”大人の味”を英語で表現できますか?
こんにちは、苦い食べ物が大好き、QQEスタッフのReiです!
苦みのある食べ物は、「大人の味」と表現されることが多いですが、皆さんは「大人の味」を英語に訳すことはできますか?
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「大人の味」=「Adult taste」?
直訳してしまうと、 Adult tasteになりますが、残念ながらこれでは伝わりません。
大人の味とは、ズバリ!「Acquired taste」と言います。あまり日常では見慣れない言葉ですが、「Acquired」とはどういう意味なのでしょうか?
Acquiredの意味
まずは、Acquireというのは動詞で”時間を掛けて習得する”という意味がある事を覚えましょう。
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- I acquired basic programming knowledge.
私はプログラミングの基礎知識を習得しました。
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- We could acquire a common understanding.
私たちは共通理解を得ることができました。
さて、acquireには「~を習得する」という意味があることは分かりましたが、なぜ、大人の味という意味に繋がるのでしょうか?
acquireには形容詞としての意味を持ち、acquiredとすることで、「慣れ親しんだ」と表現することができます。
つまり、時間を掛けて習得するという事は、初めは食べられなかったものも、徐々に「食べ慣れる」事によって好みの味になってくる=大人の味という事になるのです。
小さい頃は、ブラックコーヒーの美味しさが分からなかったけど、いつの間にか無糖のコーヒーを好むようになったり、苦手だったレバーの美味しさにクセになってしまっている。
これらは、時間を経て、徐々に舌が美味しさを感じる事を習得したんですね!このように意味が派生し、大人の味はAcquired tasteと表現できるのです。
「Acquired taste」を使用した例文
「Acquired taste」の意味が分かったところで、例文を見て行きましょう。
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- You haven’t known about this acquired taste yet.
- You haven’t known about this acquired taste yet.
君はまだ大人の味を知らないんだ
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- I was told “I would acquire the taste after I grew up.
「もっと成長したらこの味も嗜めるようになるよ」と言われた。
あなたにとっての「Acquired taste」って何ですか?
ちなみに、皆さんにとっての「Acquired taste」とは、どのようなものでしょうか?
濃い味、苦い味、渋い味などに対してよく使われる印象です。
会話の中で使われやすい単語も少しご紹介します!
苦い-bitter
渋い(渋み)-astringency (astringent)
味が濃い-strong flavor, rich taste
味が薄い-weak taste, plain, not much flavor, little taste
癖のある味-peculiar taste
舌が肥える-particular about the food, have a discerning palate
味音痴-Unsophisticated palate
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- You have a discerning palate to understand the difference of this taste.
- You have a discerning palate to understand the difference of this taste.
この味の違いが分かるなんて、君の舌は肥えているね
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- Many people don’t like blue cheese because it has a very peculiar taste.
- Many people don’t like blue cheese because it has a very peculiar taste.
ブルーチーズは、かなり癖のある味なので、苦手な人がたくさんいます。
まとめ
さて、今回は大人の味「Acquired taste」について解説しました。
ちなみに、フィリピン人の教師に「Acquired taste」を聞いてみたところ、鶏や豚の血をゼラチン状に固め、串焼きにした「ベタマックス(Beta max)」というフィリピン料理を挙げていました。
私も食べた事がありますが、残念ながら自分の口には合いませんでした。フィリピンでは、まだまだ大人じゃないのかな?(笑)
皆さんも、是非、英会話レッスンの中でも各国の大人の味を聞いてみてはいかがでしょうか。