「ちなみに」を英語でなんと言う?7つの表現・ビジネスシーンでの使い方

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更新日:2024年1月29日 ビジネス英語

「ちなみに」を英語でなんと言う?7つの表現・ビジネスシーンでの使い方


Business meeting

会話や文章において、内容を補足する際に使われる「ちなみに」。
「ちなみに」という表現は、英語でも複数あります。ビジネス英語でも登場する機会が多い表現です。

この記事では、ビジネスでよく使われる「ちなみに」について紹介します。

どのような場面で使うか、注意するポイントなども解説しますのでぜひ最後までお読みください。
例文も紹介するので、どのような場面で使われるのかの参考になると幸いです。

「ちなみに」の意味や使い方は?

「ちなみに」は端的に言えば、前述した情報に、補足情報や関連情報を述べたい時に使う言葉です。

英語で言えば、「For your information」「As a side note」「Just for the record 」「by the way」「Incidentally」「In passing」「In this connection」などが日本語の「ちなみに」にあたります。

この7つの表現について、使う場面や使い方、例文も紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

「ちなみに」の意味

「ちなみに」の語源は「因み」と言われます。
「〇〇に因んだ」などと使われますよね。

「ちなみに」は、前に述べた事柄に、あとから簡単な補足などを付け加えるときに使います。
相手に特に伝えたい内容を伝えたとき、「その内容について、プラスして伝えたい情報」を「ちなみに」という言葉でつなげることができます。

この「ちなみに」で繋ぐ補足情報は「特に伝えたい情報」よりは重要度は低いと言えるでしょう。

「ちなみに」の使い方

「ちなみに」は、英語ではどう使うのでしょう?

主に「ちなみに」には2つの使い方があります。
1つ目は、補足情報として「付け加えると」という場合に使う表現。
そして2つ目が、話を少し転換したい場合に使う「ちなみに」という表現です。

次の段落からは、ビジネスシーンで「ちなみに」がどのように使われているか詳しく解説しますので、ぜひ読んでみてくださいね。

ビジネスシーンではどう使う?

「ちなみに」は英語のビジネスの場でもよく使われる言葉です。
例えば以下のような場合に使われるでしょう。

  • プレゼンにおいて、自説の根拠をより確かにしたい場合
  • 堅苦しい商談の途中で、ユーモアを取り入れて場をなごませたい場合
  • 自分がおかれている立場を知ってほしい場合
  • 難しい話題を親しみやすい話題に結びつけ、話を聞きやすくしたい場合

このように、「ちなみに」の使い方は幾通りもあります。

会話の上で説得力を増したり、場をなごませたりと有用な表現ですので、ぜひ身に着けておきたいですね。

「ちなみに」の英語表現7選

For your information

「ちなみに、ご参考までに」という意味を表す「For your information」

相手にとって役立つだろう情報を「念のためにお知らせします」「とりあえずお伝えします」といった意味合いで使われます。
会話のみならず、ビジネスメールなどでもよく登場するこの表現。

メール上では「FYI」という略語で書かれることも多いです。

ビジネスメールの件名の中に「For your information」や略語の「FYI」と記載されている場合、「このメールの内容は参考情報なので返信は必要ありません」という意味を表していると言ってよいでしょう。

また、口語で「For your information」が使われる場合、「一応言っておきますが」「あなたは知らないかもしれませんが」といった嫌味を表している場合もあります。

話す際の表現には注意する必要があります。

・For your information, I have received his payment.
(ご参考までにお伝えしますが、彼からの送金を受け取りました。)

As a side note

「補足すると、ちなみに申し上げますと」を表す「As a side note」

フォーマルな表現で、発表やプレゼンなどのビジネスシーンでもよく使われます。

「Side note」 はそのまま訳すと「横のメモ」
「追記」「注記」などの意味を表します。

「As a side note」は「補足すると」「ちなみに申し上げますと」という意味。
口語でもよく使われる表現です。

「On a side note」というフレーズも「As a side note」と同じ意味を表しますが、「As a side note」の方がよく使われます。

・As a side note , this report shows that some of our employees failed that test.
(ちなみに申し上げますと、このレポートから、一部の従業員がそのテストに失敗したことが分かります。)

Just for the record

「念のためにですが」という意味を表す「Just for the record」

そのまま訳すと、「記録のために」という意味ですね。

前に述べたことについて付け加えたい時や、自分の立場や意見などを明らかにしておきたい時に使用する表現です。

「相手の記憶にしっかりと残したい」「はっきりさせておきたい」という意識が現れた表現といえるでしょう。

また、just を省いた「for the record 」というフレーズでも使われます。

・Just for the record, I agree with this plan.
(念のために申し上げますと、私はこの計画に賛成です。)

