「怖い」は英語でどう言う?「scary」以外の表現も使い分けられるようになろう!
恐ろしい目にあったりお化け屋敷を体験したりする時などに、人は「怖い」という感情を抱きます。
その「怖い」という感情ですが、英語表現では「scary」を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、「怖い」の英語表現は「scary」以外にも多々あります。
今回の記事では、「scary」を含めて「怖い」という気持を表す英語表現について、使い分けができるように意味の違いを解説し、加えて関連表現を紹介します。
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「怖い」という気持ちを表す表現
「怖い」の英語表現は、恐怖を抱いている対象や状況によって使い分けることができます。
まず自分も含めた「人」が「何か」に恐怖を感じる時の英語表現を見ていきましょう。
その場合の「怖い」は、「scared」「afraid」「frightened」などの表現ができます。
<scared>
「scared」は、「怯える」や「ビクビクする」という意味合いで使われる英語表現です。
お化け屋敷に入るのが怖い、吊り橋を渡るのが怖いなどという時に使われます。
「scared of~」で、「~を恐れている」という意味になり、「〜 (be) scared to do」で、「~することを怖がっている」という意味になります。
・he is scared of dogs.
(彼は犬が怖い。)
・He is scared to approach that dog.
(彼はその犬に近づくのを怖がっている。)
<afraid>
「afraid」は、「怖がっている」や「恐れている」という意味合いで使われる英語表現です。
ニュアンスは「scared」に似ていますが、「怖い」という感情を抱かせる要因がどこにあるのかで区別します。
「scared」は外的要因、すなわち自分の外にある対象を怖がる気持ちを表す言葉です。
一方で、「afraid」は感情を抱く人の内的要因、すなわち臆病な性格や過去のトラウマなどを理由に怖がる気持ちを表す言葉になります。
・I’m afraid of snakes.
(私は蛇が怖いです。)
・I am too afraid to touch the snake.
(私は怖くて蛇に触れません。)
ちなみに、「I’m afraid of snakes.」は「I’m scared of snakes.」と表現することも可能です。
しかし、「scared」の文は何か理由があり蛇が怖いと感じるニュアンスがあり、「afraid」を使うと前からずっと蛇を怖いと思っていたという印象が強くなります。
<frightened>
「frightened」は、突発的な出来事に対して「怯える」「怖がる」という意味合いで使われる英語表現です。
目の前に動物が現れてぎょっとしたり、雷が急に落ちて怖かったなどという場合は「frightened」を使いましょう。
「〜 (be) frightened of 〜」という形で「(叙述対象)が~におびえる」という意味になります。
・ I am frightened of spiders.
(私は蜘蛛が怖いです。)
・I was a bit frightened by the sudden thunder.
(突然の雷にちょっとビックリしました。)
何かが「怖い」様子を表す表現
「怖い人」や「不気味な家」など恐怖を与える「何か」を形容する英語表現には、「scary」「frightening」「terrifying」「spooky」「creepy」などがあります。
<scary>
「scary」は、恐怖心を引き起こす出来事や不気味な物などに使われる英語表現です。
ホラー映画やお化け屋敷などの「怖い」対象を形容する時に使います。
「scared」の場合は、「怖い」という感情を抱く人が主語になりますが、「scary」の場合はホラー映画やお化け屋敷など怖く感じる対象物が主語になります。
・That horror movie was very scary.
(あのホラー映画はとても怖かったです。)
<frightening>
「frightening」は、「frightened」と同様に突発的な出来事に対する恐怖を表しており「ぎょっとさせる」や「驚くべき」という意味合いで使われる英語表現です。
・I’ve never heard of such a frightening story before.
(これまでそんな怖い話は聞いたこともない。)
<terrifying>
「terrifying」は、「frightened」よりも強い恐怖を表す英語表現です。
身の毛もよだつような恐ろしい体験や並大抵ではないホラー映画などで感じた「怖い」という感情に対して、「terrifying」が用いられます。
・Second World War was terrifying.
(第二次世界大戦は恐ろしいものでした。)
<spooky>
「spooky」は、恐怖心を掻き立てる場所や物語などに使う英語表現です。
幽霊屋敷や怪談など不気味さや薄気味悪さを感じさせる対象に対して使います。
・I enter the spooky house.
(幽霊屋敷に入る。/ 不気味な家に入る。)
<creepy>
「creepy」は、雰囲気が怖い場所・建物・人に対して使われる英語表現です。
「這う」という意味の動詞「creep」の形容詞形が「creepy」であり、虫が這っているような不気味さやゾッとする感情を表現します。
より不気味な雰囲気を伝えたい時には、「scary」ではなく、「creepy」を使いましょう。
・It was a creepy story.
(不気味な話だった。)
「怖いもの知らず」「怖がり」関連表現を紹介!
「怖い」という感情に関する英語表現には、「怖いもの知らず」「怖がり」のような慣用句も多数あります。
このような表現については、定型の決まり文句があるのでそのまま覚えて使えるようになりましょう。
「怖いもの知らず」は「fear nothing」や「not afraid of anything」などのように表現できます。
・She is not afraid of anything.
(彼女は怖いもの知らずだ。)
直訳すると「彼女は何も恐れない」という意味になり、日本語の「怖いもの知らず」に当たります。
「怖がり」は「scaredy-cat」や「fraidy-cat」という英語表現があります。
「臆病者」や「弱虫」など意気地がない人に対して使う表現です。
ただし、「fraidy-cat」は一般的に子どもを対象として使う表現なので注意しましょう。
・He is such a scaredy-cat.
(彼はなんて怖がりなんだ。)
「恐怖症」には、「-phobia」という英語表現が使われます。
恐怖を抱く対象によって異なる接頭辞を使いましょう。
例えば、ピエロ恐怖症「clownophobia」、視線恐怖症「ophthalmophobia」のようになります。
・I have terrible acrophobia.
(私は極度の高所恐怖症です。)
まとめ:感情や状況に応じた「怖い」の英語表現をを正しく使おう!
この記事では、「怖い」を意味する英語表現・関連表現について紹介してきました。
日本語では「怖い」の一言で幅広い対象への恐怖を表現できますが、英語では状況に応じた使い分けが必要です。
今回紹介した様々な表現をオンライン英会話などで実際に使うことでニュアンスの違いを身につけ、正しく使い分けられるようにしていきましょう!
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