CanとCouldの意味は?違いと使い分ける方法を解説!
こんにちは!QQEスタッフのReiです!
今回は助動詞というものにふれていきます。
助動詞はその名の通り、「動詞を助ける」役割があります。助けるというのは、具体的には動詞に意味を付け加えるということです。
助動詞の中でも、今回はcanとcouldに的をしぼって解説していきます。
まず、canとcouldの違いを見ていく前に、助動詞の基本的な形を確認しましょう。
canとcouldに限らず、どの助動詞に対しても上の基本形を使うので、頭に入れましょう。そして、最大の重要ポイントは必ず動詞の原形を伴うことです。冒頭で言ったように、「動詞を助ける」のですから、助ける動詞がどこかに行ってしまったら、助動詞も誰を助けていいのか分からなくなってしまいますよね。
前置きが長くなりましたが、早速canとcouldの違いを見ていきましょう。
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Can
canは「能力」「可能性」「許可」の大きく3つの意味に分けることができます。
ただ、それぞれ意味が重なってくる部分もあるので、厳密に分けて覚える必要はありません。
①能力 → 「できる」
中学校でcanの用法を理解するときは、まずこの意味から習うことが多いです。
ですが、一般的にこの意味で使うのは、日常的にそこまで多くないです。
- He can swim two miles. (彼は2マイル泳ぐことができる)
- Can you play chess?ーNo, I can’t. (君はチェスができるかい?いいえ、できません)
②可能性 → 「〜することがあり得る」
Even the best doctors can make a mistake.
(名医でもミスを犯すことはあり得る)
否定分で使うときは、「〜のはずがない」の意味で使います。こちらも頻出用法です。
- It can’t be. (そんなはずはない)
- It might be Susan.ーNo, it can’t be Susan since she is in Paris now. (スーザンかも。ーいいえ、今パリにいるのだから、スーザンのはずはないよ)
③許可 → 「〜してもいい」
この使い方は、会話文でよく使います。
例えば、お店で注文する時や相手に何か申し出る時など、多くのシチュエーションで耳にする使い方です。
- Can we sit here? (ここに座ってもいいですか)
- Can I have two hamburgers, please? (2つハンバーガーをお願いします)
- Can I carry your books for you? (本をお持ちしましょうか)
Could
canの過去形「〜できた」と覚えているが多いと思います。
ですが、実際に「〜できた」と言い表したいとき、つまり何かを達成したことに対して「〜できた」と言う場合は、was able toを使います。
では、couldはどんな時に使うのでしょうか。
①時制の一致
- They said that nothing could be done.
- (彼らは何も打つ手がないと言った)
They saidということは、過去の話をしていることが分かりますよね。
だから、nothing can be done.も過去に合わせて、助動詞の形をcanの過去形couldにします。
②可能性 → 「ひょっとしたら〜」
canにも似た使い方がありましたよね。couldを使うと、より現実的に起こり得るかもしれないということを言い表すことができます。
-
- A war could break out. (ひょっとしたら戦争が勃発する可能性がある)
- A big earthquake could happen in the next few decades. (大地震があと数十年以内に起こるかもしれない)
③丁寧な許可、依頼
これも同じくcanにも似た使い方がありましたね。couldは過去形ということで、現実との距離つまり心理的距離が生まれます。そこから直接的ではなく、丁寧な言い方をする際にはcouldを使うことが好まれます。
- Could I ask you a question? (質問してもよろしいでしょうか)
※Can I ask you a question?だと丁寧度は下がるので、「質問いいですか」程度の意味合い。
- Could you lend me £10 until next Monday? (次の月曜日まで10ポンドお借りしてもよろしいでしょうか)
まとめ
canとcouldの違いは理解できましたか?
今回は説明の便宜上、意味ごとに分けて説明しましたが、実際には厳密な区別ができない時があります。
ですが、出会った英文にどの意味がふさわしいか考えられるだけの頭の引き出しをどんどん増やしていくことが大切だと思います。
一緒に英語学習がんばりましょう!