区別してないんじゃない? 大げさに発音していこー!
こんにちは!高校生のときにオーストラリア研修を経験したQQEスタッフのReiです。
思い出はいくつもありますが、なかでも現地のハンバーガーショップで、「ハンバーガー」と何回も言い直すも、まったく店員さんに相手にされなかった悲しい思い出が…。
まるで昨日の出来事のように思い出されます。英語が流ちょうな友達のおかげでにゲットしたハンバーガーをかじりながら、私は自分のゴリゴリのカタカナ英語を呪いました。
われわれ日本人は染み付いてしまったカタカナ英語のおかげで、音が似ている単語を同じ発音で発してしまうことがあります。
本日は、大げさに発音していきましょう!という提案です。
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「大げさに発音していこー!」(1)【 /b/と/v/ 】
- Berry【béri】(ベリー) / Very【véri】(とても)
名詞の “Berry”と副詞の “Very”は姉妹並みに発音が似ていて、区別するのが難しいですが、発音記号は/b/と/v/で全く違いますよね。
それでは、ご一緒に大げさに発音していこう!
/b/:両唇を合わせて、空気を破裂させましょう
/v/:下唇を前歯で噛んで、気分はネズミです
「大げさに発音していこー!」(2)【 /s/とth/θ/ 】
- Mouse【mɑ’us】(ネズミ) / Mouth【mɑ’uθ】(口)
どちらも名詞の“Mouse”と“Mouth”は双子並みに発音が似ていますね。しかし発音記号は /s/と/θ/で全く違います。
それでは、ご一緒に歯を意識して大げさに発音していこう!
/s/:上歯と下歯のトンネルを作り、そこに空気を流し込みましょう
/θ/:上歯と舌が絶妙に交わらないギリギリを攻めて、そこ空気を流し込みましょう。鏡を見たら、あっかんべーの顔になっているでしょうね(笑)
「大げさに発音していこー!」(3)【 /l/と/r/ 】
次は伝説の強敵です。
- Fly【flái】(ハエ) / Fry【frái】(揚げ物)
名詞の“Fly”と動詞の“Fry”は最難兄弟並みに発音の区別がつきません。 LとRは永遠に倒せない怪物ですね!
それでは元気よく大げさに発音していこう!
/l/:舌を思いっきり上歯に押し付けてみましょう!
/r/:口の奥で舌を丸めて、小さい「ゥ」も一緒にくっ付けて発音してみましょう!
わかります。難しいですよね。
まとめ
母語ではない言語の発音を完璧にマスターした方に会ったことはありますか?
そもそも第二言語を学習する大半の人が発音の間違いを指摘できるとは思えません。
相当の勇者か音声学の教授くらいではないでしょうか。発音が少し違っていても、文脈から推測して会話は成り立ちますので、完璧ではなくても大丈夫です。
自信を持って間違えていきましょう。そこに気付きが生まれて、英語学習の動機付けに繋がります。
しかし新しい単語を覚えた際はその単語の「発音記号」も一緒にインプットしておくと発音する際に「発音記号」を意識して発音できるのではないのでしょうか。是非一緒に発音おばけを倒す戦を楽しみましょう!