「可能性がある」は英語でなんと言う?確信度別の表現を覚えて正しく使い分けよう!

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更新日:2023年12月28日

「可能性がある」は英語でなんと言う?確信度別の表現を覚えて正しく使い分けよう!

chance

「可能性」という言葉は日本語でよく使われる単語の一つです。

英語でも同様に「可能性」に関しての会話をする機会は多くあるでしょう。

しかしながら「可能性」といっても、100%の「可能性」と0%に近い「可能性」とでは、使われる英語表現が全く異なります。

そこで今回は「可能性がある」という英語表現を紹介していくと共に、確信度別の表現も合わせて紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

 

関連記事:英語で「may」「might」の意味と違い!何が違うの?

 

「可能性」は英語でどう言う?

doors

「可能性」は名詞で「possibility」と言います。

「possibility」を「have a possibility」や「there is a possipility」の形式で使用することで、「可能性がある」と表現することができます。

例:

・He has the possibility to pass the exam.
(彼は試験に合格する可能性があります。

・There is a possibility she will come home.
(彼女が家に来る可能性があります。)

 

また、形容詞「possible」は「可能性がある」という意味になります。

「possible」は主に「it is possible to + 動詞」や「it is possible that~」の形式で使用されます。

例:

・It is possible to finish the work by the end of the day.
(今日中に仕事を終えることは可能です。)

・It is possible that he will go to Osaka tomorrow.
(明日彼が大阪に行くことは可能です。)

 

他にも、名詞「chance」も「可能性」と訳されます。

「chance」は良い意味でも悪い意味でも使えます。

例:

・There is a chance of serious injury. 
(重傷の可能性がある。)

・There is a chance that we will miss the last train.
(私達は終電に間に合わないかもしれません。/ 終電を逃す可能性があります。)

 

そして、将来的・潜在的な「可能性」を表現する場合には名詞「potential」を使用します。

日本語でも将来性があることを「ポテンシャルがある」と表現しますね。

・He has the potential to become a boxing champion.
(彼はボクシングのチャンピオンになる可能性を秘めています。)

・She has the potential to be the star of a movie.
(彼女は映画の主役になれる可能性があります。)

 

確信度別に「可能性」を表現しよう!

lotto

「可能性」の確信度を表現する場合、名詞「possibility」「chance」に形容詞「high」「low」などを使って強弱を付けることが可能です。

「a high possibility」「a high chance」で「可能性が高い」、「a low possibility」「a low chance」で「可能性が低い」となります。

また「可能性」の程度を表す助動詞・副詞を使用することもできます。

確信度が高い順にそれらの表現を見ていきましょう。

 

「ほぼ確実」高確率の可能性がある場合

助動詞「must」を使用することで、100%に近い可能性を表現できます。

例:

・He must go to school.
(彼は必ず学校に行きます。)

 

助動詞「would」「should」は「must」よりも可能性が落ちますが、「would」が80~90%、「should」が70~80%の可能性を持つ場合に使える表現です。

例:

・She would come to Japan.
(彼女はほぼ確実に日本に来るでしょう。

・He should be playing outside.
(彼は外で遊んでいるはずです。)

 

副詞では「definitely」「absolutely」などの表現があります。

日本語では、「絶対に」「確実に」と訳され、100%に近い可能性がある場合に使われます。

例:

・This TV is definitely out of order.
(このテレビは確実に故障しています。)

・She is absolutely the one who killed my friend.
(私の友人を殺したのは絶対に彼女です。)

 

また副詞「most likely」「probably」は、それぞれ80~90%・70~80%の「可能性」を表現をすることができます。

例:

・She is most likely home.
(彼女は帰宅している可能性が高い。)

・He probably has an injured leg.
(彼は足に怪我をしている可能性が十分にある。)

 

「おそらく」半々の確率で可能性がある場合

50%の可能性では、助動詞「can」「may」を使用します。

例:

・Our team can win the game.
(私達のチームが試合に勝つ可能性はある。)

・He may be on his way here.
(彼はこちらに向かっているでしょう。

 

副詞「likely」は50%〜70%、「maybe」「perhaps」は50%の可能性を表します。

例:

・He’s likely on the phone.
(彼はおそらく電話中です。)

・She is maybe eating.
(彼女は多分食事の最中です。)

・My father is perhaps taking a nap.
(私の父はおそらく昼寝をしています。)

 

「もしかしたら」低確率だが少しは可能性がある場合

助動詞「might」「could」は、20~30%程度の少しばかりの可能性がある場合に使用されます。

例:

・He might be listening to our conversation.
(もしかしたら彼が私達の会話を聞いているかもしれません。)

・She could be losing the way.
(もしかしたら彼女は道に迷っているかもしれません。)

 

「可能性は全くない」可能性を見込めない場合

ほとんど可能性が見込めない場合、「不可能」を意味する名詞「impossibility」、「不可能である」を意味する形容詞「impossibile」が使用されます。

例:

・There is an impossibility she goes out.
(彼女が外出することは不可能です。)

・It is impossible for him to buy a car.
(彼が車を買うことは不可能です。)

 

また副詞「never」、形容詞「unlikely」も用いられます。

例:

・He never laughs at school.
(彼が学校で笑う可能性はない。)

・It is unlikely that he will be the first place.
(彼が一位になることはありそうもない。)

 

「可能性を広げる」「可能性は無限大」可能性に関連した英語表現を紹介!

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最後に可能性に関連した英語表現を紹介していきます。

まず「可能性を広げる」は「expand the possibility」「open up the possibility」を使用します。

例:

・Getting into a good university means expanding your future possibilities.
(良い大学に行くことは、自分の将来の可能性を広げることを意味します。)

 

「可能性は無限大」「無限の可能性」は「limitless possibilities」「infinite possibilities」と表現します。

例:

・Young people have limitless possibilities.
(若者は無限の可能性を秘めている。)

 

「可能性を探る」は「explore the possibility」「look into the possibility of~」です。

例:

・We have no choice but to explore the possibility of curing her disease.
(私達は彼女の病気を治す可能性を探るしかありません。)

 

「実現可能性」は名詞「feasibility」「realizability」が適しています。

例:

・There is currently no feasibility of human colonization on Mars.
(今のところ、人類が火星に移住するという実現可能性はない。)

 

まとめ:上手に使い分けましょう!

skills

「可能性」という言葉を英語で表現する場合、「possibility」「chance」「potential」などを使用するのが一般的です。

また確信度別に「可能性」を表現する場合、多くの単語を使い分ける必要があります。

関連する英語表現を含め、焦らずに一つずつ丁寧に覚えていきましょう。

 

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Haruka Matsunaga
監修者

Haruka Matsunaga

QQEnglish編集部

言語オタクのHarukaです! 私は日本にいながらにして、英語・広東語・中国語・韓国語を習得しました。英語の資格はTOEIC955点と英検準1級を取得しております。 言語の壁がなくなることで見える世界が大きく広がることを私自身経験してきたので、分かりやすくタメになる記事をお届けすることで、みなさんが世界に羽ばたくお手伝いができたら嬉しいです!

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