英語で「空気が読めない」なんて言うの?
こんにちは、QQEスタッフのReiです。
少し前に空気を読めない「KY」などの言葉が流行りましたが、その場の流れや雰囲気を読んで発言すると言うのは日本では美徳ですね。
この自分の主張よりも周りの人のことを考える日本人特有な考え方のように思われますが、実は英語でも似たような表現があります。
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「空気が読めない」を文章で表現してみよう
「彼は空気が読めない」、まずはこのまま英語にしてみましょう。
・He can’t read air.
このようになりますがこれでは、”air”は吸うものでしょう?読むって何?となってしまい相手には何が言いたいのか伝わりません。
下記のようなものがもっとも「空気が読めない」に相応しい表現になります。
・He can’t read the situation.
・He can’t read between the lines.
最初の文は、「彼は状況が読めない」と直訳することができます。空気が読めてないのが分かりますね。
2つ目の文の中にある”lines”は”story”の”lines”で、こちらは一般的な認識です。話の前後を感じることが出来ないので「行間が読めない=空気が読めない」となります。
そのほか、このように表現することもできます。
・He can’t feel out the situation.(彼はその状況を感じ取れない)
”feel out” は場や人が表現していない何かを感じ取るそんな時に使う表現です。
・He can’t go with the flow.(彼は流れに乗ることができない)
”feel out” は場や人が表現していない何かを感じ取るそんな時に使う表現です。
・He can’t go with the flow.(彼は流れに乗ることができない)
”go with the flow” は自分ではなく場や周りに身を任せることなので、それができていない。これも空気が読めていない状況を表す表現です。
空気が読めない代償として起こることは「場を台無しにする」そんな人を例える表現もあります。
・He is a wet blanket.
火に油を注ぐのが話に乗るのであれば、火に濡れたブランケットをかけて鎮火させる人=物事に否定的で場を白けさせ、計画などに水を差してしまう人のことです。
・He is a party pooper.
”Pooper”=お尻という意味なのですが、その活動を下げてしまう人、そんな意味合いの時に使われます=グループ活動などに消極的で、みんなと一緒に楽しもうとしない人のことです。
「空気が読めない」に使える、その他の単語
・killjoy (座興をそぐ人、興ざめ)
・spoilsport(他人の興をそぐ人、興ざめな人)
これらは他人が楽しい話をしている中で、真面目な発言ばかりしたり、皆と一緒に楽しもうとしない人のことを差します。
・clueless
・dense
どちらも「鈍い」という意味があり、雰囲気や状況を把握するのが鈍い、という意味では「空気が読めない」に近い表現になります。
まとめ
英語では、さまざまな「空気が読めない」の表現方法があるということをお伝えしました。
かつて流行した「KY」という言葉自体、とても日本的で特殊な言葉だと言うことが分かりますね。
自分と異なる角度でものを見る人について、ついついネガティブな見方をしてしまいがちですが、「そんな価値観があるんだ〜」と受け止める寛容さや認める気持ちは大切にしたいですね。