認してください。)

CMS(Content Management System)

ウェブサイトのコンテンツを簡単に管理・編集できるシステムです。代表的なCMSには、WordPressなどがあります。

例文:
WordPress is the most popular CMS for blogging and website creation.

(WordPressは、ブログやWebサイト作成に最も人気のあるCMSです。)

まとめ:「コンテンツ」を正しく使いこなそう

この記事では、英語の「コンテンツ」にあたる contentとcontents の違いについて詳しく解説しました。

  • content は、ウェブサイトや映像などの全体的な内容を指し、数えられない名詞として使われます。
  • contents は、箱の中身や目次のようにリスト化された個々のアイテムを指し、数えられる名詞として使われます。

「コンテンツ=content」と覚えつつ、適切な場面でcontentsとの使い分けを意識しましょう。

英語で正しく「コンテンツ」を表現できるようになれば、ビジネスや学習の場面でも役立つはずです。

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