「可能性がある」は英語でなんと言う?確信度別の表現を覚えて正しく使い分けよう!
「可能性」という言葉は日本語でよく使われる単語の一つです。
英語でも同様に「可能性」に関しての会話をする機会は多くあるでしょう。
しかしながら「可能性」といっても、100%の「可能性」と0%に近い「可能性」とでは、使われる英語表現が全く異なります。
そこで今回は「可能性がある」という英語表現を紹介していくと共に、確信度別の表現も合わせて紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:英語で「may」「might」の意味と違い!何が違うの?
「可能性」は英語でどう言う?
「可能性」は名詞で「possibility」と言います。
「possibility」を「have a possibility」や「there is a possipility」の形式で使用することで、「可能性がある」と表現することができます。
例:
・He has the possibility to pass the exam.
(彼は試験に合格する可能性があります。)
・There is a possibility she will come home.
(彼女が家に来る可能性があります。)
また、形容詞「possible」は「可能性がある」という意味になります。
「possible」は主に「it is possible to + 動詞」や「it is possible that~」の形式で使用されます。
例:
・It is possible to finish the work by the end of the day.
(今日中に仕事を終えることは可能です。)
・It is possible that he will go to Osaka tomorrow.
(明日彼が大阪に行くことは可能です。)
他にも、名詞「chance」も「可能性」と訳されます。
「chance」は良い意味でも悪い意味でも使えます。
例:
・There is a chance of serious injury.
(重傷の可能性がある。)
・There is a chance that we will miss the last train.
(私達は終電に間に合わないかもしれません。/ 終電を逃す可能性があります。)
そして、将来的・潜在的な「可能性」を表現する場合には名詞「potential」を使用します。
日本語でも将来性があることを「ポテンシャルがある」と表現しますね。
・He has the potential to become a boxing champion.
(彼はボクシングのチャンピオンになる可能性を秘めています。)
・She has the potential to be the star of a movie.
(彼女は映画の主役になれる可能性があります。)
確信度別に「可能性」を表現しよう!
「可能性」の確信度を表現する場合、名詞「possibility」「chance」に形容詞「high」「low」などを使って強弱を付けることが可能です。
「a high possibility」「a high chance」で「可能性が高い」、「a low possibility」「a low chance」で「可能性が低い」となります。
また「可能性」の程度を表す助動詞・副詞を使用することもできます。
確信度が高い順にそれらの表現を見ていきましょう。
「ほぼ確実」高確率の可能性がある場合
助動詞「must」を使用することで、100%に近い可能性を表現できます。
例:
・He must go to school.
(彼は必ず学校に行きます。)
助動詞「would」「should」は「must」よりも可能性が落ちますが、「would」が80~90%、「should」が70~80%の可能性を持つ場合に使える表現です。
例:
・She would come to Japan.
(彼女はほぼ確実に日本に来るでしょう。)
・He should be playing outside.
(彼は外で遊んでいるはずです。)
副詞では「definitely」「absolutely」などの表現があります。
日本語では、「絶対に」「確実に」と訳され、100%に近い可能性がある場合に使われます。
例:
・This TV is definitely out of order.
(このテレビは確実に故障しています。)
・She is absolutely the one who killed my friend.
(私の友人を殺したのは絶対に彼女です。)
また副詞「most likely」「probably」は、それぞれ80~90%・70~80%の「可能性」を表現をすることができます。
例:
・She is most likely home.
(彼女は帰宅している可能性が高い。)
・He probably has an injured leg.
(彼は足に怪我をしている可能性が十分にある。)
「おそらく」半々の確率で可能性がある場合
50%の可能性では、助動詞「can」「may」を使用します。
例:
・Our team can win the game.
(私達のチームが試合に勝つ可能性はある。)
・He may be on his way here.
(彼はこちらに向かっているでしょう。)
副詞「likely」は50%〜70%、「maybe」「perhaps」は50%の可能性を表します。
例:
・He’s likely on the phone.
(彼はおそらく電話中です。)
・She is maybe eating.
(彼女は多分食事の最中です。)
・My father is perhaps taking a nap.
(私の父はおそらく昼寝をしています。)
「もしかしたら」低確率だが少しは可能性がある場合
助動詞「might」「could」は、20~30%程度の少しばかりの可能性がある場合に使用されます。
例:
・He might be listening to our conversation.
(もしかしたら彼が私達の会話を聞いているかもしれません。)
・She could be losing the way.
(もしかしたら彼女は道に迷っているかもしれません。)
「可能性は全くない」可能性を見込めない場合
ほとんど可能性が見込めない場合、「不可能」を意味する名詞「impossibility」、「不可能である」を意味する形容詞「impossibile」が使用されます。
例:
・There is an impossibility she goes out.
(彼女が外出することは不可能です。)
・It is impossible for him to buy a car.
(彼が車を買うことは不可能です。)
また副詞「never」、形容詞「unlikely」も用いられます。
例:
・He never laughs at school.
(彼が学校で笑う可能性はない。)
・It is unlikely that he will be the first place.
(彼が一位になることはありそうもない。)
「可能性を広げる」「可能性は無限大」可能性に関連した英語表現を紹介!
最後に可能性に関連した英語表現を紹介していきます。
まず「可能性を広げる」は「expand the possibility」「open up the possibility」を使用します。
例:
・Getting into a good university means expanding your future possibilities.
(良い大学に行くことは、自分の将来の可能性を広げることを意味します。)
「可能性は無限大」「無限の可能性」は「limitless possibilities」「infinite possibilities」と表現します。
例:
・Young people have limitless possibilities.
(若者は無限の可能性を秘めている。)
「可能性を探る」は「explore the possibility」「look into the possibility of~」です。
例:
・We have no choice but to explore the possibility of curing her disease.
(私達は彼女の病気を治す可能性を探るしかありません。)
「実現可能性」は名詞「feasibility」「realizability」が適しています。
例:
・There is currently no feasibility of human colonization on Mars.
(今のところ、人類が火星に移住するという実現可能性はない。)
まとめ:上手に使い分けましょう!
「可能性」という言葉を英語で表現する場合、「possibility」「chance」「potential」などを使用するのが一般的です。
また確信度別に「可能性」を表現する場合、多くの単語を使い分ける必要があります。
関連する英語表現を含め、焦らずに一つずつ丁寧に覚えていきましょう。
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