By the way

「ちなみに」という意味で使われるおなじみの表現、「By the way」

前述の情報に、さらに情報を付け加えたいときなどに使われます。
どちらかと言えば、カジュアルなシーンで使われることが多いです。

また、「By the way」は、それまでとは少し違った話題を話したいときにも使うことができます。

文頭、文末どちらにも付け加えられる「By the way」ですが、文頭に置いた場合と文末に置いた場合では、聞き手の受ける印象が違うことに注意してください。

  • 文頭に「By the way」・・・話題が変わる
  • 文末に「by the way」・・・ その一文が補足情報であったことを伝える

また、メールなどではよく「BTW」という略語で表現されます。

・She will be attending the conference today, by the way.
(ちなみに今日の学会には彼女も出席します。)

Incidentally

「ちなみに、補足すると」を意味する「Incidentally」

「Incidentally」は論文やビジネス文書などでも使われる、フォーマルなフレーズです。

「付随的に」というのが「Incidentally」の意味。
重要な話題について、それに付随する話題を述べる時に使います。

「Incidentally」と聞くと、「incident(出来事)」という単語から、「偶発的な」という意味をイメージした感じた方も多いのではないでしょうか。

「Incidentally」は「付随して、ちなみに」という表現のほか、「ちなみに奇しくも」「そう言えば」「偶然にも」といった意味もあります。

・Incidentally, this day is the release date for our new product.
(ちなみに、偶然にもこの日はわが社の新製品の発売日です。)

In passing

「この話をしたついでに」「ちなみに」という意味で使われる「In passing」

もともと「In passing」は、「通っている最中に」「通りがけに」という意味で使われる表現です。
もともとは書き言葉として使われることが多い表現ですが、口語でも使われます。

「話のついでに」「通りがかりに聞いた」というイメージの「ちなみに」を表す表現です。

・In passing, some say that he will run for president.
(ちなみに、彼が大統領選に立候補するという説があるよ。)

In this connection

「これに関連して」「この件に関して」「ちなみに」という意味を表す「In this connection」

前に述べたことに関連したことを説明する時に使います。
フォーマルな表現で、論文やビジネス上で役立つフレーズです。

・In this connection, let me introduce the oldest example.
(これに関連して、最も古い例を紹介させてください。)

「ちなみに」を使うときの注意点は?

「ちなみに」は覚えておくと役に立つ表現ですが、使う時に気を付けた方がよい注意点がいくつかあります。

ぜひ参考にしてください。

捕捉するときに使うこと

「ちなみに」のあとに述べる内容は、あくまでも「付け加えるぐらいの内容」です。

そのため「ちなみに」で始まる情報の量は、大きくなりすぎないことに注意してください。

「ちなみに」の後に続く情報が多すぎると、聞き手はどこが話の重要ポイントなのか分からなくなってしまいます

「ちなみに」を使いすぎないこと

「ちなみに」は、内容を付け加える時や補足する時に使われます。

「ちなみに」が繰り返し登場する場合には、付け加える情報が多数あるということになります。

その場合、箇条書きにするなど、他の表現を使用した方が分かりやすいかもしれません。

質問文では使わないこと

「ちなみに」は前に述べた内容について付け加えたい場合に使う表現。

そのため、こちらから情報を説明する時に使い、質問文では使えません

でもおなじみの「By the way」を使った疑問文は?と疑問に感じた方も多いかもしれません。
「By the way, 〜?」と質問する場合は、「ちなみに」ではなく「ところで」の意味合いになります。

・By the way ,where do you live?
(ところで、お住まいはどちらでしょうか?)

まとめ

「ちなみに」の1語でも、英語にするとさまざまなバリエーションがあることがお分かりいただけたでしょうか。

定番の By the way は確かに便利ですが、毎回同じ表現を使うよりも、メールや文書(書き言葉)・プレゼンテーションやスピーチ(話し言葉)など、場面や状況に応じて使い分けてみてくださいね。

ネイティブや英語が上手な人が使っているのを見聞きしたら、「なるほど、こういうタイミングで使うのか!」と、ぜひ参考にするのもおすすめです。

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Ayaka Tanaka
監修者

Ayaka Tanaka

QQEnglish編集部

東京外国語大学にて第二言語習得・英語教育を学んだ後、日本の大手教育出版社で約10年英語教材編集者として勤務。2022年4月オーストラリア ブリスベンへ移住、英文ジャーナル編集に従事。(TOEIC950 /英検1級)ツールとしてだけでなく、言語の背景にある文化や価値観の違いも含め、英語を学ぶ面白さ・奥深さを感じてもらえたら幸いです。

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