【クラウドソーシング】は「Crowdsourcing」と「Cloudsourcing」のどちらでしょう?
こんにちは! QQEスタッフのReiです!本日紹介するのは「Crowd」と「Cloud」の意味について。
在宅勤務者が増加し続ける昨今、「クラウドソーシング」という言葉をよく聞くようになりました。 ふと「あれ? 『クラウドソーシング』の『クラウド』って『Crowd』と『Cloud』のどっちだっけ?」と思ったことがあったため、今回のテーマにしてみました。
どちらもカタカナにしてしまうと同じ発音になってしまいますが、2つの英単語は全く異なるものなので、注意してください。
そもそも「クラウドソーシング」とは?
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- まず「クラウドソーシング」の意味ですが、WEB上で依頼者が不特定多数の「群衆」に業務を発注するシステムのことです。
- これで答えが分かった方も多いのではないでしょうか? 「クラウドソーシング」の「クラウド」は「Crowd」が正解です。
「Crowd」の意味と使い方について
- 「Crowd」には「群衆」や「群れ」という意味があります。基本的には名詞として使われ、このような使われ方をします。
- I pushed my way through the crowd. 「私は人ごみの中をかき分けて進んだ」
- The boy has been looking at a crowd of insects for 1 hour. 「その少年はかれこれ1時間、虫の群れを見続けている」 また形容詞の「Crowded」も良く聞く単語です。こちらは「混み合った」という意味でよく使われます。
- This train was crowded. 「電車は大変混み合っていた」
- That cafe always gets crowded. 「あのカフェはいつも混んでる」 もちろん「クラウドソーシング」はそのまま英語でも使うことが出来ます。
- Crowdsourcing is one of the best ways to cut costs. 「クラウドソーシングは経費削減のベストな方法の一つだ」
「Cloud」の意味と使い方について
「では、iPhoneなどでよく見る『Cloud』って言葉も同じですよね?」 いえ、iPhoneのクラウドサービスはデータなどを「雲の上」に置いておいて、様々な人がそれを見たり、アクセスできたりするシステムです。 ここにもヒントが見え隠れしてますね。
iPhoneをお持ちの方はiCloudのアイコンをよく見てください。雲の形をしてますよね。そうです、iPhoneなどで見る「クラウド」は「Cloud」であり「雲」の意味です。
- There is not a cloud in the sky. 「空には雲一つない」
- The moon is behind a cloud. 「月が雲の陰に隠れている」 その他にも「曇る」という動詞の働きもあります。日本語でも「顔が曇る」などと言いますよね。
- The baby’s eyes clouded with tears. 「赤ちゃんの目は涙で曇った」
- My boss’s face clouded over with anxiety. 「上司の顔が不安で曇った」 前述の「クラウドサービス」の「クラウド(Cloud)」も英語で使うことができます。
- My father keeps his documents in the cloud. 「父は書類をクラウドで管理している」
まとめ
今回は日本語の「クラウドソーシング」という言葉から発展して「Crowd」と「Cloud」について紹介してきました。
おさらいをすると「Crowd(群衆)」と「Cloud(雲)」とではまったく違う意味になります。カタカナにするといずれも「クラウド」となりますので、混同しないように気を付けてください。