理由を表す「Because」「Since」「As」の違い
こんにちは! QQEスタッフのReiです!
今回は理由・原因を表す「Because」「Since」「As」についてお話ししますね。 早速ですが、以下の3つの英文の違いが分かりますか?
- I missed the concert because the train stopped running.
- I missed the concert since the train stopped running.
- I missed the concert as the train stopped running.
理由を言いたい時にパッと「Because」を使う人も多いかと思いますが、ニュアンスの違いを理解して使い分けられると、よりネイティブらしい表現に近づけますよ!
QQ Englishでは、公式ラインアカウントにて「英語に関する情報・お得なキャンペーン情報」を配信しています。この機会にぜひ登録を!
「訳を聞いて、訳を!」という時は理由専門の「Because」
何かの理由を言いたい時にまず頭に浮かぶのが「Because」ではないでしょうか。
- I don’t like bitter melons. Because they are so bitter!! 「ゴーヤは嫌いだよ。だって、苦いからね!!」
こんな感じでパッと使っちゃいますよね。全く問題ありません。 むしろ気を付けるのはゴーヤです。 フィリピンで「go-ya」とそのまま言うと会話がかみ合わなくなります。
Because、フィリピンで「goya」といえばとても人気のチョコレートブランドだからです(経験者は語る)。
さて、「Because」はご存じ「理由」を表す接続詞。 「That’s because~」や「Because of~」などといったバリエーションもあり便利です。
デートに遅れて「You are late !!」と彼女にすごまれた時には、このように全力で言い訳できます。
- Because I was helping an old woman cross the street !! 「おばあさんが道を渡るのを手伝っていたんだ!!」
「Because」は原因と結果をガチっとつなげる強い力があるので、 とにかく理由を聞いて欲しい時に使うとよいでしょう。
一方で「Because」は意地悪な言い方をすると理由しか表せないお堅い一面もあるのですね。 そこで次に「Since」を見てみましょう。
知ってると思うけど……という時は「Since」
「Since」と言えば、まず思い浮かぶのは「~以来、~から」という意味かと思います。
- I have lived in the US since I was in college. 「僕は学生時代からアメリカに住んでいるんだよ。」
こんな感じで「Since」が理由を表すことができるのは、 この「物事の起点」という本来の意味からもイメージができるかと思います。
さて、それでは「Because」との違いは何か。
それは「Because」が理由を強調する、つまり相手がまだ知らない情報を「なぜならそれは……」と、バーンと伝えるのに対し、「Since」は「理由自体は周知の事実の状況」の時に「知ってると思うけどさ」といった時によく使われる表現なのです。
今日あったことを子が親に伝えている場面を想像してください。
- I couldn’t practice soccer today since it was raining. 「今日は雨が降っていたからサッカーの練習ができなかったよ。」
ここでは雨が降っていたことは親も知っているという前提があるので、「練習できなかったよ、ほら、雨降ってたじゃん」というニュアンスで言っているという訳です。
この使い分けは絶対、という訳ではないようですが、「Because」は原因と結果をガチっと結びつけるのに対し、「Since」にはそういった強引さが感じられない分、ちょっと洗練された響きがあるそうです。
意味が多いだけに気軽に使える「As」
最後に「As」です。 「As」は使い方としては「Since」と同じく、すでに周知の理由を表すのによく使われます。
分かりやすい例として、「As you know」という表現があります。「知っての通り、ご存じのように」という意味ですね。
それはそうと、ちょっと話が逸れますが、asって本当にたくさんの意味がありますよね。理由以外にも「~の時」「つれて」「として」などなど。 高校時代に「As」の意味を覚えるのに苦労した方も多いのではないでしょうか。
実はここがポイント。
「Because」が理由専門、「Since」が「~以来」という意味も持ち、「As」は覚えきれないほどの使い方がある……。
一番使いにくそうと思われるかもしれませんが、逆を言うと意味が多くなる分、専門性は低くなり、それほど使い分けを意識しなくてもいいということになります。
例えば「このAsは何?? 理由? それとも『~の時』の意味?」と迷うことがありませんか?
- As I was a student, I couldn’t buy a car. 理由:「私は学生だったので、車を買うことができなかった。」 ~の時:「学生だったころ、私は車を買うことができなかった。」
どっちだと思いますか? はっきりとは分かりませんよね。
しかし、それほど深刻に考える必要は実はあまりなくて、「理由」と「~の時」があいまいな感じが、この「As」がもつ「ゆるさ」なのです。
もちろん文脈や会話の前後からどちらかがはっきりすることもありますが、ネイティブはそれほどはっきりと違いを意識している訳ではないので、どんどん気軽に使っちゃってOKなのが、この「As」なのです。
まとめ
さていかがでしたでしょうか。
これまでは「Because」一辺倒だったけど、ちょっとおしゃれに「Since」、なんなら「As」とか使ってやろー! このように意識して使い分けをしていただけると、グッと表現の幅が広がりますよ。ぜひお試しください!
関連記事:一緒にこちらの記事もチェックしよう!
>>「なぜなら」を意味する英語表現【10選】定番のbecause以外でも理由を説明してみよう!
>>英語を学び直すには中学英語が便利!学習内容と勉強法をご紹介!